本日よりExchange Server 2016を提供開始: ~クラウドから生まれた次世代メッセージングプラットフォーム~


(この記事は 2015 年 10 月 1 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Exchange Server 2016: Forged in the cloud. Now available on-premises. の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Exchange Server 2016 がリリースされ、本日からダウンロードしていただけるようになりました。Exchange 2013 をリリースしてから 3 年近く、マイクロソフトでは Exchange にさらに磨きをかけ、より完成度の高い製品を作り上げるために取り組んできました。このたび Exchange の最新バージョンを皆様にお届けできるはこびとなり、たいへん嬉しく思っています。Exchange 2016 は、完全にクラウド上で進化を重ね、構築されているという点において従来のバージョンと異なります。Office 365 のメールボックスで既に多数のユーザーにご活用いただいている機能が、今回のリリースを通じてオンプレミス環境のユーザーの皆様にも提供されるようになります。

こちらのビデオで主な機能をご紹介しています。

メールは現在もビジネス コミュニケーションの中で重要な地位を占めていて、業務を行ううえで最も必要性の高いツールです。このため、現在のビジネス ニーズに適合した最新のメッセージング インフラストラクチャが欠かせません。メールやその他のコミュニケーションの量は増加し続けており、受信トレイや予定表、業務中の他のユーザーとのやり取りなどの中から重要な事項を簡単に見つけ出せるツールが求められています。また、メールのデータ量が増大するにつれ、IT 部門はそのデータの維持、管理、保護にまつわる作業を行う必要が生じています。

このような課題に対応するために、マイクロソフトは Exchange と他の Office 製品の統合を進め、企業の生産性と共同作業の効率を向上できるようにしました。今回のバージョンでは、重要なメッセージだけに注目でき、作業効率を高め、様々なデバイスでより多くの作業を行えるようにするための新機能を実装することで、メールの管理を簡素化しました。また、Exchange のアーキテクチャを簡素化し、高度な復旧機能を導入しました。さらに、組み込みのコンプライアンス ツールを改良してデータの保護と保持機能を強化しました。

Exchange 2016 はデータ損失防止 (英語)可用性管理ストレージ障害からの自動回復、Web ベースの Exchange 管理センターなどの Exchange 2013 で新しく導入された機能をベースに構築されていて、さらにさまざまな機能強化が実施されています。ここからは、Exchange 2016 で新しくなったポイントを見ていきましょう。

  • さらに便利になった共同作業: Exchange 2016 では、ドキュメントの共有を簡素化しバージョン履歴を管理する手間を省くために、ファイル添付の新しいアプローチを採用しました。Outlook 2016 や Outlook on the web と同様に、従来のような添付ファイルとしてではなく SharePoint 2016 (現在はプレビュー版を提供中) や OneDrive for Business へのリンクをドキュメントの代わりに添付できるようになるので、共同編集やバージョン管理を効率化できます。

  • ブラウザ版Outlook の改良: 様々なデバイスでクラス最高の Web エクスペリエンスをご利用いただくために、Outlook on the web に大幅な改良を施しました。新機能として一括処理、ピン留め、直前の動作を元に戻す、インライン返信、受信トレイの 1 行表示、新しいテーマ、絵文字が導入され、HTML のレンダリングも強化されています。

  • 検索機能の改良: 新たに非常に高速な検索アーキテクチャを導入したことで、より正確で完全な検索結果が得られるようになりました。Outlook 2016 は Exchange 2016 バックエンドのパワーを使用するよう最適化されているため、新旧のメールの中から必要な情報を素早く検索できます。また、検索候補、連絡先の候補、結果の絞り込み、予定表イベントの検索など、さらにインテリジェントな機能が拡充されています。

  • 拡張性の大幅な強化: デスクトップ版 Outlook および Outlook on the web のアドイン モデルが拡張され、開発者は作成した機能を Outlook のエクスペリエンスに直接組み込めるようになりました。これにより、メッセージや会議の本文テキストを強調表示したり、閲覧中や編集中のメール本文やや会議リクエストを右側のタスク ウィンドウに表示したり、Outlook リボンにボタンやドロップダウン オプションを追加するといったように、新しい形でアドインと UI コンポーネントを統合できるようになりました。

  • eDiscovery: Exchange 2016 ではeDiscoveryに関する主要機能が改良され、大幅に高速化されると共に、よりスケーラブルになりました。非同期の新しい検索アーキテクチャでは、処理が複数サーバーに分散され、耐障害性が強化されているため、信頼性が向上しました。また、パブリック フォルダーのコンテンツを検索、保持、エクスポートできるようになりました。

  • アーキテクチャの簡素化: Exchange 2016 のアーキテクチャは Office 365 の Exchange Online の展開方法を反映しており、Exchange 2013 のものからさらに進化し洗練されています。今回のバージョンでは、統合型のメールボックスとクライアント アクセス サーバー ロールにより、自社設置型での展開やハイブリッド展開の計画とスケールが簡単に行えます。Exchange 2013 との共存や名前空間の計画作成も簡素化されています。

  • 高度な可用性: データベースの整合性検出などの自動復旧機能の強化により、Exchange の可用性を従来よりも簡単に向上できます。Exchange 2013 の累積更新プログラムによる多くの改善と、Office 365で培った安定性と信頼性がExchange Server 2016の安定性とパフォーマンス強化に還元されています。

この記事では、最新バージョンの注目ポイントをご紹介しました。TechNet の Exchange 2016 のドキュメントおよび製品ガイド (英語) ではすべての新機能をご確認いただけます。また、さらに詳細な内容については、Exchange チームのメンバーによる主な機能のデモを収録したこちらの短編ビデオをご覧ください。

Exchange 2016 では Exchange 2013 と同じく累積更新プログラム (CU) が 3 か月ごとに提供され、不具合の修正、製品の改良、および Office 365 の一部の新機能が実装されます。CU には、パッシブ コピーからの検索インデックスの取得機能など、オンプレミス環境に適用するためにさらなる改良や検証が必要とマイクロソフトが判断した機能が含まれます。CU の初回提供は 2016 年第 1 四半期に予定されています。

Exchange 2016 をすぐにご利用になりたい方は、マイクロソフトのダウンロード センターからダウンロードして、全機能を搭載した評価版を 180 日間をお試しいただけます。また、多くの方がさらなる詳細情報を心待ちにしていると思いますので、今後数週間にわたり Exchange チーム ブログで Exchange 2016 の詳細をご紹介をするブログ シリーズをお届けする予定です。どうぞご期待ください。

マイクロソフトの Technology Adoption Program にご参加いただいた方々、パブリック プレビューをダウンロードいただいた方々には、この場を借りて深く感謝申し上げます。また、今回リリースしましたバージョンも、継続的にさらに改良してまいりますので、皆様のご意見をお聞かせいただけますと幸いです。キング・サウード大学の皆様には多大なご協力を賜り、Exchange Server 2016 についての記事 (英語) をお寄せいただきましたので、こちらもぜひお読みください。

皆様に Exchange Server 2016 をご活用いただけますと幸いです。

Exchange チーム

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