緊急事態に対する備えの強化


(この記事は Whymicrosoft.com に 2012 年 6 月 6 日に投稿された記事の翻訳です)

2012 年は例年よりも厳しい天候が予測されており、政府機関は備えを必要としています。停電のような単純なものであろうと、ハリケーンのような壊滅的なものであろうと、政府機関はシステムの稼働状態を維持する必要があります。また、しかるべき人たちに迅速に通知し、状況の進展に応じて情報を更新する必要があります。

クラウドのメリットの 1 つとして、政府機関が自然災害などの緊急事態に対する備えを強化できるという点が挙げられます。これは、クラウドが利用者の所在する場所に配置されていないためです。利用者の所在する市や郡、州で災害が発生しても、クラウド内にオフプレミスで情報が保存されるため、きわめて重要なデータの安全が維持されます。

 

緊急時に備えてOffice 365 を利用する理由

Office 365 と Google Apps のいずれもデータはクラウド内に保存されますが、Office 365 は緊急時に最適な選択肢となっています。次のような要素を考慮する必要があります。

経験とサポート – マイクロソフトは 20 年以上にわたって、あらゆる規模の企業に生産性ソフトウェアを提供しており、信頼性の高いサポートについては確固たる実績を誇っています。それに対し、Google は企業への対応を開始したばかりです。Googleでは、5 年前に Google Apps の導入によりコンシューマー向けサービスを企業向けに適応させましたが、収益の 96 % 以上を依然として広告に頼っています。Google のカスタマー サポートの評判は、それほど高くありません

セキュリティ顧客データのセキュリティは、すべてのマイクロソフト製品で最優先事項となっていますそのため、Office 365 は最初から、最も厳格なセキュリティ規定に従うように設計されています。Office 365 は、情報セキュリティ管理の国際標準である ISO 27001 の認定を取得した、最初の主要なビジネス生産性パブリック クラウド サービスです。この認定は、設計と運用のセキュリティを確保するために必要な制御を製品が備えていることを認めるものです。一方 Google では、Google Apps のリリースから 5 年も経った先月になって、ようやく認定を取得しています。

緊急時の通信 – Office 365 を利用すると、緊急事態の際に政府関係者が職員に絶えず最新情報を提供することが容易になります。職員が別のビルにオフィスを移動すると自動的に更新される "動的配布グループ" を使用して、政府関係者は、緊急事態に関して職員に電子メールを迅速に送信し、電子メールをしかるべき人たちに確実に届けることができます。Google Appsでは、電子メール配布グループに対して職員を手動で追加および削除する必要があります。

オフラインでの生産性の維持 – Office 365 では、インターネットにアクセスできない場合でも、職員は継続して作業を行うことができます。Google App では、オフラインのアクセスは非常に限定されています。職員はオフラインでは、Google Docsを使ってデスクトップから新しいドキュメントやスプレッドシートを作成できません。また、オフラインで作業できるのは、Google Chrome ブラウザーを使用している場合だけです。政府機関が他のブラウザーを使用している場合、Google Apps 用のオフライン ソリューションはありません。

 

あらゆる種類の緊急事態に対する備えの強化

Office 365 によって緊急事態に対する備えを強化した政府機関として、ポートランド市近郊の約 20 万人の住民に飲用水を供給している Tualatin Valley Water District が挙げられます。Water District の IT 部門責任者である Jim Ure 氏によると、クラウド内で電子メールを運用することで、Water District では、地震などの大災害時にもサービスを引き続き利用できるという保証が高まったとのことです。

「水道施設として、地震に備えると同時に対応できる必要があります」と Ure 氏は述べています。「オフプレミスのクラウド ベースのソリューションを利用することで、緊急事態に対する備えを強化できました。これは、障害対策の中で、当社が対処する必要のない部分であり、当社の電子メール通信はまったく影響を受けません」

同様に、Office 365 によって、クラマス郡では停電に対する備えを強化しました。「以前は、停電が発生すると、当社の IT 部門では打つ手がありませんでした」と、クラマス郡の情報技術部門責任者である Randy Paul 氏は述べています。「全員がサービスを利用できなくなるだけでなく、サービスを再開させる方法を見つけるために、さらにコストをかけて多くのリソースを割り当てる必要がありました」

ユタ州サミット郡では、ハード ドライブや他のシステムが停止したときに、データを復元して回復するのに数日かかっていたと、サミット郡の IT 部門責任者である Ron Boyer 氏は述べています。しかしながら、Exchange Online の利用により、IT 担当者が新しいコンピューターのスイッチを入れて、クラウドに接続できるため、すべての電子メールをすぐに取り戻すことができます。

「ハードウェアの障害が発生したときに、コンテンツを迅速に復旧できるというのは、本当に助かります」と Boyer 氏は述べています。「これが、障害復旧がクラウド内で機能するしくみです」

ミネソタ州の政府関係者は、Office 365 によって、2011 年夏に発生した州政府の機能停止といった、さまざまな種類の緊急事態に備えることができたと述べています。70 の機関に 35,000 人の職員を擁するこの州では、配布リストを使ってすべての州政府職員に電子メールを送信するというワンステップの簡単な方法で、職員に対して迅速に最新情報を届けることができました。

「組織全体の連絡が必要となるような緊急事態の際に、責任者が行政機関のすべての職員に電子メールを送信できるようになったため、IT 担当者が長い時間をかけて複数のリストをつなぎ合わせる必要がありません」と、ミネソタ州の副本部長 Tarek Tomes 氏は述べています。「2011 年夏に発生した州政府の機能停止は、すべての職員に刻々と変化する最新情報を届ける必要があった、一番最近の例です」

緊急事態の発生や、発生時期を制御することはできません。ただし、それに対する準備体制を管理することはできます。ある国会議員は、「絶望とは、ほとんどの場合、準備不足の所産である」と述べています。Office 365 を利用してクラウドに移行することで、政府機関は緊急事態に備えることができます。

 

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