OneNote – 習熟度を多角的に評価し、21 世紀に必要なスキルを育てる


(この記事は 2015 年 10 月 22 日に Office Blogs に投稿された記事 OneNote—triangulation of evidence for learning and building 21st-century skills の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、North Park Secondary School で地球生命科学科の教師および教科主任を務める Michelle Hollingsworth 氏による寄稿記事をご紹介します。

テクノロジは当校の内外で普及しており、教育の場で効果的に使用することが教師の最大の目標です。教師は普段から、授業 を行ううえで必要となるものを把握し、それに対処するための解決策を見つけ出そうと模索しています。そうした解決策として各種テクノロジを効果的に活用で きないものかと、あらゆる教師が頭を悩ませています。

私自身を例に挙げれば、最も必要としていたのは、生徒の理解の裏付けとなるものを正確に記録し、多角的に評価する方法を 確立することでした。オンタリオ州の教育省は、教師が生徒を評価する際に、専門家としての判断力を活かし、生徒の理解を裏付けるものとして、観察、会話、 成果物の 3 つすべてを考慮するように指導しています。しかし、授業中はこういった観察や会話の大部分が決まった形で行われるわけではないため、記録することが非常に 困難です。

私はさまざまな機会を利用して同僚と協力し、こういった学習成果を裏付ける事例証拠を効果的かつ確実に記録する方法をい くつも考案しましたが、いずれも多大な労力を必要とするわりに、成果は今一つでした。そして、同僚が Microsoft Surface 3 を購入して OneNote プラットフォームを試しに使い始めたとき、ようやくこれなら学習成果の事例証拠を効果的に追跡、記録、使用できると気付いたのです。しかも、この方法はプ ラットフォームの管理や使用の面でも優れており、生徒の学習意欲をさらに促進するものでした。

残念なことに、当時は OneNote が iPad に対応していなかったため、この新しいテクノロジである授業用プラットフォームを同僚が試している間、私は横から意見することしかできませんでしたが、その後マイクロソフトから iPad 向けのバージョンがリリースされました。

それ以来、私は OneNote Class Notebook を活用しており、その多様性にすっかり驚かされています。

現在では、私が担当するすべてのクラスで OneNote Class Notebook を使用しています。生徒が使い方に慣れるまでには多少時間がかかりましたが、OneNote の使いやすさと整理のしやすさは、移行を進めるうえで大いに役立ちました。

初期の利用方法

当初、私は課題を提出するための手段として OneNote を使用していました。どこにいても iPad さえあれば、生徒の提出物を採点、評価し、コメントを返すことができるというわけです。たとえば、休暇で訪れたアリゾナ州フェニックスからの帰りのフライ トが遅延したとき、私は待ち時間に 1 クラス分の生物の課題の採点を済ませることができました。休暇中に採点用のかばんを持って歩く必要はありませんでした。それ以降、OneNote を活用する場面が大幅に広がりました。

私は、デジタルの教科書 1 章分を生徒自身に作成させる課題を出すようになりました。この課題では、授業で使用する教科書は 10% しか引用できず、その他の資料は探し出して適切に出典を明記する必要があります。これにより、自分が調査している情報を評価し、他人が理解できる文書を作 成する能力が身に付きます。

次に、過去の授業で作成された教科書を生徒に配布し、1 章分を評価して追加、改良するように指示しました。生徒に追加や変更の理由を説明させることで、読んだ内容を批判的に評価したり、優れている文書を見つけ 出したり、自分の判断の合理性を説明したりといったスキルを習得できます。これこそ生徒主体の学習だと言えるでしょう。

生徒の自己評価に OneNote を使用

生徒自身による習熟度の振り返りにも OneNote を使用しています。すべてのドキュメントが 1 か所にまとめられているため、生徒は自分の学習過程をたどることができます。また、生徒自身に責任を持たせることもできます。

生徒が成績を上げるために何かしらの課題に取り組むと決めたら、次回の自己評価の際に、挙げていた課題を実行できたかどうか、それが習熟度にどのように影響したのか、教師側でも確認することができます。

テクノロジに精通している生徒は、課題に動画、写真、音声などを埋め込みます。一方で、作文や絵、工作が得意な生徒は、文章と写真で課題を作成したり、OneNote の描画機能を使用したりします。

OneNote Class Notebook の最もすばらしい点は、生徒のすべての成果物をまとめて保存できるため、学期末に学期全体にわたる生徒の習熟度を確認できることです。教師として、さまざ まな分野で生徒の伸びたところを的確に指摘することができます。これはすべての教師にとって究極の目標です。

私はこのプロセスを形式化するために、生徒に学習した内容を振り返ってもらい、自分の成果物の中から最も優れているものを選んで、学期全体を通じてどのように理解を深めたかを説明してもらっています。

OneNote Class Notebook により、生徒は学習した内容を自覚し、自分自身の習熟度を認識し、最も伸びた部分を実感します。これにより、生徒は自分自身の学習に自信を持ち、さらに学習を勧めるうえで自分がやるべきことに気付くことができます。

OneNote Class Notebook を使用することで、私は学校の外でも必要になる 21 世紀のスキルを教えることができると同時に、生徒は自分や他の生徒の学習成果を効果的に評価する力を伸ばせます。そしてまた、私は学習成果や習熟度の裏付 けとなるものを継続的に収集し、生徒の理解度を測るさまざまな形の証を多角的に評価することにより、それぞれの生徒が輝ける分野を見つけてあげることがで きます。

—Michelle Hollingsworth

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