System Center Operations Manager で Exchange Server 2016 を監視する


(この記事は 2016 年 6 月 13 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Monitoring Exchange Server 2016 with System Center Operations Manager の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Exchange Server 2016 の展開準備を進めているお客様から Exchange Server 2016 用 System Center Operations Manager (SCOM) (英語) Management Pack のリリース時期についてお問い合わせを頂いていますが、Exchange Server 2016 Management Pack をリリースする予定はありません。

この記事で、詳細についてご説明します。

データセンターで得た教訓: 可用性管理 (英語)」の記事で説明したように、Exchange Server の監視方法が Exchange Server 2013 から大幅に変更されました。可用性管理機能の リリースにより Exchange に自己復旧機能が実装され、監視システムは簡素化されて、コンソールでシステムの正常性の状態を赤/緑で表示するだけになりました。Exchange の可用性管理機能はシステムをネイティブに監視し、予想外の事態が発生した場合は修正処理を実行します。Management Pack (MP) の役割は縮小し、現在は可用性管理プローブやモニター、レスポンダーの活動をリッスンし、システムの正常性を示すデータを管理コンソールに送信したり、可 用性管理機能が修正できない場合には管理者に通知したりする役割を担っています。新しいバージョンでは、Management Pack を使用して修正処理を開始する場合の通知は削除されています。

可用性管理機能は Exchange Server 2016 にも引き継がれていて、Office 365 データ センター内部で 3 年間運用された実績が活かされています。Exchange Server 2016 でインストールされるバージョンには、Exchange チームが Office 365 の運用経験から得た教訓に基づいた機能強化が実装されています。MP が管理コンソールにイベントを送信する機能は変更されていません。Exchange Server 2013 に付属しているバージョンの MP は、Exchange Server 2016 でもそのまま使用できます。Exchange Server 2016 を展開すると、監視インフラストラクチャをまったく変更することなく、強化された可用性管理機能のメリットを活用できます。

MP のバージョンを更新しない唯一のデメリットは、Exchange Server 2016 を実行しているサーバーのコンソールで専用のグループを作成できないという点です。コンソールは当然ながらすべてのバージョンの Exchange Server で表示できるため、任意のサーバーにインストールされている Exchange のバージョンは簡単に確認できます。

機能の 説明は以上です。マイクロソフトは、機能強化が実施されていない複数バージョンの MP を展開し維持するよりも、Exchange Server 2013 (またはそれ以降) に向けて開発された非常にシンプルな MP をそのまま使用することを選択しました。Exchange Server 2010 から移行されるお客様には、可用性管理機能とシンプルになった MP の連携により、Exchange Server 2010 と比べ、相関エンジンのエクスペリエンスと SCOM に大きく依存したアプローチが大幅に改良されていることを実感していただけます。

Exchange チーム

 

※ 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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