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Microsoft Japan Windows Technology Support

フェールオーバー クラスター マネージャーから DHCP サーバーの管理を開くとエラーが発生する

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの鎌滝です。 今回は DHCP サーバーのクラスター環境において、フェールオーバー クラスター マネージャーから DHCP サーバーの管理がエラーにより開けない事象についてご紹介いたします。 事象 DHCP サーバーのクラスターを構成している環境では、以下のように DHCP サーバーの管理画面をフェールオーバー クラスター マネージャーから起動することができます。 しかしながら、日本語環境 (英語以外の環境) では以下のエラーが発生し、DHCP サーバーの管理画面を開くことができません。 無効な拡張名: CLUSTER_SNAPIN_EXTENSION_NAME は ‘DHCPサービス’ です。 対象 OS : Windows Server 2012 以降 原因 本事象は弊社製品の不具合であり、フェールオーバー クラスター マネージャーから DHCP サーバーの管理コンソールを開く際に渡される環境変数が誤って日本語に翻訳されたために発生しております。 回避策 以下の 2 つの回避策が確認できておりますので、これらの対処をご検討ください。 1. DHCP サーバーの所有者ノードでサーバーの管理ツールから “DHCP” を開く 2. OS 言語を英語にしてご利用いただく ※ コントロール パネルの “言語”… Read more

クラスターディスク ClusDisk.sys の Persistent Reservation について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォーム サポートの石田です。 今回は、Microsoft Windows Server Failover Cluster の共有ディスクに対する予約 (Persistent Reservation) の 動作についてご紹介させていただきます。 クラスターサービスでは共有ディスクの排他制御を行うため、SCSI-3 で規格されている Persistent Reserve コマンドセットを利用しています。 そのため、利用する HBA と共有ディスクを提供するストレージは SCSI-3 に対応している必要がございます。 クラスターで利用される共有ディスクにアクセスする際、ディスク毎に管理されている Reservation Table に ノード毎に一意に識別できる予約キーを登録します。 最初にキーを登録できたノードがディスクをオンラインにします。 既に別のノードによってキーが登録されておりキーの登録に失敗した場合は、キーが解放されるまで待機状態となります。 ディスクをオンラインにしているノードはディスクに対して 3 秒ごとに Persistent Reserve コマンドを 発行して予約情報を更新します。 ノード 1 とノード 2 にてディスクへ予約キーが登録されるまでの流れ、および障害が検知された際の動作については 以下のようになります。 1. ノード 1 のクラスター起動時に対象のストレージに向けて Register & Reserve を発行しストレージの Registration TableおよびReservation Tableに予約キーを登録します。… Read more

Hyper-V クラスター環境にて、クラスター対応更新 (CAU) のライブ マイグレーションがメモリ不足で失敗する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 本日は、Hyper-V クラスター環境で、クラスター対応更新 (CAU) の実行中にライブ マイグレーションがメモリ不足で失敗し、クラスター対応更新が停止する事象についてご案内いたします。 クラスター対応更新では、更新プログラムの適用時に、役割のドレイン (他のノードに退避) やノードの再起動、再起動完了後のフェールバックを自動で実施しますが、Hyper-V クラスター環境では、このフェールバックのライブ マイグレーションがメモリ不足で失敗する場合がございます。 これは、クラスター対応更新の実施時に、ドレインとフェールバックのライブ マイグレーションが状況によっては、同時に実施される可能性があるためです。 ドレインでは、移動時に全ノードのメモリの空き容量を確認し、各ノードのメモリ使用率が均等になるように、各仮想マシンの移動先を決定するため、メモリ不足で失敗することはありませんが、フェールバックでは、ノードのメモリの空き容量は考慮せず、必ず元のノードに戻ろうとします。 そのため、フェールバック先のノードのメモリがドレインで移動してきた仮想マシンによって全て使われてしまうと、フェールバックのライブ マイグレーションがメモリ不足で失敗します。 この事象が発生すると、ノードのイベント ログ (System) に以下のログが記録されます。 ============ ソース: Microsoft-Windows-Hyper-V-High-Availability イベント ID: 21502 レベル: エラー 説明: ‘仮想マシン <仮想マシン名>’ のライブ マイグレーションが失敗しました。 ‘<仮想マシン名>’ の仮想マシン移行操作が移行先 ‘<ノード名>’ で失敗しました。(仮想マシン ID ********-****-****-****-************) ‘<仮想マシン名>’ は初期化できませんでした。(仮想マシン ID ********-****-****-****-************) RAM 容量が <メモリサイズ MB> の仮想マシン <仮想マシン名> を起動するために必要なメモリがシステムに不足しています。(仮想マシン ID ********-****-****-****-************) ============… Read more

