Exchange 2010 管理パックで発生する HTTP 接続関連のアラートについて


こんにちは、Exchange サポート チームの上地です。

今回は、SCOM 2007 R2 用 Exchange 2010 管理パックで発生する、HTTP 接続関連のアラートが多発してしまう事象についてご紹介いたします。

Exchange 2010 管理パックを使用して Exchange 2010 の監視を行っていると、Exchange の構成によっては、「自動検出による HTTP 接続」や「ローカル サーバーへの HTTP 接続」といった、アラートが上がることがあります。

たとえば、下記のようなアラートが出力されます。

————————————–
名前: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – アドレス帳エラー (NSPI)

アラートの説明:
テスト ユーザー ‘/o=FABRIKAM/ou=Exchange Administrative Group (FYDIBOHF23SPDLT)/cn=Recipients/cn=extest_098f09fe148a4d5c’ によってプロトコル ‘ncacn_http’ を介して・タ行されたテスト手順 GetProfileDetails が、エラー ‘1722(RPC サーバーを利用できません。)’ で失敗しました。実行中のインスタンス コンテキストの詳細情報: ‘User = ‘extest_098f09fe148a4’, Server = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’, UseHttp = ‘True”。 例外: ‘Microsoft.Exchange.Monitoring.NSPIOperationException: NSPI 操作に失敗しました。操作 = ‘<Bind>b__4’、ReturnValue = ‘1722’、サーバー = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’、ユーザー = ‘/o=FABRIKAM/ou=Exchange Administrative Group (FYDIBOHF23SPDLT)/cn=Recipients/cn=extest_098f09fe148a4d5c’。
   場所 Microsoft.Exchange.Monitoring.NspiClientWrapper.NspiCall(Func`1 nspiCall)
   場所 Microsoft.Exchange.Monitoring.AddressbookTask.GetProfile()’
詳細: ターゲット サイト = ‘fabrikam.local/Configuration/Sites/Default-First-Site-Name’
詳細: ターゲット ドメイン = ‘fabrikam.local’
詳細: ターゲット ユーザー = ‘extest_098f09fe148a4@fabrikam.local’
詳細: 解決サーバー。サーバー名 = ‘EX2010ALL’、サーバー FQDN= ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: インストールされたサーバー証明書の件名を取得しました: 。
詳細: コマンドレットは、RpcTestType に基づいて、このサーバーを参照点として使用するエンドポイントを動的に参照する必要があります。
詳細: ターゲット クライアント アクセス サーバー = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: コマンドレットは、RpcProxyTestType に基づいて、このサーバーを参照点として使用するエンドポイントを動的に参照する必要があります。
詳細: ターゲット クライアント アクセス サーバー = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: 接続パラメーターを使用: ‘fabrikam.local\extest_098f09fe148a4: RpcProxy/RPC-over-HTTP, [EX2010ALL.fabrikam.local/Basic]’
詳細: 次の URL の RpcProxy に Ping しています: https://EX2010ALL.fabrikam.local/rpc/RpcProxy.dll。
詳細: RPC エンドポイント = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: RPC エンドポイント = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: RPC エンドポイント = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: RPC エンドポイント = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: RPC エンドポイント = ‘EX2010ALL.fabrikam.local’
詳細: 接続パラメーターを使用: ‘fabrikam.local\extest_098f09fe148a4: Rfri/RPC-over-HTTP, [EX2010ALL.fabrikam.local/Basic], [EX2010ALL.fabrikam.local/Negotiate]’
詳細: メールボックス: ‘fabrikam.local\extest_098f09fe148a4’、所有者: ‘/o=FABRIKAM/ou=Exchange Administrative Group (FYDIBOHF23SPDLT)/cn=Recipients/cn=extest_098f09fe148a4d5c’
詳細: アドレス帳の操作 = ‘GetNewDSA’、入力 = ‘userLegacyDN’、入力値 = ‘/o=FABRIKAM/ou=Exchange Administrative Group (FYDIBOHF23SPDLT)/cn=Recipients/cn=extest_098f09fe148a4d5c’
詳細: Microsoft.Exchange.Rpc.ServerUnavailableException: Error 0x6ba (RPC サーバーを・・pできません。) from cli_RfrGetNewDSA
(省略)
———————————–

