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Microsoft Japan Windows Technology Support

スタートアップ時タスクの実行に失敗する問題について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの近藤です。 本日はタスク スケジューラにて “スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクの実行が失敗する問題について、ご紹介いたします。 [現象] タスク スケジューラにて、”スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクが複数 登録されている場合、それらのタスクがランダムに実行失敗する場合があります。 事象発生時には、該当のタスクが実行されず、タスク スケジューラの履歴タブにエラー イベント ID: 101 が記録されます。またその際のエラー値は ERROR_LOGON_FAILURE (2147943726) となります。(タスク スケジューラの履歴機能を有効化している場合のみ。) [発生条件] この問題は以下の 3 つの条件を全て満たす場合に発生する可能性があります。 ① OS バージョンが以下のいずれかに該当する。 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows 10 (Version 1803 までの全てのバージョン) Windows 8.1 ② 2017 年 9 月 以降の更新プログラムを適用している。 本問題は、Windows 10 Version 1703… Read more

%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に作成される文字化けしたファイルについて

皆さんこんにちは。 Windows プラットフォームサポートの丸山です。 今回は、%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に作成される文字化けしたファイルについて、ご紹介させていただきます。 ■ 発生する事象について Windows Server 2016 環境において、%Systemroot%\System32\LogFiles\Sum フォルダ内に文字化けしたファイルが作成されることがあります。 文字化けしたファイルが作成されている例: この文字化けしたファイルは、User Access Logging Service (UALSVC) により生成されております。 また、この事象は UALSVC による初回の情報収集が実施される前にサービスが再起動されたとき、作成されるファイルであることがわかっております。 UALSVC は既定の設定でサービスを起動してから 24 時間が経過したタイミングで初回の情報収集が行われます。 このため、初回の情報収集が行われるまでに複数回、UALSVC の再起動が行われました場合には、都度、文字化けしたファイルが生成されます。 なお、以下の KB でご紹介しているような手順にて UALSVC のログの削除を行いました場合にも、次回の情報収集が行われるまでに UALSVC を再起動すると、文字化けしたファイルが生成されることがわかっています。 Windows Server 2012 : イベントソース “ESENT” 、ID “327” “326” の イベントが大量発生する。 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2900773 ■ 対処策について 前述のような、文字化けしたファイルが作成された場合、そのまま放置していただいてもシステムの動作に影響はございませんが、不要なファイルでございますので、文字化けしたファイルは削除していただいても問題ございません。 ■ 根本的な対処に向けて 現在弊社では、将来バージョンの Windows Server… Read more

OS が起動しなくなる問題 (NoBoot) 発生時の対処方法について – 概要

こんにちは、日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 OS のトラブルの中でも、OS が急に起動しなくなった場合は、業務への影響が大きく、多くの場合緊急での対応が必要になるため、弊社へお問い合わせを多くいただく分野となっております。 また、OS が起動しない状態(弊社では 「NoBoot (ノーブート)」 と呼びます)になってしまうと、通常起動時のトラブルシューティングは実行できずとれる手段が限られるため、短時間で適切な対処を行うことが必要になります。 この記事では、NoBoot 事象が発生した場合でも、現状を適切に把握し、復旧手段などを素早くとっていただけるよう、弊社サポートでご支援させていただいている際のポイントをまとめさせていただきました。事象へ対処の参考としてご活用いただけますと幸いです。 1 回目の今回は NoBoot の概要について、2 回目は対処方法についてご紹介させていただきます。 NoBoot とはどんな事象か PC の電源投入後、Windows OS は、以下の段階を経て起動します。 0. BIOS/UEFI (Windows OS の起動前) 1. Windows Boot Manager (Bootmgr/Bootmgr.efi) 2. Windows operating system loader (Winload.exe/winload.efi) 3. Windows NT OS Kernel (ntoskrnl.exe) NoBoot は “Windows OS が起動しなくなる問題” ではありますが、どのタイミングで問題が発生したかによって遭遇する状況が違います。問題を正確に把握するためには、どのような画面が表示されているかを確認しておく必要があります。 各起動段階で発生する NoBoot の例としては以下のようなパターンが挙げられます。(ここでは Windows… Read more

