Exchange や OCS の課題解決のための情報やサポート サービスについて

Exchange Server や Office Communications Server のシステム構築や運用管理に携わっておられる皆様は、業務中に様々な課題解決の必要な場面に遭遇されることと思います。本日は、課題解決に必要な情報の提供や、技術支援のためにご用意しているサービスについてお話しします。   Exchange や OCS などのマイクロソフト製品のご利用者様が利用可能なサポートサービス   課題解決のための情報が必要な場合に、まずご利用いただくのは、TechNet  やサポート技術情報などのオンライン コンテンツや、自習書などのダウンロード可能な情報ではないかと思います。非常に多くの情報が用意されているため、目的にかなった情報を探すのが大変な場合もあるかと思いますが、bing などの検索エンジンや、サイト内の検索機能を活用してみてください。Bing などの検索エンジンでは検索キーワードに続けて”site:technet.microsoft.com” のように続けることで検索対象を TechNet 内のページのみに絞ることなどが可能です。Exchange Server TechCenter のように “タスク”、”サーバーの役割” “コンテンツの種類” などの切り口で情報が整理されたポータルを利用することもできます。イベントの説明やエラー メッセージの文言等をキーワードに検索される場合には、日本語で該当する情報がない場合にも、英語で検索することで参考となる情報にたどり着けることがありますのでお試しください。また、当ブログでも、今後もトレンドに合致した技術情報の提供が行われる予定ですのでご期待ください。   TechNet フォーラムでは利用者の方々の投稿による「質問」 と 「回答」 を通じて、マイクロソフト製品や技術に関する疑問解決、ノウハウやティップスといった情報交換が行われています。フォーラムの投稿はどなたでも閲覧が可能です。Microsoft Windows Live ID を取得し、フォーラムのプロファイルを作成することで質問や回答の投稿が可能になります。   さらに、問題解決にあたり、弊社製品担当エンジニアによる対応が必要な場合には、プレミア サポートやプロフェッショナル サポートなどのサポートサービスをご用意しております。ご利用形態に応じて年間を通じてお問い合わせ可能なサービスや、必要な時にご契約いただきお問い合わせ可能なサービスがあります。また、TechNet サブスクリプションや MSDN サブスクリプションの特典として提供されているサポートサービスがご利用可能な場合もあります。サポート サービス比較表をご参照ください。   マイクロソフト パートナー プログラム参加企業様が利用可能なサポート サービス   Exchange や OCS…


トランザクション ログの制限に起因する問題

Exchange Team の太田です。 今回は、最近増加傾向にあるトランザクション ログの制限に起因する問題について書きます。この問題は真新しいものではありませんが、トランザクション ログの制限から 5 年前後の周期で発生しやすいようです。前回は Exchange 2000 出荷後 5 年経過した 2005 年に多くの問い合わせがありました。それ以降、いったんはこのお問い合わせはあまり聞かなくなり鎮火しましたが、去年末くらいからまた増加傾向にあります。そうです。Exchange 2003 出荷後から去年が 5 年目。また問題発生の周期がやってきているようです。Exchange 2003 導入後、5 年前後の環境の管理者の方は必読です。 Exchange 2003 のトランザクション ログは “Enn00001.log” から連続した番号の付いたファイル名が使用され、”Ennffff0.log” まで増加します。そして最後のトランザクション ログがいっぱいになると、下記イベント ID 1159 のエラー 0xfffffdf9 (JET_errLogSequenceEnd) を返し、対象のストレージ グループ内の全ストアをディスマウントします。この動作は循環ログの設定の有無に関わらず、すべての環境で発生します。 イベント ID : 1159種類 : エラーソース : MSExchangeIS分類 : General説明 :データベース “First Storage Group\Mailbox Store (SERVER)” にアクセス中に、関数 JTAB_BASE::EcEscrowUpdate…


