四半期ごとの Exchange の更新: 2016 年 6 月の更新プログラムをリリース


(この記事は 2016 年 6 月 21 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: June 2016 Quarterly Exchange Updates の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Exchange チームは、Exchange Server 2016 と Exchange Server 2013 の累積更新プログラムの最新版を公開しました。今回の更新プログラムには、お客様からご報告いただいた問題についての通常の修正に加えて、最新の機能も含まれています。Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 2Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 13 は、Microsoft ダウンロード センターで入手可能です。

.Net 4.6.1 のサポート

今回の更新プログラムでは、Exchange Server 2016 および 2013 で .Net 4.6.1 がサポートされました。Exchange を削除しなくても、.Net 4.5.2 を実行しているサーバーを .Net 4.6.1 にアップグレードできます。.Net Framework をアップグレードする前に、Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 2 または Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 13 を適用することをお勧めします。累積更新プログラムを適用する場合と同様に、アップグレード時はサーバーをメンテナンス モードに設定してください。なお、.Net 4.6.1 のサポートには、.Net のリリース後に公開された以下の修正プログラムも必要になります。

注意: .Net 4.6.1 をインストールすると、既にインストールされている .Net 4.5.2 が置き換えられます。更新された .Net 4.6.1 からロールバックする場合には、.Net 4.5.2 の再インストールが必要です。

AutoReseed での BitLocker のサポート

Exchange 2013 の累積更新プログラム 13 および Exchange 2016 の累積更新プログラム 2 以降では、AutoReseed の Disk Reclaimer 機能で BitLocker がサポートされます。この機能は既定では無効になっています。この機能を有効化する方法の詳細については、ブログ記事「Exchange サーバーで BitLocker を有効化する方法」をご覧ください。

自己署名証明書での SHA-2 のサポート

New-ExchangeCertificate コマンドレットが更新され、Exchange によって作成されるすべての自己署名証明書について SHA-2 証明書が生成されるようになりました。このコマンドレットでは、既定で SHA-2 証明書が作成されます。既存の証明書が自動的に再生成されることはありませんが、新しくインストールされるサーバーでは既定で SHA-2 証明書が生成されます。必要に応じて、以前のリリースで生成された SHA2 以外の既存の証明書を置き換えることも可能です。

最新のパブリック フォルダーへの移行に関する問題の解決

KB3161916 で報告された問題が解決されました。

Get-ExchangeServer コマンドレットの変更

Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 2 では、Exchange 2016 の ServerRole 定義 (Mailbox または Edge) を反映するように Get-ExchangeServer コマンドレットが更新されました。リモート PowerShell (RPS) の動作により、ServerRole 定義の出力は、RPS セッションをホストしているサーバーのバージョンに基づいて行われます。たとえば、累積更新プログラム 2 のエンドポイントでは、組織内のすべてのサーバーについて累積更新プログラム 2 の ServerRole 定義が出力されます。サーバーの機能を確認するためには、必要に応じて、Exchange Server オブジェクトの特定のサービスに割り当てられたプロパティを使用する必要があります。たとえば、スクリプトを利用して ServerRole の出力から ClientAccess をインストールする必要性を判断している場合、代わりにコマンドレットの出力で IsClientAccessServer プロパティを確認する必要があります。以下は出力の例です。

[PS] C:\Windows\system32>$MyServer = Get-ExchangeServer EXHV-9895

[PS] C:\Windows\system32>$MyServer.ServerRole

Mailbox

[PS] C:\Windows\system32>$MyServer.IsClientAccessServer

True

[PS] C:\Windows\system32>

マウントされた .ISO からインストールした場合に英語の UI が表示される問題について

.ISO をマウントし、マッピングされたドライブから Exchange をインストールした場合、セットアップ時に各国語の UI が表示されない問題を確認しています。各国語の UI によるセットアップを希望される場合は、回避策として、マウントされた .ISO からローカルの OS ドライブにファイルをコピーして、マウントされた .ISO ではなくローカルの OS ドライブから SETUP を実行してください。この問題については、解決に向けて取り組んでおり、今後の累積更新プログラムで修正される予定です。

リリースの詳細

各リリースの詳細については、下記のサポート技術情報の記事をご覧ください。

Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 2 では、Active Directory のスキーマに関する更新が実施されています。インストール時にアクセス許可および Active Directory の要件が満たされた場合、これらの更新はセットアップ中に自動的に適用されます。Exchange 管理者に Active Directory のスキーマを更新する権限が付与されていない場合、最初の Exchange サーバーに累積更新プログラム 2 をインストールする前にスキーマ管理者が SETUP /PrepareSchema を実行する必要があります。また、Exchange 管理者も SETUP /PrepareAD を実行し、RBAC ロールが適切に更新されたことを確認することをお勧めします。

Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 13 では、Active Directory の更新が実施されていませんが、既存の構成に RBAC 定義が新たに追加される可能性があります。そのため、サーバーを累積更新プログラム 13 にアップグレードする前に、PrepareAD を実行することをお勧めします。セットアップ処理によって PrepareAD を実行する必要性が検出され、ログオン ユーザーに十分なアクセス許可が付与されている場合には、サーバーの初回アップグレード中に PrepareAD が自動的に実行されます。

追加情報

マイクロソフトでは、更新プログラムをテスト環境で展開し、運用環境でインストール プロセスが適切に動作するかどうかを確認していただくことをすべてのお客様に推奨しています。Active Directory のスキーマ拡張と構成の詳細については、TechNet で該当するドキュメントを参照してください。

また、インストールに関する問題を回避するために、アップグレードまたはインストール対象のサーバー上で Windows PowerShell スクリプトの実行ポリシーを “Unrestricted” に設定してください。ポリシー設定を確認するには、アップグレード対象のコンピューターで PowerShell から Get-ExecutionPolicy コマンドレットを実行します。ポリシーが Unrestricted に設定されていない場合は、KB981474 (機械翻訳) に記載されている回避策に従って設定を行ってください。

要確認: ハイブリッド展開でご利用のお客様

ハイブリッド展開 (オンプレミスとクラウドの両方で Exchange を展開) でご利用のお客様、および Exchange Online Archiving (EOA) をオンプレミスの Exchange 展開でご利用のお客様は、最新 (CU13) または前バージョン (CU12) の累積更新プログラムを展開する必要があります。

Exchange 2016 の最新情報や製品に関する発表については、「Exchange 2016 の新機能」および「Exchange 2016 のリリース ノート」をご覧ください。また、Exchange Server 2013 の最新情報については、TechNet の「Exchange 2013 の新機能」の記事、リリース ノート、および製品ドキュメントをご覧ください。

注意: このブログ記事が投稿された時点では、ドキュメントの内容は完全ではない可能性があります。

Exchange チーム

 

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