リモート デスクトップ サービスでのコレクションの命名について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 セッション ベースまたは VDI のリモート デスクトップ サービスでは、コレクションという概念でセッション ホスト サーバーまたは仮想デスクトップを管理いたします。 コレクション作成時には、一意となる任意の “コレクション名”を付けますが、”コレクション名” は日本語と英数字のいずれでも使用可能です。 ただし、日本語コレクション名、英数字コレクション名のいずれにおいても作成上の注意点がありますので、本ブログにて広報いたします。   ■ 共通の注意事項 コレクション名を決める際、入力文字数に制限はございませんが、英数字の場合は先頭16文字のみでユニークなコレクション名であるかどうかが判断されます。 また、コレクション名を決めた際、内部で使用される “コレクション ID” が自動的に決まりますが、コレクション ID は 32 文字までの制限があります。 なお、後述いたしますが、日本語名コレクションの場合は一律で特別なコレクション ID が決められますので、まったく異なるコレクション名であってもユニークであるとは判断されません。   ■ 日本語コレクション名についての注意事項 英数字コレクションの場合、コレクション名がそのまま “コレクション ID” となります。 例 : コレクション名 : Test01 コレクション ID : Test01 ただし、日本語コレクション名の場合、日本語コレクション名がそのままコレクション ID にはなりません。 “farm” といった文字列に、サフィックスとして数字が加えられたものがコレクション ID となります。 例えば、”総務部” “経理部” “人事部”… Read more

Windows Server 2016 で記憶域階層を用いた仮想ディスクを作成する際の注意点

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの堀合です。 今回は Windows Server 2016 で記憶域スペースの機能を利用して記憶域階層を用いた 仮想ディスクを作成する際の注意点についてご紹介します。 なお、記憶域スペースの機能で記憶域プールから仮想ディスクを作成した後、仮想ディスクの 拡張が実行できないことがございます。これは想定された動作ですが、本件では触れていないため 詳細は以下の Blog をご参照ください。 記憶域スペースの NumberOfColumns と仮想ディスクの拡張について https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2017/06/22/numberofcolumns-of-storagespace/ ■ 記憶域階層について Window Server 2012 R2 より記憶域スペースでは記憶域プールにSSDとHDDの両方が 存在している場合、2つの記憶域の階層から構成される仮想ディスクの作成が可能となりました。 ・SSD階層は頻繁にアクセスされるデータ用 ・HDD階層はアクセスする頻度が少ないデータ用 記憶域スペースはデータのアクセス頻度に基づき、データを1MB単位のサブファイル(ブロック)レベルで 2つの階層の間で移動させます。記憶域階層は頻繁にアクセスされるデータを SSD に、アクセスする頻度が 少ないデータは HDD に移動させることで、パフォーマンスがすぐれた仮想ディスクを作成することができます。   ■ Windows Server 2016 における仮想ディスク(階層化)作成の注意点 記憶域プールから仮想ディスク(階層設定)を作成する際に、仮想ディスクに割り当てる容量を 設定しますが、Windows Server 2016 では “最大サイズ” を選択すると作成実行後、以下のエラーが発生します。     これは、Windows Server 2016 に追加された新機能「記憶域スペースダイレクト」の multi-resiliency… Read more

CPU 使用率を確認するパフォーマンス カウンターについて

みなさま、こんにちは。Windows  プラットフォーム サポートの横瀬です。 最近、パフォーマンス モニター (Perfmon) での CPU 使用率に関するカウンターのお問い合わせで、 類似した内容をお受けするケースがありましたため、以下 2 つのトピックについて、ご紹介いたします。 こちらの情報がご利用者様のお役に立てれば幸いです。 – 長い期間、再起動を行っていないシステムで CPU 使用率が不正な値を示す場合がある。 – パフォーマンス カウンターの Processor と、Processor Information について ①  CPU 使用率が不正な値を示す場合がある。 CPU 使用率を確認するパフォーマンス カウンターには、 – Processor Time (システム全体の CPU 使用率) – Privileged Time (カーネルの CPU 使用率) – User Time (アプリケーションの CPU 使用率) – Interupt Time (ハードウェア割り込みでの CPU 使用率) – DPC… Read more

