マイクロソフト、ユニバーサル コミュニケーション革命を推進


(この記事は 2014 年 6 月 9 日に Office Blogsに投稿された記事 Microsoft drives the Universal Communications revolution の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

投稿者: Arushi Agrawal、投稿日: 2014 年 6 月 9 日

ユニバーサル コミュニケーションを実現するためのツールは、あらゆる企業にとって必要不可欠です。たとえ大企業の場合でも、通常、こうしたツールの効果を測る基準となるのは、業務全般での有用性と共に、個々のユーザー ニーズにどの程度応えられるかというポイントです。ユニバーサル コミュニケーションの到来は、VoIP テレフォニー (インターネットを介して通話をルーティングする機能) や電子メール、インスタント メッセージング、モバイル コミュニケーション、音声/ビデオによる Web 会議といったものを、共通のディレクトリや共通の開発者ツールを備えた単一のプラットフォームに統合する、そうした時代の始まりを告げています。マイクロソフトは、場所やデバイスを問わないユーザー中心のコミュニケーションのためのフレームワークを実現する、強力な一連のユニバーサル コミュニケーション機能を提供しています。Microsoft Lync は、インスタント メッセージングやビデオ会議、オンライン メッセージング、音声通話によるシームレスなコミュニケーションを、複数のプラットフォームやデバイスで実現するエンドツーエンドのソリューションです。単一の ID サービスやディレクトリ サービスへの既存投資を活用しながら、自社のビジネス アプリケーションやプロセスにあらゆるコミュニケーションを統合し、ユーザーが効果的な方法で接続、連携できるようにします。

Google+ ハングアウトは、Google がユニバーサル コミュニケーション ソリューションを目指して提供しているサービスですが、主にコンシューマー向けの設計となっており、インフォメーション ワーカーに適しているとは言えません。主要な音声機能の多くをサード パーティ製アプリケーションに依存しており、重大な制約事項もあるため、ビジネスに利用するには十分ではないのが実情です。一方、Lync は、使いやすく管理も簡単で、企業とエンド ユーザーの双方のニーズに対応する、柔軟で包括的なユニバーサル コミュニケーション ソリューションを提供します。Google には太刀打ちできないソリューションです。

Lync は、主に以下の点において、Google+ ハングアウトよりも魅力的な機能を備えています。

Key areas in which Lync excels in comparison to Google+

コンシューマー向けサービスとエンタープライズ クラスのサービス

マイクロソフトでは、お客様にエンタープライズ クラスのサービスを提供しています。たとえば Skype は、3 億人超の接続ユーザー数を誇り、世界最大級のコミュニティを擁するサービスです。また、Office 365 の一部として提供される Lync Online は、世界各国の大規模企業が抱えるセキュリティ、コンプライアンス、コミュニケーションのニーズに対応したコミュニケーション サービスです。2013 年 5 月にマイクロソフトが Lync と Skype の相互接続を導入したことで、Lync ユーザーは、Lync の企業向け機能や充実したサービスも引き続き利用しながら、顧客、パートナー、サプライヤーを含む世界中の数億人もの Skype ユーザーと連携できるようになりました。既に、10,000 を超える Lync Server ドメインが登録され、このサービスが利用されています。さらに、ユーザーは好みのデバイスからマイクロソフトのソリューションを利用してコミュニケーションすることができます。マイクロソフトはこれからも Lync Mobile の機能を充実させ、機能革新への取り組みを続けていくつもりです。ユーザーが外出先でも生産的に作業できるようにするというマイクロソフトの強い決意がご理解いただけることを願っています。

Google では、Google+ ハングアウト (英語) というコンシューマー向けのコミュニケーション サービスを 1 種類提供していますが、このサービスには多くの企業で必要とされるエンタープライズ クラスの機能がありません。ハングアウトが最も強調しているのは、簡単な写真共有や絵文字など、会話を楽しむための機能 (英語) です。ハングアウトは現時点では、Google Apps のサポート ガイドラインやサービスレベル契約 (SLA) のいずれにおいても主要サービスの対象とはなっておらず、Google では企業のお客様にアピールするため、Google Apps 管理者による年中無休の電話サポートをハングアウト向けに開始しました。

