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Microsoft Japan Windows Technology Support

最も古い共有フォルダーのシャドウコピーが削除されてしまう事象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 今回は、共有フォルダーのシャドウ コピーが世代数の上限値まで保存されている状態で、Windows Server バックアップや読み取り chkdsk など、シャドウ コピーの自動作成を行うアプリケーションを実行すると、最も古い共有フォルダーのシャドウ コピーが削除されてしまう事象について、ご紹介いたします。 この事象は、次期の Windows OS より修正が行われるため、現在お使いの OS ではシャドウ コピーを取得する世代の上限値を 1 つ多く設定する対策が必要となります。   対象 OS Windows Server 2008 R2 Windows Server 2012 / 2012 R2 Windows Server 2016   目次 シャドウ コピーとは シャドウ コピーの種類 シャドウ コピー作成 / 世代管理 の仕組み シャドウ コピーの設定 事象について 事象解説 事象の回避策 [参考] 事象発生の検証  … Read more

Robocopy のエラー (戻り値) について

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 robocopy コマンドでファイル コピーを実行した際、エラーが発生した際に戻り値が記録されますが、今回は戻り値の結果の詳細についてご紹介します。 まず、robocopy コマンドでは以下のベースとなる戻り値があります。 戻り値 0: コピーする必要がないため、何も実施しなかった 戻り値 1: ファイルのコピーが成功した (フォルダーのコピーは含まれません) 戻り値 2: 余分なフォルダー、ファイルが確認された (コピー元にはなく、コピー先だけにある) 戻り値 4: 同じ名前で別の種類のファイルが存在した (コピー元はフォルダーで、コピー先はファイル、またはその逆) 戻り値 8: コピーに失敗した (リトライした結果を含みます、また /L では実際にコピー処理を行わないため、実質 8 以上の戻り値は出力されません) このそれぞれの戻り値は LOG オプションでカウントされる場所は以下となります。 0 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “スキップ” にカウントされます。 1 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “コピー済み” にカウントされます。 2 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “Extras” にカウントされます。 4 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “不一致” にカウントされます。 8 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “失敗” にカウントされます。 しかし、robocopy… Read more

2018 年 1 月更新プログラムを適用後、ライブマイグレーションが失敗する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 2018 年 1 月更新プログラム適用の Hyper-V ホストから 未適用の Hyper-V ホストに対して仮想マシンのライブマイグレーションを実行するとイベントログに Hyper-V-VMMS ID:24004 が記録され、失敗する場合があります。 ————————————— ログの名前: Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS/Admin ソース: Hyper-V-VMMS 日付: XXXX/XX/XX XX:XX:XX イベント ID: 24004 タスクのカテゴリ: なし レベル: エラー キーワード: N/A ユーザー: SYSTEM コンピューター: XXXXXXXX 説明: 仮想マシン ‘XXXX’ は、物理コンピューター ‘XXXX’ でサポートされていないプロセッサー固有の機能を使用しています。 異なるプロセッサーを持つ物理コンピューターにこの仮想マシンを移行できるようにするには、仮想マシン設定を変更して、 仮想マシンで使用されるプロセッサー機能を制限します。(仮想マシン ID XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX) ————————————— ※ 未適用の Hyper-V ホストから適用した Hyper-V ホストへのライブマイグレーションは成功します。 ※ 本事象は以下の更新プログラム適用で発生する場合がございます。… Read more

LPRemove タスクの動作について

こんにちは。 Windows サポートの丸山です。 現在弊社にて提供しております多くの Windows 製品では、多言語対応となっており、あらかじめ言語パックが追加されたイメージを展開いたしますと、セットアップ時に表示言語を選択できるようになっております。 ※ Windows Server 2016 製品のセットアップ時における、言語選択画面の例 またいっぽうで、使用していない言語パックを削除する LPRemove タスクが登録されており、コンピューターの起動時や、メンテナンスのタイミングにて、言語パックのクリーンアップを行っております。 LPRemove タスクは、バックグラウンドで実行されておりますが、すべての言語パックが削除される前にコンピューターの再起動を行いますと、削除されなかった言語パックが残されたままとなる動作が確認されております。 不要な言語がインストールされている場合には、手動で言語パックの削除を実施してください。 ※言語パックの削除ツールは、”lpksetup /u” コマンドで起動できます。 多言語環境の構築を検討いただくにあたり、本ブログ記事の情報がお役に立てますと幸いです。… Read more

パフォーマンス ログのススメ

こんにちは。 Windows サポートの水上です。 今回は、パフォーマンスの問題が発生した際にお願いしたい、パフォーマンス ログの採取についてご紹介します。… Read more

イベント FailoverClustering 1230 について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当です。 本日は、クラスター環境で発生するイベント ID 1230 (ソース:Microsoft-Windows-FailoverClustering) についてご紹介します。   – イベント ID 1230 クラスターではリソースに対する操作 (正常性チェック LooksAlive, IsAlive など) で応答が無い場合に、リソースの応答を待ち続けることでクラスターの動作が停止することを防ぐためにタイムアウト値 DeadlockTimeout が設けられています。 リソースの操作が DeadlockTimeout 値を超えて完了しないとタイムアウトが発生しイベント ID 1230 が記録されます。   – イベント ID 1230 の原因調査 イベント ID 1230 が記録された時のクラスター ログからは何の操作でタイムアウトが発生したかを確認することができますが、リソースの操作が停止しタイムアウトした原因はイベント ログやクラスター ログなどから調査することが困難となります。   // リソース Disk01 への操作 LOOKSALIVE がタイムアウトしたことを示すクラスター ログ ERR   [RHS] RhsCall::DeadlockMonitor: Call LOOKSALIVE timed out… Read more

