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Microsoft Japan Windows Technology Support

クラスター環境における共有でディスクの拡張手順

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 弊社によくお問い合わせいただくクラスターの内容のひとつに共有ディスクの拡張手順がございます。 ディスク拡張の手順については下記の技術情報にて公開しています。  Article ID: 304736How to extend the partition of a cluster shared diskhttp://support.microsoft.com/kb/304736/en-us  上記技術情報は、日本語版が機械翻訳となっておりますので、本 Blog にて、日本語の手順をご紹介します。※ 用語と画面は Windows Server 2012 のクラスター環境を使用しています。  共有ディスク パーティションの拡張にはオンライン拡張と、オフライン拡張の2種類がございます。オンライン拡張の場合は、サービスとノードを停止する必要はありません。Windows Server 2008 以降のクラスターは、オンライン拡張をサポートしています。 Windows Server 2003 以前のクラスターでは、オンライン拡張を実行するためには、クラスター上で動いているアプリケーションやストレージ、各種ドライバーが対応している必要がございます。そのため、オンライン拡張機能を実行する前にそれが正しく動作することを確認するために、現在のハードウェア構成と同等の環境で事前にテストすることをお勧めします。テスト環境がなく、事前にテストができない場合には、予期せぬ問題が発生することを避けるために、オフライン拡張での実施をお勧めいたします。 注意事項については特にございませんが、予期せぬ問題が発生してデータの損失を避けるために、事前のバックアップをお願いします。 手順概要————————————※ オンライン拡張の場合には、手順 1 と 2 は不要です。※ Windows Server 2003 の場合には [役割] を [グループ]、[開始] を [オンライン] に読み替えてください。※ Windows Server 2008、Windows Server… Read more

仮想ディスク サービス (VDS) について

こんにちは。日本マイクロソフトの松岡です。 今回は Windows OS に実装されている、仮想ディスク サービス (VDS) についてご紹介します。   仮想ディスク サービス (VDS) について =================================================== VDS はディスクの構成、管理を行うための、統一されたインターフェイスを提供するためのサービスです。 VDS は COM ベースの API を公開していますので、アプリケーションやスクリプトは COM インターフェイスを呼び出し、ディスクの作成やフォーマット、あるいはハードウェア RAID アダプターを管理することができます。 例えば、Diskpart コマンドや [ディスクの管理] MMC スナップインは、VDS API ベースのプログラムとなります。 これにより、ユーザーは、異なるベンダーのストレージ デバイスを、同一のユーザー インターフェイス経由で管理することができます。 VDS はソフトウェア プロバイダーとハードウェア プロバイダーという 2 種類のインターフェイスを公開しています。     ソフトウェア プロバイダーについて ————————————– ソフトウェア プロバイダーは、ボリューム、ディスク、ディスク パーティションなどへのインターフェイスを実装しています。 これらのインターフェイスは、例えば、ボリュームの作成、拡張、削除機能、または、ミラーの追加 / 解除、ボリュームのフォーマットやドライブ文字の割り当て機能などを提供します。 Windows Server… Read more

フェールオーバー クラスターのハートビートについて

*1   2013/8/27  Windows Server 2008 以降の動作についての補足を追記しました。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの戸田です。 日々のサポート業務の中で、よくお問い合わせを頂く内容についてご紹介します。 今回は MSCS や WSFC でときどきお問い合わせを頂く「ハートビート」についての記事となります。新旧クラスター関連の記事で使用されている 「ハートビート (Heart beat)」 という表現について、この場を借りて一旦整理したいと思います。また、ハートビートに関する設定値についてもご紹介します。 まず、一般的にコンピューター用語のハートビートとは分散コンピューティングにおいて相手コンピュータの生存確認を行うための仕組みです。フェールオーバー クラスターの用語では、ハートビート ネットワークとハートビート パケットがあります。混同しやすいところがありますのでまずは簡単に違いを説明します。 なお、この文書内で使用するプライベート ネットワーク、パブリック ネットワークという表現は、それぞれ以下のイメージを指しています。 プライベート ネットワーク … クラスター ノード間を結ぶ Closed なネットワーク。 パブリック ネットワーク … クラスター ノード間を結び、クライアント アクセス ポイントが割り当てられたネットワーク。一般的にはネットワーク クライアントからのアクセスが可能な構成となります。 ハートビート ネットワークについて MSCS においてノードの正常性確認のための専用ネットワークを指す用語です。 クラスターを構成するノードでは随時ステータスの同期を行っており、もし同期に失敗するノードが見つかった場合には、そのノードはクラスターから切り離されます(切り離されたノードはクラスター サービスの再起動が行われ、あらためてクラスターに参加を試みます)。この同期処理のために用意する専用のプライベート ネットワークのことをハートビート ネットワークと呼びます。このハートビート ネットワークはクラスターの安定動作のために非常に重要視されており、固有の設定が必要とされています。詳細については以下の KB をご一読ください。 クラスター サーバーでのプライベート “ハートビート”… Read more

