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Microsoft Japan Windows Technology Support

ユーザー プロファイル ディスク (UPD) を使用している環境で、ユーザーがログオフ状態である場合、タスク スケジューラで構成されているユーザープロファイル領域を利用するタスクが実行できない

Windows プラットフォーム サポートの平井です。 本記事では、ユーザー プロファイル ディスク (UPD) を使用している環境で、タスク スケジューラにて構成された非対話型タスクが実行できないシナリオについて解説します。 次の条件において、タスク スケジューラで構成されているタスクが正常に実行できません。 1. Remote Desktop Service にて UPD が構成されている 2. RD セッションホスト の タスク スケジューラー にて非対話型タスクが構成されている。(”ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する” セキュリティ オプションが構成されたタスク) 3. タスクに、ユーザープロファイルの領域に対する操作が含まれている。 4. タスクの実行時、UPD に紐づくユーザーはログオフしている 上記の事象が発生する背景は次の通りです。 UPD がユーザープロファイルとしてマウントされる要件としては、対話型ログオンの一環として Winlogon.exe からユーザープロファイルディスクがマウントされる必要があります。 しかしながら、現行のタスク スケジューラにおける実装においては、ユーザーがログオフ中に実行される非対話型タスクの実行時は、タスク スケジューラからUPDをマウントするための Winlogon.exe との連携実装が存在しません。 このため、対象のユーザーがログオフの状態(UPD がアンマウントされている状態)では、対象のユーザープロファイル領域を利用するタスクについては正常に実行することはできません。 これは、現行の実装における制限事項です。UPDが構成された環境にてユーザープロファイル領域を利用するタスクを実行する場合は、対象のユーザーのログオン中にご実行いただくことをご検討ください。 尚、一般的な ローカル ユーザー プロファイル または、移動ユーザー プロファイル が使用されている環境の場合、非対話型タスクであっても タスク スケジューラ サービス… Read more

スタートアップ時タスクの実行に失敗する問題について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの近藤です。 本日はタスク スケジューラにて “スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクの実行が失敗する問題について、ご紹介いたします。 [現象] タスク スケジューラにて、”スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクが複数 登録されている場合、それらのタスクがランダムに実行失敗する場合があります。 事象発生時には、該当のタスクが実行されず、タスク スケジューラの履歴タブにエラー イベント ID: 101 が記録されます。またその際のエラー値は ERROR_LOGON_FAILURE (2147943726) となります。(タスク スケジューラの履歴機能を有効化している場合のみ。) [発生条件] この問題は以下の 3 つの条件を全て満たす場合に発生する可能性があります。 ① OS バージョンが以下のいずれかに該当する。 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows 10 (Version 1803 までの全てのバージョン) Windows 8.1 ② 2017 年 9 月 以降の更新プログラムを適用している。 本問題は、Windows 10 Version 1703… Read more

タスク スケジューラで使用している 2 つの実行エンジンについて

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの丸山です。 今回は、Windows 8 および Windows Server 2012 以降のタスク スケジューラでお問い合わせの多い、UBPM と呼ばれる実行エンジンの注意事項についてご紹介させていただきます。 ■ タスク スケジューラで使用されている 2 つの実行エンジンについて Windows 7、および Windows Server 2008 R2 以降のタスク スケジューラでは、従来の実行エンジンと合わせて、Unified Background Process Manager (UBPM) と呼ばれる実行エンジンが利用されるようになりました。 しかしながら、弊社では、UBPM を利用して起動されるタスクの動作が、従来の実行エンジンで動作するタスクとは違った動作をすることが確認されております。 本ブログでは、UBPM 利用時における注意点について、弊社問い合わせ事例などを紹介させていただきます。 ■ 実行エンジンの違いによる問い合わせ事例について UBPM を利用して実行されるタスクでは、従来の実行エンジンと比較して以下のような動作の違いが報告されております。 (1) “タスクの実行時に使うユーザー アカウント” に “ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する” が選択されている場合、”最上位の特権で実行する” のチェックが外れていても常に最上位の特権で動作します。 管理者ユーザーを利用して、以下のようにタスクを設定した場合、従来の実行エンジンではユーザー アカウント制御 (UAC) の機能により制限された権限でタスクが動作しますが、UBPM では完全な権限でタスクが動作します。 従来の実行エンジンで実行されたタスクは制限された権限でタスクが動作しています。 UBPM で実行されたタスクは完全な権限でタスクが動作しています。 (2) タスクを開始するまでのコンピューターのアイドル時間は無視されます。… Read more