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Microsoft Japan Windows Technology Support

タスク スケジューラのトリガーに関するレジストリ肥大化について

こんにちは。Windows サポート チーム の沖です。   今回は、Windows Server 2008 において、タスクが重複して実行される事象について、回避策が更新されましたのでご紹介いたします。   Windows Server 2008 に MS10-092 (KB 2305420) の適用後、タスク スケジューラでタスクの有効化、無効化を繰り返すと、トリガーに関するレジストリ値が肥大化し、タスクが重複して実行される事象が発生いたします。(詳細は後述の "発生事象" をご覧ください。)   これまで本事象については、修正プログラム (KB 2617046) にて、本問題についての修正を行った LDR 版を提供しており、事象が発生している環境にて個別での適用をご案内しておりました。 しかし、MS15-102 のセキュリティ更新プログラムにおいて、広範へ適用されます GDR 版にも修正が含まれることとなり、Windows Update でも本事象について修正を行えるようなりました。 (GDR 版、LDR 版については、後述の "参考情報" をご覧ください。)   タスクが重複して実行される環境がございましたら、後述いたします問題修正方法の実施をご検討くださいますようお願いいたします。   ————————————————– – 発生事象 ————————————————– MS10-092(KB 2305420) が適用されているWindows Server 2008 環境のタスク スケジューラで、トリガーが設定されているタスクを繰り返し有効化、無効化するとトリガーに関するレジストリ値が肥大化してゆきます。 その影響で、タスクの実行時刻になると重複してタスクが実行される場合がございます。  … Read more

Windows 10 (バージョン 1511) における Sysprep 実行時の注意点

Sysprep をご利用の皆様、こんにちは。Windows  プラットフォーム サポートの河野 (コウノ) です。 本稿では、11 月に公開されましたメジャー アップデート (バージョン 1511) が含まれているインストール メディアからインストールした環境において、Sysprep 実行時の注意点について記載いたします。 Windows 10 バージョン 1511 から、Microsoft コンシューマー エクスペリエンスという機能が追加されました。この機能は、ユーザーに Windows ストア経由 (インターネット接続が必要) にて、おすすめのアプリがいくつか自動でインストールされる機能です。これらアプリが自動インストールされた状態で Sysprep を実行した場合、Sysprep の処理が失敗いたします。これは Windows 10 の環境において、プロビジョニングされていないアプリがユーザーにインストールされている場合、Sysprep の実施が失敗するという制限事項に起因しています。 プロビジョニングについてご存じでない方のためにまず簡単に、その仕組みを以下ご説明いたします。ストア アプリは大きく分けて 2 種類存在します。 1. 端末ごとにインストールされているアプリ (プロビジョニングされているストア アプリ) 端末ごとにプロビジョンニングされているストア アプリを意味しています。端末ごとにアプリのパッケージがインストールされているため、新規ユーザーが初回ログオンする際には、このプロビジョニング パッケージをもとにユーザーごとのパッケージが生成され、ユーザーに対象のストア アプリがインストールされます。 Windows 10 環境において、既定ではいくつかプロビジョニングされているストア アプリ (例えば、カレンダー、マネー、フォトなど) がございます。これらアプリは、OS インストール後にユーザーが初回ログオンすると、これらのアプリが自動的にユーザーにもインストールされ、ユーザーのスタート画面に表示されます。 2. ユーザーごとにインストールされるストア アプリ 前述のプロビジョニング… Read more

クラスター ハートビート通信の失敗と OS の負荷について

*1 2013/12/15 VSS の修正プログラムの情報を追記しました。こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。 Windows Server 2008 以降のクラスター環境において、OS の負荷が原因で、クラスター ハートビート通信が失敗するお問い合わせをいただくことがよくあります。また、場合によっては、一部のノードのクラスター サービスが停止し、フェールオーバーが発生する場合があります。 クラスター ハートビート通信の詳細とハートビートのタイムアウト変更手順については、下記 Blog にてご紹介しているため、ここでは省略させていただきます。フェールオーバー クラスターのハートビートについて http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2012/03/22/3488080.aspx クラスター ハートビート通信は、上記の Blog でも触れられているように、既定で 5 秒間通信が途絶えるとハートビート通信の失敗と判断され、エラーが記録されます。「通信が途絶える」という点については、ネットワーク上の問題以外にも、OS の負荷が著しく増加した場合にハートビート パケットの送信が一定期間できなくなり、ハートビート通信が失敗と判断されることがあります。 ハートビートの通信を妨げる高負荷の原因としては様々な要因がありますが、弊社製品では VSS (Volume Shadow Copy Service) が、大容量のディスクに対し SnapShot を作成した際に、この問題が発生する事例が報告されております。Snapshot が作成されるタイミングとしては、該当ボリュームのバックアップを取得しようとした際や、共有フォルダのシャドウ コピーを有効にしている場合があります。また、Windows Server 2012 では、重複排除機能を有効にした場合にも VSS が使用されます。 Snapshot 作成時には、一時的にボリュームに対する I/O を停止する必要があるため、できる限り高い優先度で素早く実行する必要があります。そのため、ハートビートなどの Snapshot 作成以外の処理が待たされ、結果としてハートビート通信が失敗する場合があります。 また Snapshot 対象のボリュームのサイズが大きければ大きいほど作成処理にかかる時間も長くなるため、結果としてハートビート通信の失敗が発生しやすくなります。 弊社ではこの問題を回避するために VSS の処理を見直し、Snapshot… Read more