Exchange 2000 のサポート ライフサイクル終了について

こんにちは、プロダクトクオリティ チームの中尾です。私は普段、Exchange Server 2007 でいただくお客様からの問い合わせを分析しているのですが、今回は、Exchange 2000 Server についてお話したいと思います。  サポート ライフサイクル終了についてExchange 2000 発売後10年近い年月がたちますが、今でも少量ながらお客様からお問い合わせをいただきます。お問い合わせの内容を拝見すると、バリバリ現役でお使いいただいているご様子です。弊社製品を使っていただけているという点はうれしい限りではありますが、実は、発売後10年でサポート ライフサイクルが切れます。サポート ライフサイクルとは、簡単に言うと、お使いいただいている製品のサービスパックや修正プログラムを提供させていただく期間、サポート窓口でお問い合わせを受け付ける期間のことです。このライフサイクル期間をすぎると、オンラインのコンテンツ (サポート技術情報や TechNet サイト掲載の情報) 以外は提供が終了してしまいます。Exchange 2000 Server のライフサイクルは、2011年1月11日で終了します。そして、その半年前、2010年7月13日には Windows 2000 Server のライフサイクルも終了します。Windows 2000 のライフサイクルが終了すると、たとえ Exchange 2000 のライフサイクルが切れていない場合でも、例えば IIS の問題で SMTP メールの送受信ができない、クラスタ環境で使っていてクラスタ ディスクに障害が発生した、Windowsバックアップを使用したバックアップ、リストアに問題が生じた、など、OS機能による問題の場合は、お問い合わせをお受けして調査、回避策のご提案ができなくなり、私たちサポート メンバーとしてもつらいところではありますが、お客様の問題解決のお役に立つことができない状況となります。 移行について移行となると、移行計画立案、マシンの購入、検証テスト、新バージョンに関するナレッジ、スキルの習得と、経費、リソース配分の必要が出てくるため、なかなか敷居が高いこととは思いますが、OS、Exchangeともに最新バージョンではパフォーマンス面、コンプライアンス面でも機能が向上していますので、ぜひとも移行をご検討いただけたらと思います。移行の選択肢としては、Exchange 2010 への移行のほか、運用管理コスト削減を考慮してMicrosoft Online Services への切り替えといった選択も可能です。移行に関しては下記資料をご参照いただくか、御社担当営業、Exchange 導入を行っている弊社パートナー、または弊社サポートへお問い合わせください。 参考情報●サポートライフサイクルについてhttp://support.microsoft.com/lifecycle/?ln=jaWindows 2000 Server は2010/7/13にライフサイクルが終了。Exchange 2000 Server は 2011/1/11に終了。 ● Exchange 2010 についてExchange 2010 トップサイトhttp://www.microsoft.com/exchange/2010/ja/jp/default.aspxExchange 2010…


Exchange 2007 SP2 自己署名形式の証明書

Exchange チームの溝呂木です。 Exchange 2007 では、既定にて自己署名形式の Exchange 証明書がインストールされています。この証明書は 1 年に 1 度更新する必要がありましたが、Exchagne 2007 SP2 より、有効期限が 5 年に変更されています。   なお、5 年の有効期限が反映されるのは、Exchange 2007 SP2 をクリーン インストールされたタイミングか、以前のバージョンからアップグレードされている場合は、Exchange 2007 SP2 適用後、New-ExchangeCertificate で証明書の更新がされてからのタイミングとなります。


ご意見募集中!

