Google の「フリー サイズ」という究極のアプローチ


(この記事は Whymicrosoft.com に 2011 年 7 月 19 日に投稿された記事の翻訳です)

企業のお客様とクラウドへの移行のメリットについて膝を突き合わせて話しているときに、最初にお客様が指摘する点は、これまで主要なIT の実装に対処してきた経験があるので、自身のペースで慎重に段階を踏んで移行したいということです。まさしく賢明なやり方です。慎重に計画し、リスクに対処することが重要です。しかし、クラウド生産性を提供するためのGoogle のアプローチは、実のところ「フリー サイズ」(1 種類ですべてをカバーする)というアプローチなのです。Googleは、生産性作業をクラウドで作成し保存するよう顧客に勧めますが、これが組織のビジネス ニーズを満たすのであれば問題はありません。

実際、お客様が必要としているのは柔軟性です。帯域幅の制約、セキュリティ管理設定、オフライン アクセス、規制による制約、管理の強化などのために、ビジネスでは、そのソリューションに自社運用アプリケーションまたはデータを組み込む必要があります。これが、市場に参入してから約5 年経っても、Google Apps がOffice に代わるものとして普及する様子が見られない一因なのです。

 

企業はクラウド オプションを必要としている

ほとんどの企業にとって、Googleモデルは必要なレベルの柔軟性をまったくサポートしていません。実際、The Open Group が実施した世界各国の従業員が 200 人 ~ 5,000 人の組織における 307 人のクラウド専門家に対する調査から引用した次のグラフによれば、45%が要件に最も適しているモデルをハイブリッド モデルであるとし、20%がプライベート クラウド モデルであるとしています。パブリック モデル、つまりクラウドの顧客にサービスを提供するというGoogle のみのアプローチを選んだのは、組織の17% 過ぎません。

どのクラウド展開モデルが組織のビジネス要件に最も適していますか?

出典: The Open Group Cloud Computing Survey
(The Open Group
によるクラウド コンピューティング調査)
2011 5 9

 

企業ニーズへの適合

一部の企業は、電子メールなどの特定の業務をクラウドに移行しており、多くの場合、会計などの他の業務は自社運用のまま維持したいと考えています。このこと自体はおかしなことではありません。多くの企業が、一部のアプリケーションやデータをクラウドに、他の情報を自社運用サーバーに格納するハイブリッド クラウド モデルに対応したソリューションを求めているだけなのです。実際、Fortuneは、企業のクラウドへの移行について次のように見ています。

「クラウド コンピューティングは、企業の IT 戦略の重要な部分になっており、通常はハイブリッド (クラウド + 自社運用) モデルのコンピューティングで使用されています。このモデルでは、顧客は、データを社内に保持しながら、クラウドの迅速なソフトウェア開発スピードを活用し、さらに現行の社内ハードウェアおよびソフトウェアへの投資を不要にすることでコストを削減できるので、両方のメリットを活かすことができます。ハイブリッドの一般的な例は、クラウドでアプリケーションを開発およびテストしてから、社内ネットワークにリリースできるというものです」

 -- Fortune、Charlotte Dunlap

段階的にクラウドへ移行すれば、組織はクラウド サービスまたはテクノロジの経験を積みながら、一部の機能を社内で管理することができます。一部のワークロードをパブリック クラウドまたはプライベート クラウドに移行して、“最適な”クラウド ソリューションを構築します。マイクロソフトが、パブリック、プライベート、およびハイブリッドのクラウド モデルについてお客様に自由にお話できるのは、これらのソリューションをすべて提供できるからです。このレベルの柔軟性を企業や機関に提供できるのはマイクロソフトだけであり、一度にすべてをクラウドに移行するように求めることはありません。

 

段階的なクラウドへの移行

専門企業であるMITIE にとって、イギリスを拠点にした56,000 人の従業員に対応するクラウド ソリューションを選択するときに重要だったのは、柔軟性があるということ、つまりこの場合は、一部の生産性アプリケーションを社内に保持しながら一部をクラウドに移行するというオプションでした。

「Google Apps への移行は、クラウドか無かという究極の提案を受け入れることを意味していました。マイクロソフトでは、自分のペースで、都合に合わせてクラウドに移行できます。当社は急成長を遂げており、クラウド サービスへの移行を切望していますが、自らの運命は自らの手に握っておきたいとも考えています。マイクロソフトならば、希望する選択肢や柔軟性が得られるうえに、一貫性のある慣れ親しんだユーザー エクスペリエンスと、全幅の信頼を置いているプラットフォームというメリットを活用して、当社の企業ニーズを満たすことができます」

-- David Aird、MITIE IT グループ責任者

Google とマイクロソフトの案を評価した後、この企業は自社運用の Microsoft Office 2010 と合わせて、クラウドでマイクロソフト オンライン サービスを使用することにしました。競合他社との比較評価の詳細 (英語) については、MITIE の顧客導入事例で確認できます。

Office のお客様との日々のやり取りで本当に嬉しいのは、どれだけ多くの人々が生産性向上のためにマイクロソフトの製品を使用してくれているかがわかることです。実際、企業のお客様が Office 2010 を導入する速度は Office 2007 の 5 倍に達しており、約 5,000 万人のユーザーが Office Web Apps を使用して、ブラウザーとインターネット接続を介してあらゆる場所から Office ドキュメントを表示、編集、共有しています。クラウドへの移行を考える企業や組織の増加に対応すべく、マイクロソフトは、慣れ親しんだ堅固な信頼の置けるツールを引き続き提供しながら、そのツールがクラウド、社内、あるいはその両方のどこにあっても、企業や組織が最適なモデルを選択できるように取り組んでいきます。

 

Office 365 がお届けするクラウド

お客様はクラウドのオプションに対する期待に胸を躍らせています。Office 365 パブリック ベータ版に申し込んだ企業の数は 200,000 を超え、Office 365 の発表以降は 25 秒ごとに 1 つの組織がサービスの試用版への登録を行っています。小規模企業は、以前に Google Apps を使用していた中核グループですが、ベータ版に登録した 70% 以上が Office 365 の使用を切望しています。

あらゆる規模の企業がこれほど Office 365 に期待を寄せている理由の 1 つは、その共同作業機能にあります。これまで、一部の小規模企業は、ドキュメントでの共同作業の方法として主に電子メールの添付ファイルを使用していましたが、バージョン管理の問題に悩まされていました。Office 365 を使用すれば、簡単に同僚や顧客と同じページを使用し続けることができます。次のことが可能になります。

  • ファイルとドキュメントに対して同時に共同作業を行う。
  • インスタント メッセージングやビデオ会議を使用して接続を維持する。
  • 同僚や顧客とリアルタイムの仮想会議を行う。
  • チームのメンバーと予定表を共有し、PC、Mac、iPhone、Android フォン、BlackBerry スマートフォン、Windows Mobile、Windows Phones などの複数のデバイス上のメールおよび予定表にアクセスする。
  • 魅力的な Web サイトを作成して維持し、Word 文書のように簡単に編集する。

Office 365 は、単にこれらの機能を提供するだけではありません。すべてExchange、SharePoint、Lyncなどの業界最高レベルのビジネス コミュニケーションおよび共同作業サービスに接続された、Word、PowerPoint、Excel、OneNote、Outlook
などのユーザーが毎日利用しているOffice アプリケーションを使用して提供するのです。

マイクロソフトが Office 365 について明るい見通しを持ち、マイクロソフトの生産性に対するアプローチが広く受け入れられると期待していても何ら不思議ではありません。

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