マイクロソフト、クラウド データセンターのビデオ ツアーを公開


本日は、マイクロソフトでクラウド データセンターを運用するチーム「Global Foundation Services」のエンジニアのトップであるDileep Bhandarkarによって、2011 年 7 月に公開されたデータセンタービデオツアーの紹介記事の翻訳、および日本語字幕のついたビデオをご紹介します。

原文はこちら:

http://blogs.technet.com/b/msdatacenters/archive/2011/07/25/microsoft-shares-video-tour-of-its-cloud-datacenters.aspx


Dileep Bhandarkar, Ph. D.
Distinguished Engineer
Global Foundation Services, Microsoft

Global Foundation Services は、マイクロソフトの 4 か所のグローバル データセンターのビデオ ツアーを公開しました。このビデオでは、マイクロソフトがどのように投資を行って、スケーラビリティ、信頼性、効率性、セキュリティ、および持続可能性を高めるためにデータセンターの IT インフラストラクチャやベスト プラクティスを急速に進化させてきたかをご紹介します。

マイクロソフトは 1989 年の最初のデータセンター開設以降、大きな発展を遂げました。サーバー数、電力効率、施設の配置数は大幅に増大しています。マイクロソフトのクラウドは現在、Windows Azure、Office 365、Bing、MSN、Windows Live、Hotmail、Xbox Live など数百のオンライン サービスをサポートする、世界中に分散したデータセンター インフラストラクチャから構成されています。これらのサービスは、毎年 70 か国以上の 10 億を超えるお客様と 2,000 万以上の企業にご利用いただいています。

 

規模に応じたエネルギー効率、持続可能性、コンピューティング能力の向上を実現するというビジネス目標を達成するために、マイクロソフトでは数年前に独自のデータセンターとサーバーの設計を開始し、過去 22 年にわたって蓄積してきたベスト プラクティスと習得事項に基づいて改善を重ねてきました。マイクロソフトが最初に設計したデータセンターは 2007 年に開設されましたが、これにより運用環境をより的確に制御できるようになり、当時の業界平均 (従来の施設で 2.0 以上) をはるかに下回る PUE (Power Usage Effectiveness) を達成できました。

  

ユーザー ベースの拡大に伴い、優れた運用とサービスの信頼性を実現するためには、高度な監視およびインシデント対応、サービス サポート、バックアップ フェールオーバー機能による高可用性が必要になりましたが、365 日 24 時間稼働する地理的に分散したマイクロソフト オペレーション センターによって対処されています。お客様が求めているのは、信頼できるクラウド サービスであり、ソフトウェアの開発と運用から物理的なセキュリティに至るまで、セキュリティに対する包括的なアプローチを必要としています。マイクロソフトは、運用プロセスについて高度な標準を維持するだけでなく、定期的に第三者機関に依頼して機能の検証を行っており、ISO および PCI 認定、SAS70 Type II 認証、FISMA 認定および認証を取得しています。

エネルギー効率と費用対効果の追求は、常に活動目標となっています。シカゴのデータセンターをレベルの異なる 2 つのサービスに分割しました。最下階には、インフラストラクチャ内に冗長性を備えていない水冷式コンテナーが配置されています。ここでは、障害に対する回復力に優れたソフトウェアを使用しています。コンテナーベースの配置によって、最大で 2,400 のサーバーを迅速に配置できるようになっただけでなく、従来の “N+1” データセンターと比べ、インフラストラクチャ コストの低減も実現できました。コンテナー ベイは、1.25 を下回る PUE で稼働しており、約 1.5 で稼働している同じ場所の上階にある従来のものに比べて低くなっています。

続いてダブリンに自由空冷式のデータセンターを建てましたが、ここでの PUE はシカゴの上階の 1.5 に比べ 1.25 と低く、従来型の “N+1” データセンターにしては非常に高い効率が達成されています。

業界のパートナー様と協力し、3 年にわたって社内および社外で研究開発を積み重ねたうえで、2010 年に最初の第 4 世代データセンターの建設を開始しました。第 4 世代の設計は、ダブリンのデータセンターでの経験も基にしており、自由空冷方式を採用し、2 つの異なる構成要素を用いるモジュール方式で適用しています。コンテナーの配置は自由空冷式の ITPAC
(Information Technology Pre-Assembled Component) に進化し、これにより新しいデータセンターの PUE はシカゴの施設のコンテナーよりもさらに低くなります。また、N+1 モジュール設計にも自由空冷式を採用していますが、現在では上げ床のないシンプルな金属の建築物が使用されています。これらの完全なモジュール式の施設は、市場投入までの時間を 50% 短縮し、大幅な PUE の改善、使用水量の低減、そして総所有コストの削減を実現しています。

 

クインシーのデータセンターでは ITPAC が導入され、相互に接続されて、完全なモジュール式の配置が実現しています。

チームは、成長を続けるクラウド コンピューティング サービスをサポートするための先行作業に張り切って取り組んでいます。マイクロソフトのデータセンターは、堅固で安全、かつ信頼性が高く効率的な基盤インフラストラクチャを提供するため、今後も進化を続けます。マイクロソフトは、マイクロソフトの習得事項とベスト プラクティスを開示することによって、業界全体が、それぞれの環境における効率を、マイクロソフトのクラウド サービスの使用を通じて高められるように支援できれば、と考えています。

4 つのクラウド インフラストラクチャ施設のビデオ ツアーをお楽しみいただければ幸いです。

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