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Microsoft Japan Windows Technology Support

ゲスト OS の物理メモリが大量に使われている

こんにちは、Windows サポートの新川です。  ゲスト OS のメモリ使用状況について、以下のご質問をいただく事があります。 タスクマネージャーでパフォーマンスを見ていたら、物理メモリが大量に使われているけれども、プロセス タブでそんなに物理メモリを使っているプロセスが見当たらない パフォーマンス モニタを見ていると、突然 Memory\Available Mbytes が大きく減ったけど、その時間帯の Memory カウンタや Process カウンタを見ても、ほとんど物理メモリを使っているものが見つからない。  これらは、そのゲスト OS のメモリ管理を “動的” に設定されているのであれば、バルーニング と呼ばれる仕組みによって発生しているものが大半を占めます。今回は、バルーニングの見え方について少しお話しします。    ■ Dynamic Memoryの実装 まずはバルーニングの前に Dynamic Memory についての説明です。Windows Server 2008 R2 SP1 より、Hot Add Memory が可能なゲスト OS に対して、Hyper-V ホストからシステム稼働中に動的に物理メモリを割り当てる事が可能になりました。この機能により、ゲスト OS に割り当てられるメモリが動的に最適化出来るようになっています。ただし、Dynamic Memory のゲスト OS の要件には、Hot Add Memory というのはありますが、Hot Remove Memoryというのはありません。つまり、ゲスト OS は “動的に物理メモリを追加”… Read more

Dynamic Cache Service について

2013/10/02 追記 こんにちは。Windows テクノロジーサポートの新川です。 以前、下記のブログ ポストにてDynamic Cache Service というツールをご案内させていただきました。   リソース不足について–番外編1 (64bit 環境での注意点) http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2009/12/29/1-64bit.aspx     ツールには、Readme やソースコードがついているものの、機能が複雑で、最低限利用するためにはどの設定が必要か分からないというお話をいただく事が多いため、Dynamic Cache Service を使用するための手順をご案内します。   – 利用方法   1. まずは以下の URL より DynCache.zip をダウンロードし展開します。      Microsoft Windows Dynamic Cache Service    http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e24ade0a-5efe-43c8-b9c3-5d0ecb2f39af&displaylang=en   2. retail フォルダにあるアーキテクチャのディレクトリ (i386/amd64/ia64) から、適用環境とマッチする DynCache.exe をC:\WINDOWS\System32 にコピーします。   3. DynCache.exe をサービスとして登録するために管理者権限で起動したコマンドプロンプトから下記のコマンドを実行します。   sc… Read more

NTFS ボリューム上で新規ファイルが作成できない現象について

こんにちは。Windows テクノロジー サポートの新川です。 Windows Server 2003 上でシステム リソースは全く枯渇していないのに、STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCES (0x c000009a) を示す以下などのエラーが発生してファイルの新規作成やコピーができないというお問い合わせをいただく事があります。   ・必要な記憶域をサーバーで確保できません ・リソースが不足しているため要求されたサービスを完了できません   上記エラーは $Secure の肥大化が原因である場合があります。今回は $Secure の肥大化によって発生する本事象について、NTFS の仕組みからじっくりとお話しします。 STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCESエラーと NTFS の関係 Windows Vista より前の OS では、NTFS の特定領域 (ATTRIBUTE_LIST) をメモリのバッファ上に確保しようとした際に、バッファが確保できないと STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCES エラーが返されます。これは、バッファが確保できない状況からリソース不足と考えて返しているのですが、実際にリソースが枯渇して十分なバッファを用意できない場合と、ATTRIBUTE_LIST の上限値 (256 KB) を超える処理が発生した場合に、先に行う ATTRIBUTE_LIST のバッファ確保の処理で、用意できる最大サイズのバッファでも足りないためにエラーが返される場合があります。   当然、これは十分なバッファを確保できない事が問題ではなく、ATTRIBUTE_LIST の上限値を超えた処理が行われた事が問題であり、Windows Vista 以降では、後者を区別できるよう別のエラー (STATUS_FILE_SYSTEM_LIMITATION) が返されるように動作が変更されています。以下の KB にもその内容や、処理のタイミングによっては他のエラーが返される可能性および、今回のお話にも大きく関連する ATTRIBUTE_LIST について書かれていますので、先にご案内させていただきます。   Article ID: 967351… Read more

リソース不足について – 番外編1 (64bit 環境での注意点)

こんにちは。 Windows テクノロジー サポートの新川です。   “リソース不足について” という内容について、以前田辺と丸山から説明させていただきました。   リソース不足について 第 1-3 回 http://blogs.technet.com/askcorejp/archive/tags/_EA30BD30FC30B9300D4EB38D_/default.aspx    今回はその番外編で、64 bit 環境でも非ページ プールなどのリソース不足が発生してしまう可能性についてお話したいと思います。   ※ 下記は Windows Server 2003 の動作を中心に記述しており、Windows Server 2008 まで同様の問題が起こりえます。 ※  Windows 7 / Windows Server 2008 R2 以降は、この問題も踏まえてメモリ管理のデザインが大きく変更されていますので、改善されています。 ※ 該当する OS など詳細については、KB 976618 もご参照ください。 (情報更新 2011年 10月) 残念ながら、Windows Server 2008 R2 や Windows Server 2008 R2 SP1 環境でも、やはりこの問題に遭遇してしまう事が確認されました。詳細については以下もご参照ください。… Read more

VolSnap 33 が大量に出てしまう問題について

こんにちは。  Windows テクノロジー サポートの新川です。   今回は、システム イベントで以下のように、「VolSnap 33 が大量に記録され、最終的に VolSnap 24 や 35 も発生し、VSS の以前のバージョンが全て消えてしまった」という問題について、Windows Server 2003 での VSS の動作を含めて説明します。   ************************************************** イベントの種類: 情報 イベント ソース: VolSnap イベント カテゴリ: なし イベント ID: 33 説明: ボリューム X: の最も古いシャドウコピーは、ボリューム X: のシャドウ コピーの使用ディスク領域をユーザーが定義した制限より小さく保つために削除されました。 **************************************************  ・  ・ ************************************************** イベントの種類: 警告 イベント ソース: VolSnap イベント カテゴリ: なし イベント ID: 24… Read more