パフォーマンス チームに聞く: Exchange 2016 展開環境のサイジング


(この記事は 2015 年 10 月 15 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Ask the Perf Guy: Sizing Exchange 2016 Deployments の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

タイトルをご覧になって、またしてもサイジングに関する途方もなく長いブログが始まるのか… と思われたかもしれませんが、ご安心ください。今回は違います。Exchange 2016 のサイジング プロセスについてきちんと把握したい場合には、Exchange 2013 展開環境のサイジングに関する以前の記事 (英語) をご覧ください。全体的なプロセスは Exchange 2013 と実質的に変わりません。ただし、重要な注意事項があります。それは、Exchange 2016 では CAS ロールが廃止されたため、マルチロール展開環境のサイジング プロセスに従う必要がある点です。

サイジングの公式の入力値は、Exchange 2013 と Exchange 2016 でほとんど変わりません。つまり、Exchange 2013 のサイジング ガイドに記載された IOPS 要件、メモリ要件、その他すべての値を Exchange 2016 でも引き続き使用します。ただし、1 種類だけ変更される入力値があります。

プロセッサ要件

Exchange 2016 では、(Exchange 2013 と比較して) プロセッサ要件が若干向上しています。これは、Exchange 2016 がまだリリースされて間もなく、現在も運用環境におけるパフォーマンスについて模索中であるためです。このように CPU 要件を若干向上させることにより、予期しない問題に対応するヘッドルームが生じます。この値は、社内の展開環境やお客様からのフィードバックに基づいて、将来的に変更される可能性があります。SPECint_rate2006 のベースライン値は、Exchange 2013 のサイジング ガイドに記載された値を引き続き使用します (33.75/コア)。

メールボックスあたりの 1 日の送受信メッセージの件数

ユーザーあたりのサイクル (単位: 百万)、アクティブ DB コピーまたはスタンドアロン

ユーザーあたりのサイクル (単位: 百万)、パッシブ DB コピー

50

2.99

0.70

100

5.97

1.40

150

8.96

2.10

200

11.94

2.80

250

14.93

3.50

300

17.91

4.20

350

20.90

4.90

400

23.88

5.60

450

26.87

6.30

500

29.85

7.00

 

上記の変更は、Exchange Server Role Requirements Calculator (英語) バージョン 7.8 以降に反映されています。

 

システムのスケーラビリティ

以前に投稿した Exchange 2013 で推奨される最大コア数および最大メモリ サイズ (英語) のガイドは、Exchange 2016 にも適用できます。引き続き Exchange Online に使用するハードウェア プラットフォームの機能強化に取り組む中で、このガイドも更新する予定ですが、現時点では既存の推奨事項に沿って導入計画を立てていただくことをお勧めします。

 

まとめ

過去の Exchange バージョンのサイジング プロセスに精通されている方は、Exchange 2016 でも簡単にサイジングを行うことができます。他の新規バージョンと同様に、段階的なロールアウトを計画し、ソリューションの正常性とパフォーマンスを注意深く監視してください。製品のサポート期間中に Exchange 2016 のパフォーマンスおよびスケーラビリティに関するガイドが変更になることが予想されますので、今後もぜひ Exchange チーム ブログで公開される最新情報に引き続きご注目ください。

 

Jeff Mealiffe

プリンシパル PM マネージャー

Office 365 カスタマー エクスペリエンス担当

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