次期 Office のカスタマープレビューを公開

日本時間7月17日、次期Officeのカスタマープレビュー(ベータ版)がリリースされました。

次期 Office は、タブレットを含む多様な Windowsデバイス上において、タッチ操作でも、ペン入力でも、マウスでも、キーボードでも快適に動作する直感的なデザインを採用しています。

さらに、ソーシャル機能を強化し、閲覧、デジタルノート、オンライン会議、コミュニケーションにおいて新しいシナリオを提案します。また、すべての機能はクラウドサービスを通じて常に最新の状態で提供されます。

プレビューサイト  (www.office.com/preview) から是非お試しください。

 

当ブログにて、次期Office製品群それぞれについて、順次ご紹介させていただきますが、まずは第1回として、次期Officeの特長を4つの観点から説明させていただきます。  

 

  1. Windows 8へ最適化
    1. タッチ操作: Officeは、キーボードやマウスと同様にタッチ操作でもスムーズに操作できます。画面上でスワイプしたり、ピンチやズーム操作でドキュメントやプレゼンテーションを閲覧できます。また指先のタッチだけで新しいコンテンツ作成や、機能へアクセスできます。
    2. インク機能: デジタルペンを使って、コンテンツを作成したり、ノートにマーカーをひいたり、コマンドへのアクセスができます。プレゼンテーションの時にはペンを使ってレーザーポインター代わりにしたり、メモを書き込んだりできます。コンテンツに色を加えたり、修正も容易にできます。
    3. Windows 8 アプリケーション: OneNoteとLyncは、Officeの新しいWindows 8 スタイルのアプリケーションを象徴する最初のものとなります。両アプリケーションは、タブレット上で主にタッチだけで操作するように設計されています。OneNoteの新しいリングメニューにより、指先で簡単に様々な機能を実行できるようになります
  2. クラウド対応
    1. SkyDrive: Officeはデフォルトでドキュメントをクラウドに保存するため、コンテンツと最新の編集内容をタブレットやPC、モバイル端末からでも確認し、利用できます。オフラインでもドキュメントを利用可能であり、インターネットに再接続した時には自動的に同期が行なわれます。
    2. ローミング: Officeにサインインすることでどのデバイスからでも最新のドキュメントと個人設定にアクセスできます。職場あるいは家庭用に自分独自のOfficeプロファイルを作成できます。共用デバイスを使う時にはプロファイルを容易に切り替えることができます。ドキュメントを開いた時にはOfficeはユーザーが最後に見ていた場所を記憶しており、1つのクリック操作でその場所に移動します。
    3. Office オンデマンド: フル機能のOfficeアプリケーションを瞬時にWindows 7またはWindows8が稼働するインターネットに接続された PCにストリーミング配信して使うことができます。作業が完了した時にはアプリケーションを閉じればPCから削除されます。
    4. サブスクリプション サービス: 次期fficeは企業顧客向けにクラウドベースのサブスクリプション サービスを提供します。これにより、ビジネス ユーザーはタブレット、PC、モバイルといった複数のデバイス上で、Office
      をインストールして利用することができ、また、常にアプリケーションを最新の状態に保つことができます。
  3. ソーシャル機能
    1. 人と情報とのつながり: SharePointで人、チーム、ドキュメント、Webサイトをフォローし、仕事に必要な同僚や情報と常につながることができます。アクティビティフィードにより、同僚が今何をしているかを知ることができます。
    2. 連絡先カード: 複数の連絡先をひとつのビューに統合できます。連絡先カードには、プロフィール写真、最新ステータス、そして、Facebook、Twitter、LinkedInアカウントのアクティビティ
      フィードと共に在席状況を表示します。
    3. Skype: Skypeアカウントを持っている誰に対してもOfficeを使って、電話をかけたり、インスタント メッセージを送ったりできます。
  4.  柔軟なIT管理
    1. 機密情報保護: データ損失防止 (DLP) 機能により、企業内の機密情報を誤った宛先に送信することを防止します。Exchange の DLP機能では、メールに含まれる内容を詳しく分析することにより、機密情報を識別、監視、保護すると共に、PII及びPCI などの法的基準に対応した組み込み型の拡張DLP ポリシーを提供します。
    2. コンプライアンス対応: 企業内全体にわたるデータの保持と検出は、社内外のコンプライアンス対応に欠かせません。コンプライアンス担当者は、新機能であるeDiscovery (電子証拠開示) Center を利用して、Exchange、SharePoint および Lync上のデータの検索、保持、分析を行うことができます。
    3. Office アプリケーションの互換性: Office テレメトリ ダッシュボードを活用することで、IT管理者は、企業内における Office アプリケーションの利用状況、アプリケーション利用時のエラー情報、エラーの原因 を収集し、レポーティングすることができます。更に、以前の Office アプリケーションで作られたファイルの互換性検証として活用することで、スムーズな移行を支援します。

 

 プレビューサイト には、組織規模や用途に合わせて、複数のエディションが公開されています。

  1. Office 365 ProPlus プレビュー : 大規模な企業に最適です。インターネットに接続した PC (Windows 7 以降) から、Office のあらゆる機能やお手持ちのドキュメントを利用できます。このバージョンには Word、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Access、Publisher、Lync が含まれます。さらに、それぞれの状況に合わせて独自のツールとプロセスで Office を管理し、エンタープライズ レベルのセキュリティ、旧バージョン Office との並列サポート、IT 統制を実現することも可能です。
  2. Office 365 Enterprise プレビュー : SharePoint、Exchange、Lync が提供するエンタープライズ レベルのサービスのメリットと、Office 365 ProPlus の生産性のメリットを合わせてご提供します。
  3. Office 365 Small Business Premium プレビュー : IT 担当者のいない従業員 10 名までの企業に最適です。インターネットに接続した PC (Windows 7 以降) から Office のあらゆる機能やお手持ちのドキュメントを利用できます。このバージョンには Word、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Access、Publisher、Lync が含まれます。さらに、企業用電子メール、複数人での HD ビデオ会議、公開用 Web サイト、共有ドキュメントも利用できます。
  4. サーバーおよびその他の製品 : Exchange Server, SharePoint Server, Lync Server, Visio, Project のプレビューも提供されています。

 

是非次期Officeをお試しください!