楽天、コスト削減と IT の負担軽減のために Google Apps ではなく Microsoft Office 365 を選択

(この記事は Whymicrosoft.com に 2013 年 2 月 14日に投稿された記事の翻訳です) 

インターネット サービス会社である楽天は、急速な拡大に対応すべくメッセージング環境を強化する必要があったため、Google Apps を評価した後で Microsoft Office 365 の導入を決めました。先だって、楽天のExecutive Officer & Vice Executive Directorを務める Jonathan Levine 氏に、この理由についてお話を伺いました。

  Q: 楽天について教えてください。 Jonathan Levine 氏: 東京に本社を構える当社は世界のトップ 10 に入るインターネット サービス会社であり、数か国に 9,000 人の従業員を擁しています。当社は、電子商取引、旅行、メディア、ファイナンス、オンライン ブックを含む、さまざまなワンストップのインターネット サービスを提供しています。 

Q: メッセージングおよび共同作業を管理するために、クラウドサービスソリューションを検討した理由をお聞かせください。
Levine : ビジネスの拡大に伴い、日本と海外での人材採用が増えました。この人員の大幅な増加は、メール システムに如実に影響を及ぼしました。企業活動において電子メールは不可欠なものです。しかし、自社運用システムに必要なインフラストラクチャを維持するには、莫大なコストがかかります。グループ情報システム部門の担当者でさえ、メール システムの運用と管理に多大な時間を割かなくてはなりませんでした。そこで私たちは、会社全体のコミュニケーションを統合し、従業員が容易に連絡を取り合えるように、クラウド テクノロジに移行したいと考えました。

Q: Google Apps ではなく Office 365 を選択した理由は何ですか。
Levine 氏: 当社では Microsoft Office 365 と Google Apps を入念に比較しました。結局、強力なセキュリティ、卓越した使いやすさ、中国にも対応したグローバルな機能性により、Office 365 に含まれる Exchange Online を選択しました。Exchange Online は、どこからでもアクセスできる、セキュリティで保護されたメッセージング環境の構築に利用できる唯一のサービスでした。

通常、Exchange Online を使用するとユーザーは、インターネットを介してどこからでも任意のコンピューターを使用してネットワークにアクセスできます。仮想プライベートネットワーク (VPN) 経由の Exchange Online へのアクセスを制限し、より強力なセキュリティを確保すべく、マイクロソフトサービスおよびマイクロソフトクラウドバンテージサービスを契約しました。さらに、社内の Active Directory サービスによる認証された共同作業のために Active Directory フェデレーションサービスを使用しました。会社支給のノート PC で社外からログインする従業員が、VPN への安全なリモートアクセスにより Exchange Online を使用できるように、環境を設定しました。
 

「Google Apps と詳細な比較を行いましたが、当社に必要なセキュリティ要件を満たすことができるのは Office 365 だけでした」

 楽天 Executive Officer & Vice Executive Director

Jonathan Levine 氏 

 

Q: Exchange Online Office 365 を利用するメリットは何ですか。
Levine : Office 365 の導入により、メール システムの保守とサポートに費やすリソースを劇的に減らすことができ、コストの削減につながりました。日常的な運営業務からスタッフが解放されたことで、チームの皆も私もメールの問題に気を取られることなく、重要な業務に専念できるようになりました。Office 365 はグローバルに利用できるサービスです。インターフェイスはさまざまな言語に対応しており、サービスではグローバル サポート システムが提供されます。また、マイクロソフトは、IT パートナーとして確固とした地位を築いており、当社のグローバル戦略を強化するうえでも頼れるパートナーです。

 

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