EWSEditor で OAuth を使用する


こんにちは、Exchange サポート チームの小間です。
以下のブログ記事でご紹介しているように、オープン ソースで開発されている EWSEditor 1.14 で OAuth を使用できるようになりました。

TITLE: EWSEditor 1.14 Released
URL: https://blogs.msdn.microsoft.com/webdav_101/2016/04/02/ewseditor-1-14-released/

Exchange Online では EWS 接続に OAuth を使用することができますので、独自開発した EWS アプリケーションのトラブル シューティングなどに EWSEditor も活用できるようになります。
しかしながら、OAuth を使用するには Azure Active Directory にアプリケーションを登録する必要があります。そのため、今回の記事ではアプリケーションの登録方法と、EWSEditor の設定方法をご紹介します。

なお、Azure Active Directory を使用するため、今回の記事は Office 365 (Exchange Online) のテナントをお持ちで、かつ管理者アカウントで Microsoft Azure のサブスクリプションも有効化されている方を対象にしています。

アプリケーションの登録

1. 以下の URL から、Office 365 の管理者アカウントで Microsoft Azure の旧ポータルにサインインします。
https://manage.windowsazure.com/

2. 左ペインから [ACTIVE DIRECTORY] をクリックします。
3. Office 365 で使用しているディレクトリが表示されますのでクリックします。

  

4. [アプリケーション] タブに移動します。
5. 画面下部の [追加] をクリックします。

  

6. ウィザードが開始します。[組織で開発中のアプリケーションを追加] をクリックします。

  

7. 任意のアプリケーションの名前を入力します。[種類] は [ネイティブ クライアント アプリケーション] を選択します。

  

8. [リダイレクト URI] を入力します。必ずしも実際にアクセスできる必要はないため、ここでは localhost を使用しています。

  

9. アプリケーションの追加が完了したら、[構成] タブに移動します。
10. 表示されている [クライアント ID] と、先ほど入力した [リダイレクト URI] を控えておきます。

  

11. 同じページの下に [他のアプリケーションに対するアクセス許可] がありますので、[アプリケーションの追加] をクリックします。

 

12. [Office 365 Exchange Online] を追加します。

 

13. Office 365 Exchange Online のデリゲートされたアクセス許可から [Access mailboxes as the signed-in user via Exc…] をオンにします。

 

14. ページ下部の [保存] をクリックします。

以上で、Azure Active Directory へのアプリケーションの登録は完了です。


EWSEditor で OAuth を使用する

1. 以下のページから EWSEditor をダウンロードして起動します。OAuth をサポートするのはバージョン 1.14 からのため、ここでは バージョン 1.14 を使用します。

TITLE: EWSEditor
URL: https://ewseditor.codeplex.com/

2. About ページが表示されるので [OK] をクリックします。
3. [File] - [New Exchange Service] をクリックします。
4. [Use Autodiscover or use Exchange Web Service URL directly] から [Service URL] を選択します。URL は [365] をクリックすると自動で入力されます。
5. [EWS Schema Version] は最新のもの ([Exchange 2016]) を選択します。
6. [Use oAuth] を選択し、以下の画面ショットを参考に入力します。
・ Redirect URI : アプリケーション登録時に指定したリダイレクト URI。
・ Client App ID : アプリケーションのクライアント ID。
・ Server Name : https://outlook.office365.com
・ Auth Authority : https://login.windows.net/<Office 365 テナント名> (「https://login.windows.net/contoso.onmicrosoft.com」のようになります。)

  

7. [OK] をクリックすると、Office 365 のサインイン画面が表示されます。Office 365 のユーザーでサインインします。
8. 問題なく認証されると「Do you want to automatically add the mailbox root to the tree view?」と確認が表示されます。ここでは、正しく通信できるかどうかの確認のために [はい] をクリックします。
9. フォルダー階層が表示されます。

以上で、OAuth を使用した EWSEditor の使用方法の紹介は終了です。
認証が OAuth になるのみで、EWS の通信は他の認証と同じように使用できます。

今後も当ブログおよびサポート チームをよろしくお願いいたします。

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