最近、Google は、ビジネス会議向けの機能を追加することで同社製品の不足部分を補おうとする動きを見せており、10 名のユーザーがハングアウトに無料でダイヤルインできるアプリ「UberConference」の導入もその一例として挙げられます。さらに、同社は Vidyo と提携して、既存のビジネス向け音声/ビデオ ソリューションをハングアウトのセッションと接続する VidyoH2O for Google+ Hangouts (英語) を発表しました。こうした動きからも明らかなように、ハングアウトは今後も主要機能をサード パーティ製ソリューションに大きく依存し続けていくものと考えられます。そのため、企業のお客様は、どのソリューションが追加で必要となるかを見極めたうえで個別の調達プロセスを経なければならず、サービスの実質的なコストが増大し、サポート モデルも複雑になりかねません。

 

IM から音声通話や会議にまでわたるユーザー エクスペリエンス

Lync では、ユーザーのプレゼンス情報を、Office のファイルやアプリ、SharePoint、イントラネットなどと連携して表示できます。ユーザー名が表示されるすべての場所で、相手の在席状況をすばやく確認したり、IM の会話を開始したり、音声やビデオ、コンテンツを共有したりすることが可能です。

Lync では、予定表に基づいて他のユーザーのオンライン プレゼンスが表示できるので、相手が連絡可能か、取り込み中か、あるいは会議中かを確認できます。この機能は、インスタント メッセージングで連絡を取ってもよい状況か、それとも連絡を控えるべきかを判断するのに役立ちます。連絡先カードの不在メッセージや個人メモ、場所を表示することもできます。相手をアドレス帳全体から検索したり、どのようなスキルを持っているかに基づいて人物を検索したりする機能も提供されます。ユーザーを各種グループに追加する、または、グループや関係、状態に基づいて連絡先を並べ替えるなど、連絡先リストの変更も可能です。

こうした機能は、ハングアウトでは使えません。なぜなら、アドレス帳との統合が行われていないからです。スキルや能力に基づいたユーザー検索、連絡先の並べ替え、連絡先リストでのグループ作成などといった機能は、一切提供されていません。

 

エンタープライズ VoIP サービス

Lync Server のテレフォニー サービスであるエンタープライズ VoIP およびオンライン サービスを利用することで、従来の PBX システムや卓上電話が不要になり、自社インフラストラクチャのアップグレードや保守にまつわるコストが節減できます。

ハングアウトでは、コンピューターから (iPad や Android 4.4 の場合はハングアウトのアプリケーションから)、電話をかけることができますが、企業向けのテレフォニー機能はないため、従来の PBX システムや卓上電話を一掃することはできません。

 

ビデオ会議の強化

Lync では、強化された会議機能をサポートしています。会議の開催者は、最大 250 名の参加者を参加させることができ、会議へのリンクを予定表の招待状に含めて共有できます。ユーザーはどこからでもダイヤルイン可能です。さらに、マイクロソフトのパートナーによって Lync Online 向けのダイヤルイン会議が用意されており、複数の国で市内番号が利用できるほか、通常、ユーザー単位ではなく従量制による価格が適用されます。Lync を利用してすべての会議を社内で開催すれば、分単位およびユーザー単位での課金を大幅に削減できます。マイクロソフトの IT 部門では、Lync Server を利用することで、音声会議のコストだけでも 800 万ドル近く (英語) を節減できると見込んでいます。

一方ハングアウトには、前述のとおり、限られた会議機能しかないため、会議を利用するうえでも他のサービス プロバイダーの協力が必要になります。先ごろ、Google は、UberConference と提携 (英語) して、ハングアウトにインストールすればダイヤルインが可能になるサード パーティ製アプリケーションを開発しました。ただし、参加者が 10 名を超える場合は有料となり、開催者や参加者は限られた制御機能しか使用できません。たとえば、通話を聴くことしかできず、会議中にコンテンツを共有して表示することはできないなど、スマートフォン向けの Lync 2013 アプリケーションとは雲泥の差があることは否めません。