 

この HTTP 接続に関するアラートは、Outlook Anywhere の監視機能によって出力されるアラートです。
Exchange 2010 上で Outlook Anywhere を構成していない場合であっても、Outlook Anywhere 関連の監視機能が有効である場合は、上記のようなアラートが出力され続けます。
Outlook Anywhere 関連のモニタとルールは、既定で有効となっておりますので、Outlook Anywhere を構成する要件がない場合は、これらのモニタとルールについても無効にしていただく必要がございます。

しかし、POP や IMAP などの場合と違い、Outlook Anywhere については、どのルールを停止すべきなのか、わかりにくいと思います。

2013/2/14 日現在、Exchange 2010 管理パックの最新のバージョンは 14.3.38.4 ですが、このバージョンで無効にすべき Outlook Anywhere 関連のモニタとルールは、下記の通りとなります。

無効化するモニタの一覧
———————————–
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC over HTTP エラー (ログオン)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – アドレス帳エラー (NSPI)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – アドレス帳エラー (ABREF)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – 自動検出エラー
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (接続)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (ログオン)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC over HTTP が失敗しました (RpcProxy)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – アドレス帳エラー (NSPI)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – アドレス帳エラー (ABREF)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (接続)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (ログオン)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: Test-OutlookConnectivity (内部) コマンドレットを実行できませんでした。
KHI: ローカル サーバー上の Outlook のパフォーマンス障害 (RpcProxy) – RPC-over-HTTP を経由した Outlook 接続で接続問題が発生している可能性があります。

無効化するルールの一覧
———————————–
スクリプト パフォーマンス コレクション: 実行: Test-OutlookConnectivity 診断コマンドレット (内部)
スクリプト パフォーマンス コレクション: 実行: Test-OutlookConnectivity 診断コマンドレット (自動検出)
スクリプト パフォーマンス コレクション: 実行: Test-OutlookConnectivity 診断コマンドレット (エンタープライズ内部)
スクリプト パフォーマンス コレクション: 実行: Test-OutlookConnectivity 診断コマンドレット (エンタープライズ自動検出)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC over HTTP エラー (ログオン)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – アドレス帳エラー (NSPI)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – アドレス帳エラー (ABREF)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – 自動検出エラー
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (接続)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (ログオン)
KHI: 自動検出による HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC over HTTP が失敗しました (RpcProxy)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – アドレス帳エラー (NSPI)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – アドレス帳エラー (ABREF)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (接続)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – RPC クライアント アクセス エラー (ログオン)
KHI: ローカル サーバーへの HTTP 接続 – 予期しない例外
KHI: Test-OutlookConnectivity (内部) コマンドレットを実行できませんでした。
KHI: ローカル サーバー上の Outlook のパフォーマンス障害 (RpcProxy) – RPC-over-HTTP を経由した Outlook 接続で接続問題が発生している可能性があります。

なお、モニタやルールの停止の手順は下記の通りです。

モニター / ルールの無効化手順
———————————————-
1. オペレーション コンソールより、[作成] を開きます。
2. 画面左のツリーより、[作成] – [管理パック オブジェクト] – [モニタ] を開きます。
3. 検索対象に無効化対象のモニタ名を入力し、[検索開始] をクリックします。
4. 対象のモニタが表示されることを確認します。
5. モニタを右クリックし、[プロパティ] を開きます。
6. [上書き] タブより [上書き] – [クラス xxx の全てのオブジェクト] をクリックします。
7. [上書き] にチェックを入れ、[上書き値] を “偽” に変更します。
8. [グループに含める管理パックの選択] より、適当な管理パックを新規に作成し、選択します。(2 つ目以降は、この新規作成した管理パックを選択します。)
9. [適用] をクリックします。
10. [OK] をクリックして画面を閉じます。

以上、Exchange 2010 管理パックを使用して、Exchange 2010 を監視していただく際には、ご注意いただければと思います。

今後も当ブログ及びサポート チームをよろしくお願いいたします。


Skip to main content