2018 年 8 月更新プログラム以降を適用後、仮想マシンのライブマイグレーションが失敗する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 2018 年 8 月更新プログラム (KB4343887) 以降を適用した Windows Server 2016 Hyper-V ホストから未適用の環境に対して仮想マシンのライブマイグレーションを実行すると、イベントログに Hyper-V-VMMS ID:24004 が記録され失敗する場合がございます。 ————————————— ログの名前: Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS/Admin ソース: Hyper-V-VMMS 日付: XXXX/XX/XX XX:XX:XX イベント ID: 24004 タスクのカテゴリ: なし レベル: エラー キーワード: N/A ユーザー: SYSTEM コンピューター: XXXXXXXX 説明: 仮想マシン ‘XXXX’ は、物理コンピューター ‘XXXX’ でサポートされていないプロセッサー固有の機能を使用しています。 異なるプロセッサーを持つ物理コンピューターにこの仮想マシンを移行できるようにするには、仮想マシン設定を変更して、 仮想マシンで使用されるプロセッサー機能を制限します。(仮想マシン ID XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX) ————————————— ※ 仮想マシンの設定でプロセッサの互換性を有効化した後も、同じエラーログ (ID:24004) が記録されて失敗します。 本事象は、以下の条件に全て該当する場合に発生いたします。 [条件]… Read more

情報採取ツール MSDT 実行時のクラスターの検証について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの野村です。 弊社サポート サービスにお問い合わせいただいた際に、調査のためのログ採取において情報採取ツール MSDT をご案内させていただくことがあります。 この MSDT は各サーバーの用途毎に必要な情報が採取可能なものを弊社にてご用意し、お客様にてツールを実行いただいていますが、Hyper-V およびクラスター用の MSDT をクラスター環境で実行した際に、イベント ビューアーの下記パスのログに 2 パターンのエラーが記録されることが確認できています。 [アプリケーションとサービス ログ]   – [Microsoft]   – [Windows]   – [FailoverClustering-Manager]   – [Admin] 2 パターンのエラーはそれぞれ以下のようになり、いずれもクラスターの検証を実施する PowerShell のコマンドレット Test-Cluster の引数の指定が正しくないために記録されるものです。MSDT 実行によって本エラーが記録されても、情報採取における PowerShell のコマンドレットが実行されなかったことを意味するため、システムへの影響は全く無く、無視いただいて問題ありません。   <パターン 1> 発生条件 … 英語環境以外の環境 (以下のエラーは日本語環境の場合) ソース:           Microsoft-Windows-FailoverClustering-Manager イベント ID:       4657 タスクのカテゴリ:      PowerShell コマンドレット レベル:          … Read more

マルチサイト クラスター環境で記録されるイベント ID 1135 について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当です。 本日は、弊社に比較的多くお問い合わせをいただくマルチサイト クラスター環境で記録されるイベント ID 1135 について対処策を紹介します。   – イベント ID 1135 イベント ID 1135 はクラスター ノード間のハートビート通信がすべてのネットワークで失敗し、クラスターを構成するノードがクラスターから除外されたことを示すイベントです。 ハートビート通信はクラスター ノード間で定期的 (既定で 1 秒毎) にパケットの送受信が行われ、一定の期間パケットが届かないと失敗と判断されます。   <参考> フェールオーバー クラスターのハートビートについて https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2012/03/22/156/   通常、シングルサイト クラスター環境ではクラスターで使用されるネットワークが複数構成されているため、一つのネットワークで問題が発生した場合でも他のネットワークでノード間の通信が可能であればイベント ID 1135 は記録されません。   一方、マルチサイト クラスター環境ではノード間通信が WAN 回線を経由しておこなわれるため、WAN 回線が不安定な場合、ハートビート通信が失敗しイベント ID 1135 が記録されクラスターを構成するノードがクラスターから除外される問題が発生します。   実際にマルチサイト クラスター環境では、WAN 回線の問題によりイベント ID 1135 が記録される報告が弊社まで多く寄せられていますが、ネットワークの問題のため弊社にお問い合わせをいただいても OS 側からは調査が困難です。 クラスターでは既定で 5… Read more