いつも Exchange ブログ JAPAN をご覧いただきありがとうございます。 8 月にこのブログを開設してから 4 ヶ月たちますが、アクセス数も日に日に増えてきており、かゆい所に手が届く、そんな情報発信の第一歩としてはまずまずではないかと自負しております。皆様のアクセス数の足跡ひとつひとつが、私たちのブログ運営の一番の励みになっています。 よりユーザー様視点に近いサービスを、との取り組みの一環として、フォーラム (掲示板) のご利用をお勧めさせていただいたり、こういったブログ開設をすることで、より近い距離での情報交換や情報発信の場を提供させていただきたいと考えています。 サポートを提供している合間を縫って、トラフィックやトレンドを分析しているのですが、この方法では今すでにこのブログに載っている情報に検索ワードを駆使してたどり着けた人たちの把握だけしかできないのです。つまり、実際このブログにどういう情報があると嬉しいのかまでは把握しきれないんですよね。 そこで、ズバリ Exchange/OCS 管理者やエンジニアの方にご意見求ム。 マイクロソフトのエンジニアからどんな話を聞きたいですか? ご要望ある方、今すぐ Contact Form からご投稿ください。 いただいた内容すべてに回答させていただくことは難しいかもしれませんが、一通一通管理者が責任を持って内容を確認させていただき、可能な限りニーズにお応えしていきたいと思っています。 今後の予定としては、本社のサイトに英語版しかない情報を日本のお客様に合わせた形で提供させていただく、便利なツールのご紹介などを予定させていただいていますが、例えばExchange Server のこういった機能をもっと知りたい!といったご意見をいただければ、是非参考にさせていただきたいと考えています。 様々な情報発信方法がある中、このブログを本当の意味で有意義なサイトになるようにしていきたいと思います。 よろしくお願いします。- Microsoft ユニファイド コミュニケーション製品サポート チーム一同


データベース回復管理ツールのタイムアウト

Exchange Team の島崎です。 データベースのトラブルが発生し、データを復旧する状況において、データ復旧を支援するツールとして [データベース回復管理] ツールがあります。このツールを使用することにより、回復用ストレージ グループの作成などの手順をツールを使用することにより、データ回復の際に陥りやすいトラブルを未然に防ぎ、データの回復時間の短縮を図ることができます。(詳細は下記のサイトをご覧ください。) Title : データベース回復管理ツールとデータベース トラブルシューティング ツールhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa998611.aspx このデータベース回復管理 (EXDRA) を使用して、”メールボックス内容の結合またはコピー” を実施した場合に、1 メールボックス辺りのデータ量が多い場合、次のエラーにより失敗することがあります。(下記は、C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\MigrationLogs フォルダの Restore-Mailbox<日時>.log からの抜粋です。)————————[2009/11/30 21:22:46] [0] [ERROR] Error was found for Administrator (Administrator@extest.microsoft.com) because: 次の手順でエラーが発生しました。メッセージを移動しています。 次のエラーのため、移動先のメールボックス ストアにメッセージをコピーできませんでした。処理が取り消されました。, error code: -1056749164———————— 1 メールボックス辺りの復旧するデータ量が多いと、データベース回復管理からデータの結合 (またはコピー) を実行した場合にタイムアウトによりエラーとなるためです。検証環境では 10 分程度で上記のエラーが発生していました。このタイムアウトは、Exchange 2007 Service Pack 2 では 14400 秒 (4 時間) に変更されています。  …


突然の Exchange サーバーへの接続障害

Exchange チームの河本です。 Windows 2003 サーバー上にExchange 2007 サーバーがインストールされている環境で Outlook や OWA を利用してメールボックス サーバーへ接続しているときに以下のような特徴のある接続障害が突然発生することがあります。 症状======1.数分から数十分ほどメールボックス サーバーからの応答がなくなる。2.しばらくすると障害が自然に回復する。3.問題発生期間にイベント ログ上には特に該当するようなエラーや警告がない。 さらに現象発生時、パフォーマンス モニタで監視していると、以下の兆候が見られます。・問題発生期間にハードディスクへのページングが大量に発生している。*注1)パフォーマンス カウンタ “Memory\Page Output/sec” にて監視可・問題発生期間に利用可能な物理メモリ量が急激に増加している。*注 2)パフォーマンス カウンタ  “ Memory\Available Mbytes” にて監視可・ Store.exe が使用する物理メモリ量が急激に減少している。*注 3)パフォーマンス カウンタ  “Process(store)\Working Set” にて監視可 *注釈————–上述のパフォーマンス カウンタについて以下に補足説明致します。注 1) Memory\Available Mbytesプロセスへの割り当てまたはシステムでの使用に、すぐに使用可能な物理メモリの量 (MB 単位) を示します。当該カウンタを常時監視している場合は、現象発生直前に使用可能なメモリ量が数百 MB くらいまで減少し、現象発生期間に数 GB くらいまで急激に値が上昇する傾向を確認することができます。注2)Memory\Page Output/secページがディスクから読み取られる、またはディスクに書き込まれる速度を示します。当該カウンタを常時監視している場合は、現象発生中に値が急激に上昇している傾向を確認することができます。注3)Process(store)\Working SetStore.exe  が使用している物理メモリ領域のサイズ (Byte 単位) を示します。当該カウンタを常時監視している場合は、現象発生中に値が急激に減少している傾向を確認することができます。 原因/回避策============Windows 2003 サーバーでは、使用可能な物理メモリの量が低下している状態でシステムが大量のメモリを必要とする場合に、利用可能なメモリを確保しようとしてハードディスクへのページングが大量に発生します。この動作により…