マルチサイト クラスター環境で記録されるイベント ID 1135 について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当です。 本日は、弊社に比較的多くお問い合わせをいただくマルチサイト クラスター環境で記録されるイベント ID 1135 について対処策を紹介します。   – イベント ID 1135 イベント ID 1135 はクラスター ノード間のハートビート通信がすべてのネットワークで失敗し、クラスターを構成するノードがクラスターから除外されたことを示すイベントです。 ハートビート通信はクラスター ノード間で定期的 (既定で 1 秒毎) にパケットの送受信が行われ、一定の期間パケットが届かないと失敗と判断されます。   <参考> フェールオーバー クラスターのハートビートについて https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2012/03/22/156/   通常、シングルサイト クラスター環境ではクラスターで使用されるネットワークが複数構成されているため、一つのネットワークで問題が発生した場合でも他のネットワークでノード間の通信が可能であればイベント ID 1135 は記録されません。   一方、マルチサイト クラスター環境ではノード間通信が WAN 回線を経由しておこなわれるため、WAN 回線が不安定な場合、ハートビート通信が失敗しイベント ID 1135 が記録されクラスターを構成するノードがクラスターから除外される問題が発生します。   実際にマルチサイト クラスター環境では、WAN 回線の問題によりイベント ID 1135 が記録される報告が弊社まで多く寄せられていますが、ネットワークの問題のため弊社にお問い合わせをいただいても OS 側からは調査が困難です。 クラスターでは既定で 5… Read more

LPD サーバーへ印刷時のポート設定について

こんにちは。Windows サポートの鈴木です。 印刷の出力先として LPD サーバーを指定いただく際のポートの設定についてご紹介いたします。 LPR プロトコルを使用した印刷は、プリント サーバーが UNIX / Linux 等の場合に使用されるほか、 サーバー側で印刷のログを取得したり、ドキュメントを蓄積、分類等を行うアプリケーションなどを ご使用の際にも使用されることがあります。また、お使いのプリンターが対応している場合は、 LPR プロトコルを使用して直接印刷を実行できる場合もあります。 さて、ここで注意いただきたいのが、印刷の相手がサーバーなのか、プリンターなのかという点です。 Windows の既定の状態で、プリンターに対して LPR プロトコルで印刷データを送信するために 「標準 TCP/IP ポート モニター」が使用可能となっています。 同じ LPR プロトコルですから、この「標準 TCP/IP ポート モニター」 を使用して プリンターではなく LPD サーバーへの印刷を行うことも、多くの場合は可能です。 しかしながら、サーバーとクライアント間のネットワークが切断された場合の リトライ動作等で予期しない事象が発生するという報告をお寄せいただいております。 このような場合にご検討をいただきたい回避策として、以下 2 点があります。 [LPR バイト カウントを有効にする] チェックボックスを有効にします。 標準 TCP ポート モニターの代わりに “LPR ポート モニター” を使用します。 [LPR バイト カウントを有効にする]… Read more

タスク スケジューラーのイベント ログに ‘エラー値: 2147942402’ が出力されてタスクの起動に失敗する。

こんにちは。Windows サポートの高橋です。皆さんは Windows に標準でサポートされている “タスク スケジューラー” はご存じでしょうか。 下記のようなアプリケーションを一度はご覧いただいたことがあるかもしれません。 タスク スケジューラーでは、”タスク” という単位で特定のアプリケーションやスクリプト等を実行することが可能であり、特定の時間に指定したユーザーで起動する等の細かい設定が可能になります。 タスクの登録方法としては、上記画面のタスク スケジューラーから、GUI 操作により登録する方法に加え、PoweShell のコマンドレット および “schtasks.exe“ とよばれるプログラムによりコマンドで登録する方法があります。 Schtasks コマンドでは、タスクの作成や設定の変更、削除、および実行など様々な動作を指定できるオプションが用意されており、一度だけ実行したいタスクの場合 /Z オプションを付与して実行後にタスクを削除することも可能です 先日 Windows サポート チームに Windows Server 2012 R2 の環境において schtasks コマンドに /z オプションを付与して登録したタスクの起動が失敗して、エラーのイベントに ‘エラー値: 2147942402’ が出力されたとのお問合せがありましたため、同様の状況が発生した際のご参考情報としてご案内したいと思います。 簡単に言うと  /z オプションを付与して schtasks コマンドから作成したタスクの実行に失敗する状況になります。 事象発生の前提条件について: 以下のコマンドの実行例の通り、/Z オプションを付与した場合に上記の事象が発生する状況が確認されました。 schtasks コマンド実行例: > schtasks /Create /TN <タスク名> /TR <実行タスク>… Read more