Exchange 2013 にて、オンライン モードの Outlook でアドレス帳のフリガナ検索を有効化する方法


Exchange 2013 CU12 がリリースされました。
多数の修正が含まれていますが、日本のお客様にとって重要な修正がありますのでご紹介します。
これまで Exchange 2013 は、Outlook をオンライン モードで使用したときに、アドレス帳の中でフリガナを使用した検索が利用できませんでした。
キャッシュ モードでオフライン アドレス帳を利用している場合、OAB に追加されているアドレス帳ではフリガナを利用した検索が可能です。その場合でも、OAB に追加されていないアドレス帳ではフリガナは使用できません。それらのアドレス一覧へのアクセス時は、ダウンロードした OAB ではなく Exchange 2013 を経由してグローバル カタログにアクセスするため、オンライン モードと同じ動作になるからです。

日本の人名は同じ漢字でも複数の読み方がありますので、お客様によっては、漢字の表示名順に並んでいるアドレス帳の並びを制御するために、表示名の先頭に「あいうえお」などの文字を挿入して運用する場合もあるかと思います。
その問題を解決するため、Exchange 2010 では

  • Active Directory ユーザーとコンピューターのフリガナプロパティページ
  • set-userコマンドの-phoneticdisplaynameオプション

でAD の msDS-PhoneticDisplayName 属性にフリガナを設定することでアドレス帳のエントリーをフリガナ順に表示できていましたが、Exchange 2013 では利用できなくなっていました。

Exchange 2013 CU12 でこの問題が修正され、日本語の Outlook をお使いの場合はアドレス帳がフリガナ昇順に並ぶようになりました。
しかし、CU12 をインストールしただけではアドレス帳の表示はこれまでと同様に表示名順のままで、フリガナでの検索も有効化されません。
機能を有効化するためには、日本語の Outlook を利用するユーザーのメールボックスがあるメールボックスサーバーにて以下の手順でレジストリを設定し、Microsoft Exchange RPC Client Access サービスを再起動します。

レジストリの設定とフリガナ機能の有効化

1. CU12 をインストールしたメールボックス サーバーでレジストリ エディターを開きます。
2. 以下のキーまで移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeAB

3. MSExchanegAB キー配下に Parameters キーを作成します。
4. Parameters キー配下に以下の値を作成します。

   値の名前 : EnablePhoneticSort
   値の型 : DWORD (32 ビット) 値
   値 : 1

 

5. Microsoft Exchange RPC Client Access サービスを再起動します。

設定の確認方法

フリガナが利用可能になったかどうかは、オンライン モードの Outlook でアドレス帳を開くことで確認できます。
フリガナが利用できる場合、「フリガナ」列に△マークが表示されます。
フリガナが利用できない場合、アドレス帳の「名前」列に△マークが表示されます。
もし、正しく設定しているにも関わらずフリガナ列に△マークが付かない場合、Exchange 2013 が参照しているグローバル カタログ サーバーがフリガナを使用したインデックスを持っていないことが原因かもしれませんので、文末の参考情報の KB もご一読ください。

● フリガナ検索が無効

● フリガナ検索が有効

参考情報

Outlook 2007 以降のバージョンでグローバル アドレス帳を参照すると、内容が表示されない
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2532293

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