Windows Server バックアップ の ReFS のサポートに関して

※ 本記事は WIndows: Windows Server 2012, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2016 が対象です。 こんにちは、WIndows プラットフォームサポートの加藤です。 Windows Server バックアップは、従来は NTFS ファイル システムのみサポートの対象でしたが、Windows Server 2012 以降の OS では、新しく導入されたファイル システムである、ReFS もサポートしています。 そのため、下記 (Windows Server 2008 R2 に公開されました) の公開情報で言及されている内容は基本的には ReFS についても同様に適用されています。 Windows Server バックアップ ただし、例外として下記のページで紹介しております、“バックアップ パフォーマンスの最適化” (増分バックアップ) のオプションはサポートされていません。 本記事ではこの内容の情報公開と、併せて “ReFSのサポートされているバックアップ方法” をご案内いたします。 バックアップおよびサーバーのパフォーマンスを最適化する (増分バックアップ)   ■ 完全バックアップは ReFS でもサポートされています 完全バックアップは、バックアップ対象ボリュームの全てのデータをバックアップ格納先に転送するバックアップ方法です。デフォルトの設定では基本的に… Read more

Robocopy のエラー (戻り値) について

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 robocopy コマンドでファイル コピーを実行した際、エラーが発生した際に戻り値が記録されますが、今回は戻り値の結果の詳細についてご紹介します。 まず、robocopy コマンドでは以下のベースとなる戻り値があります。 戻り値 0: コピーする必要がないため、何も実施しなかった 戻り値 1: ファイルのコピーが成功した (フォルダーのコピーは含まれません) 戻り値 2: 余分なフォルダー、ファイルが確認された (コピー元にはなく、コピー先だけにある) 戻り値 4: 同じ名前で別の種類のファイルが存在した (コピー元はフォルダーで、コピー先はファイル、またはその逆) 戻り値 8: コピーに失敗した (リトライした結果を含みます、また /L では実際にコピー処理を行わないため、実質 8 以上の戻り値は出力されません) このそれぞれの戻り値は LOG オプションでカウントされる場所は以下となります。 0 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “スキップ” にカウントされます。 1 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “コピー済み” にカウントされます。 2 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “Extras” にカウントされます。 4 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “不一致” にカウントされます。 8 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “失敗” にカウントされます。 しかし、robocopy… Read more

クラスターの検証を実行した際に、Hyper-V 統合サービスのバージョン検証で警告が発生する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 Windows Server 2016 Hyper-V クラスター環境でクラスターの検証を実行した際に、Hyper-V 統合サービスのバージョン検証で以下の警告が発生することがあります。 —————————————– Hyper-V 統合サービスのバージョンの検証 結果 : 警告 警告 : 次の仮想マシンはホスト コンピューターと一致しない統合サービスを実行しています。この仮想マシンまたはホスト コンピューターの統合サービスを更新して、同じバージョンにする必要があります。 —————————————– [原因] Windows Server 2012 R2 Hyper-V 以前の環境は、ゲスト OS の統合サービスとホスト OS の統合サービスのバージョンと一致させることを推奨しております。 (ホスト OS の統合サービスバージョンが更新された場合に、ゲスト OS の統合サービスバージョンを更新させることを推奨しております) そのため、Hyper-V クラスター環境では、クラスターの “クラスターの検証” にて仮想マシンの統合サービスのバージョンを検証しており、 ホスト OS とゲスト OS の統合サービスのバージョンが一致しているかを確認しております。 しかしながら、Windows Server 2016 Hyper-V 環境では、Windows Server 2012 R2 Hyper-V… Read more