基本的なトラブルシュート ツール


Exchange チームの溝呂木です。

第一回は、Exchange の基本的なトラブルシュートでよく使用するツールについてご紹介いたします。

トラブルシュートにおける問題へのアプローチの仕方はその Exchange 環境の運用方法であったり、背景や管理者の方で大きく変わりますが、Exchange のトラブルシュートでは、発生した現象に対して、まず問題がどこで発生しているのか目処をつける必要があります。

主なチェック項目
+ (現象発生頻度) 再現性はあるかどうか
+ (現象発生範囲) 特定のクライアント依存なのかアイテム依存なのか
+ (その他外的要因) パフォーマンスやネットワークなどに問題がないか

そして、トラブルシュートを行うにあたり、可能であれば再現検証を行い、実際に問題がある環境にてツールを多く利用してデータの採取を行い裏を取る作業を行います。

イベント ログ
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まず、多くの場合、イベント ログにて現象発生時刻にアプリケーションもしくはシステムに問題がなかったかどうか確認します。エラーが表示されている場合は、エラー メッセージを確認し、エラー番号の記載がないかどうかも併せて確認することで、よりどういった問題がどの箇所で発生しているのか目処をつけることができます。

場合によっては、現象が複数回発生する場合は、Exchange 2007 の Set-EventLogLevel の cmdlet を使用し、イベントの診断ログ レベルを変更し、プロセスの処理ごとで詳細なイベントを出力するよう設定します。

ExBPA
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環境構成を確認するのであれば、Exchange 2007 管理コンソール ツールボックス内に標準されている [ベスト プラクティス アナライザ] (ExBPA) 構成の確認をします。

ExBPA の結果内容より、Exchange 組織についての構成や設定に問題がないかどうかの大まかな確認を行うことができます。

追跡ログ
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Exchange 2003 では [追跡センター] があります。Exchange 2007 の [メッセージ追跡] でメッセージが処理されていく過程を追跡ログ イベントより確認します。

SMTP ログ
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主に、Exchange から外部へ送信する際など外部への通信が発生する場合に、SMTP プロトコル レベルで外部サーバーとの通信状況を確認します。

IIS ログ
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OWA (Outlook Web Access)、OMA (Outlook Mobile Access)、ActiveSync などのディレクトリに対して接続しメールボックスへアクセスを行う際にアクセスに問題がある場合は、IIS ログでディレクトリの接続状況 (クライアントからの要求/サーバーからの応答状況) を状態コードから確認します。

- 参考資料
Exchange Server 2003 プロトコル ログ収集、イベント ログ収集、メッセージ追跡
Exchange 2007 トラブルシューティング ツール

各ツールの詳細やデータの内容については、日を改めてご紹介いたしましょう。

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