Exchange サーバーへの接続遅延を感じたら

Exchange Team の太田です。   Outlook から Exchange Server への通信に遅延が発生している場合に、Outlook からの接続状況を確認することで、ネットワークと Exchange Server の処理速度を把握することができます。また、ディレクトリ、メールボックス、パブリックフォルダのように、接続先ごとに状況を把握することができるため、遅延がどのサーバーに起因しているのかの簡単な切り分けを行うことも可能です。   では実際に確認してみましょう。   タスク トレイに表示されているアイコンを Ctrl キーを押しながらマウスを右クリックし、表示されたショートカット メニューより [接続状態] をクリックします。                         表示された [Exchange Server の接続状態] ウィンドウに記載されている項目の意味は次の通りです。                              …


Windows Server 2008 + Exchange 2007 でこれだけはあててほしい修正

こんにちは、プロダクト クオリティ チームの中尾です。 Windows 2008 上の Exchange 2007 でトラブル 最近、Windows 2008 上の Exchange 2007 でバージョン ストア でメモリ不足によりメールボックスにログオンできない、インデックスが破損したというお問い合わせが増加しています。これらの現象が発生する場合、Windows Server 2008 の LCMapString 関数の問題が原因で発生している場合がほとんどです。そして、それぞれの現象で下記のイベントログが記録されます。 本現象はいずれも Windows 2008 の LCMapStringが原因で、この問題はKB971795 の適用で防ぐことが可能です。Windows 2008 上で Exchange 2007 を運用しているお客様は、KB971795 の適用をぜひご検討ください。また、この問題に遭遇してインデックスが破損してしまったというお客様は、KB971795 の適用では破損を修復することはできないので、その場合は下記の修復方法をお試しください。 バージョン ストア領域不足の際に記録されるイベント —–イベント ID : 9786ソース : MSExchangeISタスクのカテゴリ : Database Storage Engineレベル : 警告説明:データベース エンジンは、ストレージグループ ‘ストレージ グループ名’ の “version store…


Exchange 2007 SP2 RU1 (KB971534) について

(2009/12/03 更新 : 適用後に見つかった問題について、KB のリンクを追加し、対処方法をアップデートしました。)  本日、Exchange 2007 の最新の修正プログラム集である、Exchange 2007 Service Pack 2 Update Rollup 1 (SP2 RU1) がリリースされました。ダウンロード サイト、修正一覧、適用後に見つかった問題についてお知らせします。ダウンロード情報=============ダウンロード サイトはこちらです。Update Rollup 1 for Exchange Server 2007 Service Pack 2 (KB971534) – 日本語http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=de91f994-6263-47ef-89d7-6d344997459d機械翻訳バージョンとはなりますが、修正内容のリストについてはこちらをご覧ください。Exchange Server 2007 の Service Pack 2 の更新プログラム ロールアップ 1 の説明http://support.microsoft.com/?kbid=971534 SP2 RU1 適用後に見つかった問題==========================Exchange 管理コンソールを起動し、左ペインより [ツールボックス] をクリックすると、以下のエラーが表示されます。              …