 

ネイティブの共有ツール

ユニバーサル コミュニケーションの実現を目指す中で、生産性の変革という次の大きな一歩を踏み出すために、会議や集会、会話、リッチ コンテンツのリアルタイムな共有に至るまでさまざまな資産を構築してきた唯一の企業がマイクロソフトです。Lync は、デスクトップ共有や PowerPoint の共有といった、優れた共有ツールが組み込まれています。しかし、ハングアウトで各種会議ツールを利用するには、個別のアプリケーションをインストール (英語) しなければなりません。

 

Office とのシームレスな連携

Microsoft Office は企業分野で最も幅広く利用されている生産性スイートであり、商業的な生産性をもたらすうえで市場をリードする製品です。マイクロソフトでは、クラウドを含むあらゆるプラットフォームで Office を利用できるようにすることを目指しており、先ごろ iPad 向け Office を公開した際には、わずか 12 時間後に Apple の App Store でランキング ナンバー 1 を記録 (英語) しました。

効果的なユニバーサル コミュニケーション ソリューションを実現するためには、個人ユーザーのニーズと業務全般でのニーズの両方を満たすことが重要です。コミュニケーション ソリューションは、業界最高の生産性ソリューションである Office とシームレスに連携し、ユーザーが重要なドキュメントを同時に複数処理できるようにする必要があります。Lync は Office との緊密な連携が可能なので、メモを取ったり、相手のスキルを含めた連絡先情報を表示したりできるほか、Outlook の予定表とのきめ細かい連携により、Lync を使用してスケジュールを設定したり会議に参加したりすることができます。

ハングアウトでは、Office と連携されていないため、Office の編集機能を使用してドキュメントを編集することはできません。また、ハングアウトには、ドキュメントを簡単に共有できる機能がありません。ユーザーがハングアウトでファイルを共有 (英語) するには、ハングアウトの追加機能を使用しなければならず、ファイルは Google Docs にアップロードする必要があります。このとき、ファイルは既定で Google Docs 形式に変換されます。

 

オンプレミス、クラウド、またはハイブリッドでの展開

IDC によれば、2016 年には 70% の CIO がクラウド ファーストの戦略を採用しているものと予想されます (英語)。そこにたどりつくまでには、企業は何年もかけて自社のペースで前進することになり、多くの企業がハイブリッド環境を長期間使用することになると考えられます。この、オンプレミスとクラウドベース機能の両方で運用できるという柔軟性は、(たとえ、クラウド ファースト戦略においても) 譲ることのできないポイントです。Lync を利用すれば、企業は、ユニバーサル コミュニケーション ソリューションをオンプレミス、クラウド、あるいはハイブリッドのいずれで展開するかを選択できます。ハングアウトはクラウドベースのみに対応しているので、オンプレミス展開やハイブリッド展開を希望する企業では利用することができません。

 

単一の ID とプレゼンスをあらゆるワークロードで利用

Lync では、Microsoft Active Directory (英語) などのディレクトリ サービスが提供する単一の ID を利用して、プレゼンス情報を表示したり、Office ドキュメント、サイト、電子メール、SNS の投稿からアドホックな共同作業を開始したりすることができます。この機能は、Office 365 のあらゆるサービスとオンプレミスの Office スイートで利用できます。

ハングアウトで使用する ID は、Google アカウントを必要とする独自のものであり、企業全体で広範に使用できるものではありません。企業では、まず Google+ でユーザー ID を作成し、追加のツールを使用してユーザー情報を既存のディレクトリ サービスに同期させなければならず、プレゼンスを利用するにはさらなる投資や管理作業が必要になります。

ユニバーサル コミュニケーション革命は順調な歩みを続けています。マイクロソフトでは、エンドユーザーと企業のお客様の双方に、シームレスで柔軟な新しいテクノロジ ソリューションを提供し、さらに機能強化を続けていきたいと考えています。より優れた機能をより早くお届けできるよう取り組みを続けますので、この最先端技術のさらなる進展に、どうぞご期待ください。

Arushi Agrawal (@arushiMSFT)

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