Lync 2010 と Exchange の連携についての初期トラブルシュート


こんにちは。Lync サポートチームの久保です。

今回は、Lync 2010 と Exchange の連携についてご紹介いたします。
Lync 2010 は、EWS および MAPI で Exchange と接続します。

接続状況については、[構成情報] を確認することで簡単に確認することが可能です。
EWS および MAPI の接続に問題が発生している場合は、様々な問題が発生いたします。

Lync 2010 は、EWS および MAPI で Exchange と接続します。
接続状況については、[構成情報] を確認することで簡単に確認することが可能です。
EWS および MAPI の接続に問題が発生している場合は、様々な問題が発生いたします。

[構成情報] は Lync アイコンを Ctrl を押しながらクリックすることで表示可能です。

上記の赤枠にて確認可能です。その他にも様々な情報がありますので是非活用ください。

Exchange 2003・Exchange 2007・Exchange 2010 との連携はいずれもサポートしておりますが、Exchange の各バージョンによりサポートされる機能が異なります。
これは、Exchange 2003 に EWS が実装されていない為です。
詳細については、以下の Technet を参照ください。通信インターフェース (MAPI・EWS) 毎の機能が記載されております。

TITEL: Lync 2010 の統合
URL: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/gg398806.aspx

問題として特に多いのが、EWS のステータスが “展開されていません” となる状況です。
これは、Lync 2010 が Exchange の CAS に接続できていないことを意味します。
Exchange に接続できない要因は、主に 3 つです。(それ以外にも個別にトラブルシュートが必要な場合もあります。)

   1.       名前解決の問題
   2.       認証情報の問題
   3.       証明書の問題

1.       名前解決の問題
Outlook は、ドメイン環境であれば SCP から CAS を検出したしますが、Lync 2010 は DNS レコードを利用して CAS を検出いたします。Lync 2010 は次の URL に対して DNS クエリーによる名前解決が行われます。

https://<smtpdomain>/autodiscover/autodiscover.xml
https://autodiscover.<smtpdomain>/autodiscover/autodiscover.xml
http://autodiscover.<smtpdomain>/autodiscover/autodiscover.xml
Autodiscover SRV record

上記のクエリ内容から分かるようにいずれかの DNS レコードを作製することは必須となります。

2.       認証情報の問題
複数プロファイルを作成している場合は、EWS の URL を取得できていても EWS 接続エラーとなることがあります。
これは、Lync 2010 は常にデフォルト プロファイルの情報を参照し EWS 接続をするためです。
クライアントマシンに設定されているデフォルト プロファイルについては以下のレジストリで確認可能です。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profiles]
“DefaultProfile”=”Outlook”

“DefaultProfile” 値が現在のデフォルト プロファイルとなります。

3.       証明書の問題
Exchange と Lync Server で同じ証明機関より発行された証明書を使用している場合は問題は発生しませんが、異なる証明機関の証明書を使用していたり自己署名形式の証明書を使用している場合は EWS 接続エラーとなります。
クライアントで信頼済みのルート証明機関に証明機関のルート証明書をインポートする必要があります。
IE などのウェブ ブラウザに EWS のURL を直接入力し確認することが可能です。

Lync 2010 の展開およびトラブルシュートについては以下の技術資料を是非ご覧ください。
英語の資料とはなりますが、大変詳細に記述されております。

TITLE: Understanding and Troubleshooting Microsoft Exchange Server Integration
URL: http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=15668


今後も当ブログ及びサポート チームをよろしくお願いいたします。


Skip to main content