クラスター共有ボリューム (CSV) を利用する環境での SMB Multichannel 設定の考慮事項

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。 今回は Windows Server 2012 のフェールオーバー クラスター環境で、CSV を利用する場合の SMB Multichannel 設定の考慮事項を紹介いたします。 [事象] 以下のシナリオを想定します。 ・Windows Server 2012 のフェールオーバー クラスターを構成します。 ・CSV を構成します。 ・クラスター ノードで SMB Server 側の Multichannel を無効化します。(Set-SmbServerConfiguration -EnableMultiChannel $false) このとき、以下のような事象が発生することがあります。 ・クラスターの検証で、CSV の構成確認の項目で以下のエラーが記録されます。 「ノード ‘<ノード名>’ からノード ‘<ノード名>’ 上の共有へのサーバー メッセージ ブロック (SMB) プロトコルを使用したアクセスを検証しています。 フェールオーバー クラスタリング用のフォールト トレラント ネットワーク ドライバー (NetFT) の IP アドレスによるサーバー メッセージ ブロック (SMB) 共有のアクセスを検証できませんでした。… Read more

クラスター環境における特定のノードへの仮想マシンの移動失敗事象について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの野村です。   今回は、Hyper-V クラスター環境において、クラスターに登録した仮想マシンがある特定のノードへ移動できなくなる事象についてご紹介いたします。     Hyper-V クラスターにおいて、ノード間での仮想マシンの移動は基本的に成功するにも関わらず、ある特定のノードへの移動時のみ失敗してしまう事象が発生したとの報告がございました。 この時、下記のエラーがイベント ログ (System、Microsoft-Windows-Hyper-V-Config-Admin) に記録されます。     ログの名前: System ソース: Microsoft-Windows-FailoverClustering イベント ID: 1069 タスクのカテゴリ: リソース コントロール マネージャー レベル: エラー ユーザー: SYSTEM 説明: クラスター化された役割 ‘×××’ の種類 ‘Virtual Machine Configuration’ のクラスター リソース ‘Virtual Machine Configuration ×××’ が失敗しました。エラー コード: ‘0x43’ (‘The network name cannot be found.’)。 リソースおよび役割のエラー ポリシーに基づいて、このノードでリソースをオンラインにする処理またはグループをクラスターの別のノードに移動した後に再起動する処理がクラスター… Read more

Windows Server 2012 R2 の Hyper-V クラスター環境で、非高可用性の仮想マシンを、オンラインの状態で高可用性の仮想マシンに構成する際の注意事項

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 本日は、Windows Server 2012 R2 の Hyper-V クラスター環境で、非高可用性の仮想マシンを、オンラインの状態で高可用性の仮想マシンに構成する際の注意事項についてご案内いたします。 ※ 非高可用性の仮想マシン = 仮想マシンリソースに登録されていない仮想マシン ※ 高可用性の仮想マシン = 仮想マシンリソースに登録されている仮想マシン Windows Server 2012 以降のクラスターでは、非高可用性の仮想マシンを、オンラインの状態で高可用性の仮想マシンに構成できます。 ※ 以前のバージョンでは、仮想マシンを一旦停止する必要がございました。 オンラインの状態で仮想マシンリソースに登録することは可能ですが、Windows Server 2012 R2 の環境では登録後に以下の事象が発生いたします。 1. 仮想マシンの NIC の構成を変更することができない。 2. 仮想マシンの再起動時に、仮想マシンリソースが障害ステータスとなる。 1 の事象は、仮想マシンの NIC の構成 (VLAN ID や帯域幅管理など) の変更を実施すると以下のエラーが発生し、変更に失敗します。 2 の事象は、以下のイベントが記録され仮想マシンリソースが一旦障害ステータスとなります。 —————– ソース: Microsoft-Windows-Hyper-V-VmSwitch イベント ID: 32 レベル: エラー 説明: Failed… Read more