Power BI for Office365 プレビュー版のご紹介

(この記事は 2013 年 9 月 12 日に Office 製品マーケティングブログに投稿された記事のクロスポストです)

7 月 8 日マイクロソフトは新製品  「Power BI for Office 365」 をWorldwide Partner Conference にて発表しました。そしてこのたびPower BI for Office 365 の機能の1つであるPower Map Preview の日本語版 の提供を開始しました。(https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=38395

Power BI for Office 365 は、クラウドベースのビジネス インテリジェンス (BI) ソリューションです。Excel 上でデータを解析、視覚化できるため、ユーザーは簡単に、データから有益な情報を得ることができます。また、Office365 と連携して、データ分析情報を共有したり、普段利用しているあらゆるモバイル デバイスからデータにアクセスしたりすることも可能です。企業内のビジネス データは、急激な勢いで増え続けます。このため、その膨大なビジネスデータが何を意味しているかを把握することが、ビジネスの成長には欠かせません。膨大なデータにどう対処するか?そして企業が従業員にどのようなツールを提供するかが、企業の成功を左右するといっても過言ではありません。マイクロソフトは、ExcelにPower BI for Office 365 を直接組み込むことで、より強力なツールを完成させました。ビジネスユーザーの皆様が使い慣れたExcelを通じて、驚くほど使いやすくリッチなBIソリューションを利用し、データ活用を身近なものにすることができます。Power BI for Office 365 は以下の機能を備えています。

  • Power Query (以前の Data Explorer (英語)): Excel 内でパブリック データや企業データを簡単に検索、アクセス可能
  • Power Map (プロジェクト コード名 "Geoflow"): 地理空間的/時間的データを地図上に表示、分析、対話式操作を可能にする、3D 対応のデータ視覚化ツール
  • Power Pivot: Excel 上で柔軟なデータ モデルを作成、カスタマイズ可能
  • Power View: 対話型のチャートやグラフなどを作成し、データを視覚的に表示

既存のデータから新しい情報を簡単に引き出す機能だけでなく、信頼性の高い環境内でコラボレーション機能やデータ アクセスが提供されることが、ユーザーにとって必要不可欠だとマイクロソフトは考えます。そのため、Power BI for Office 365 では、既存のオンプレミス システムの枠を超え、信頼性に優れたサービスを提供することで価値を提供しています。次のサービスが提供されます。

  • Power BI サイト: Office 365 のコラボレーション用 BI ワークスペース。データや分析情報を同僚と共有する際に活用できます。また、データ接続を更新してユーザー データを常に最新状態に維持し、更新されたデータはオンプレミスのデータソースに保存されます。
  • 新しい自然言語によるクエリ機能: ユーザーの質問に答えを返す機能。ダイアログ ボックスに質問を入力すると、システムがその内容を解釈し、使用可能なデータを基に対話型のチャートやグラフを自動で生成します。
  • Microsoft Power BI: Windows 8、Windows RTのネイティブ アプリケーション。レポートやデータにあらゆる場所からアクセスできると共に、HTML5 サポートによってあらゆるデバイス上にブラウザーベースで表示できるため、常にBI ソリューションを活用できます。

Power BI for Office 365プレビュー版の活用については以下のリソースをご確認ください。

なお一般提供の開始時期や価格については、現時点で公表できる情報はございません。今後のアップデートをお待ちください。