クラスタ共有ディスクのドライブ文字を変更するには

こんにちは。Windows テクノロジー サポートの戸田です。 Windows Server 2008 クラスタ環境では「フェールオーバー クラスタ管理」 ( R2 の場合には「フェールオーバー クラスター マネージャー」)コンソールから共有ディスクのドライブ文字変更が可能です。 しかし、Windows Server 2003 クラスタ環境の場合、「クラスタ アドミニストレータ」ではその様なメニューはありません。 Windows Server 2003 クラスタ環境で共有ディスクのドライブ文字を変更するには、対象の物理ディスク リソースを所有するノードで「ディスクの管理」画面からドライブ文字を変更します。この手順は非クラスタ環境のローカル ディスクと全く同様で、オープン ハンドルが無ければすぐに反映されます。 クラスタ環境であることは、あまり意識する必要はありません。ドライブ文字の変更を行った物理ディスク リソース (を含むグループ) を他のノードに移動すると、移動先のノードでディスクのオンライン時に自動で変更後のドライブ文字が割り当てられます。 ただし、この操作ではリソース名は変更されないので、リソース名は必要に応じて「クラスタ アドミニストレータ」等から変更してください。 また、クラスタ環境に限った話ではなく、ドライブ文字を変更する際には、古いドライブ文字を使用するリソースなどが無い (あるいは新しいドライブ文字を参照するよう変更し、オフライン状態である) ことを確認の上、変更作業を実施してください。  … Read more

Windows 7 における、既定のユーザー プロファイルのカスタマイズについて

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの丸山です。本日は Windows 7 における、既定のユーザー プロファイルのカスタマイズについてお話しします。 Windows で既定のユーザープロファイルをカスタマイズする場合には、よく知られている方法として、以下の 2 つの方法がありました。 (1) カスタマイズしたプロファイルを、既定のユーザー プロファイルへコピーする (非サポート)(2) Sysprep を実行し、カスタマイズしたプロファイルを既定のユーザー プロファイルへコピーする (推奨) さまざまな理由により、現在では (2) の方法のみ、弊社でサポート可能な手順として推奨しています。 それぞれの手順がどういったものであるか、見てみましょう。 (1) カスタマイズしたプロファイルを、既定のユーザー プロファイルへコピーする (非サポート) 従来の Windows では、Administrator ユーザー アカウントのプロファイルにカスタマイズを行い、既定のユーザー プロファイルに上書きコピーすることで、既定のユーザー プロファイルのカスタマイズを行うことができました。 ただし、本来この方法は既定のユーザー プロファイルをカスタマイズすることを目的として提供されているものではなく、ローカル プロファイルを移動プロファイルとしてプロファイル サーバーへアップロードを行うために提供されているものです。 また、いくつかのプロファイル コピー ツールが公開されており、これらのツールを使用して、カスタマイズを行ったユーザー プロファイルを、既定のユーザー プロファイルに上書きすることで、カスタマイズを行うこともできました。 ※この手順は、弊社でも多くの技術情報を公開していましたが、現時点ではすべて公開を停止しています。 この手順は、古くから存在している方法で、Windows の実装が単純であった Windows NT 4 では期待通り動作していました。 しかしながら、Windows 2000 以降、Windows の実装は大変複雑になり、この手順により既定のユーザー プロファイルのカスタマイズを行った環境では、様々な問題が発生する事が明らかになりました。… Read more

リソース不足について – 第 3 回

こんにちは。 Windows テクノロジー サポートの丸山です。   第 1 回、および第 2 回では、リソース不足の問い合わせにおいて、原因となることが多いページプール、非ページプールの不足についてお話をさせていただきました。   今回は、ページプール、非ページプールの上限値の確認方法と、Windows Vista や 64-bit Windows についてお話します。   ページプール、非ページプールの上限値確認方法について   まず、パフォーマンスモニタでは、以下の値が確認可能であることをお話ししました。   – Pool Nonpaged bytes – Pool paged bytes (この値は、ページアウトされた分も含めた、ページプールの全体サイズを示しています) – Pool paged resident bytes (この値は、ページプールの中でも、物理メモリ上にあるメモリサイズを示しています)   しかしながら、パフォーマンスモニタでは、これらの最大サイズを確認することができません。 カーネルデバッガを使用して、!vm コマンドを実行することで、値を確認することができます。 ただし、Windows Vista 以降の OS をお使いの場合では、デバッガを接続するためにWindows をデバッグモードで起動する必要があります。ちょっと面倒ですね。   そこで、代わりに今回は Process Explorer ツールを使用した方法についてご紹介します。 Process Explorer では、シンボルの設定を行うことで、現在確保されているプールのサイズや、その上限値を確認することができます。… Read more