Exchange Server 2010 における ECP アクセス時の IE 表示遅延


Exchange Server ご利用の皆様

下記いずれかの Internet Explorer(IE) 用のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、IE のバージョンによらず以下の問題が発生することを複数のお客様よりお問い合わせをいただいております。

[環境]
Exchange Server 2010

[前提]
以下のいずれか、もしくは両方の更新が IE を利用するクライアントに適用されている。

Title: [MS15-032] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2015 年 4 月 14 日)
URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3038314

Title: [MS15-043] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2015 年 5 月 12 日)
URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3049563

[現象]
・ECP 仮想ディレクトリへアクセスし、メールボックスや配布グループを表示させると、IE がハングした状態となり、表示まで数分から数十分かかる

※補足: 上記現象は、以下のような表形式の画面の表示を伴う作業を行う際に発生します。
・OWA へ接続し、[オプション] – [すべてのオプションを表示] を行った後、[グループ]をクリックする (管理対象が “自分” の場合)
・OWA へ管理者アカウントにて接続し、[オプション] – [すべてのオプションを表示] を行った後、ウィンドウ上部の [オプション:] の “自分の管理” をクリックし、管理対象を ”組織” に変更する

※現象発生時の画面例:


[対処策]
下記 2015 年 6 月の IE 用のセキュリティ更新プログラムを適用することで、本事象が回避されます。

// 修正が含まれる更新プログラム MS15-056 (KB3058515) の技術情報です。
———————————–
Title: MS15-056: Cumulative security update for Internet Explorer: June 9, 2015
URL: https://support.microsoft.com/en-us/kb/3058515

// MS15-056 (KB3058515) のダウンロード サイトです。
———————————–
Title: マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-056 – 緊急
URL: https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-056
※ Windows Update でも配信されております。

// 本件の問題についての技術情報です。
———————————–
Title: HTML table content renders slowly in Internet Explorer
URL: https://support.microsoft.com/en-us/kb/3066267


上記更新プログラムの適用が行われていない場合の暫定対処として、IE 起動時に、ドキュメント モードを IE8 標準以上のバージョンを指定することで、本現象が回避することを確認しております。
しかしながら、グループのメンバー追加時などにポップアップした子ウィンドウに対しては、指定したドキュメント モードが適用されないため、回避に至りませんのでご注意下さい。

<ドキュメント モードの指定手順>
1. IE を起動し、F12 キーを押します。
2. ウィンドウ下部に追加表示されたメニューから、”ドキュメント モード” をクリックします。
3. “Internet Explorer 8 標準” もしくは 8 以上のバージョン (例: Internet Explorer 9 標準) を選択します。

※補足: 以下に IE9 および IE11 におけるドキュメント モードの設定画面を例としてご案内いたします。

==============
Internet Explorer 9
==============

==============
Internet Explorer 11
==============


Skip to main content