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で更新プログラムを適用した際に表示されるエラーの対処方法について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの頂です。 Internet Explorer のサポート ライフサイクル変更に伴い、Internet Explorer 11 (以下 IE 11 ) へ更新する際に、IE 11 の前提更新プログラムを適用時にエラーが発生したとのお問い合わせを頂いております。そこで、今回は更新プログラム適用時に出力されるエラーに合わせた汎用的な対処方法についてご紹介したいと思います。 後述いたします、"リトライするだけで解決する可能性高いエラーや再適用する必要がないエラーについて" 以外で、更新プログラムのインストールに失敗した場合、まずお試し頂きたいのが、システム更新準備ツールとシステム ファイル チェッカーとなります システム更新準備ツール——————————————————————————DISM またはシステム更新準備ツールを使用して Windows の破損エラーを修正します。https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/947821 システム更新準備ツール (KB947821) は Service Pack や 更新プログラムの適用の妨げとなる特定の状態を解消するためのツールです。実行するとシステム内部の不整合をスキャンし、問題が見つかった場合は自動的に修復を試みます。 – ログの出力先実行結果は以下にログとして出力されます。・ %SYSTEMROOT%\Logs\CBS\CheckSUR.log・ %SYSTEMROOT%\Logs\CBS\CheckSUR.persist.log 記載されたログの確認方法は、KB947821 をご参照ください。 システム ファイル チェッカー——————————————————————————システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復するhttps://support.microsoft.com/ja-jp/kb/929833 OS 標準機能である、システム ファイル チェッカー (sfc.exe) を実行することで、システムの正常性をチェックおよび不整合があれば自動的に修正されます。 – ログの出力先実行結果は以下のログに記録されます。・ %SYSTEMROOT%\Logs\CBS\CBS.log 記載されたログの確認方法は、KB929833 をご参照ください。… Read more

修正プログラム ( Hotfix ) を適用すると時間がかかる場合の対処方法について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの頂です。 Windows 7 / 8 や Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2012 に修正プログラム ( Hotfix ) を適用すると時間がかかるとのお問い合わせを頂いております。そこで、今回は Hotfix (修正プログラム) を適用する際の時間を短縮する方法について、ご紹介したいと思います。 どのような場合に、修正プログラム ( Hotfix ) 適用に時間がかかるのか————————————————————————————————————–セキュリティ更新プログラム等、Windows Update から多くの更新プログラムを適用した環境に対して、修正プログラム ( Hotfix ) を適用すると発生いたします。 たとえば、KB2927725 の場合ファイルとしては、Ntoskrnl.exe のみを修正したものとなりますが、これまで多数のセキュリティ更新プログラム等によって、Ntoskrnl.exe が更新されておりますため、KB2927725 を適用すると完了まで時間がかかる場合がございます。 "0x133"、"0x101"stop エラーまたはシステムが応答を停止開始時にhttps://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2927725 適用に時間がかかる理由について————————————————————————————————————–修正プログラム ( Hotfix ) 適用時に、適用済みのセキュリティ更新プログラム等に含まれるファイルについて再評価を行っているために、時間がかかります。 セキュリティ更新プログラムなどのパッケージには GDR と LDR の両方が含まれています。一方で、今回のご紹介例として挙げております、KB2927725 (修正プログラム) では、Ntoskrnl.exe の… Read more

Windows 10 Hyper-V 上の仮想マシンにおいて、動的メモリを無効にしているにも関わらず、動的メモリのサポート OS のバージョン不一致のエラーが記録される

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの野村です。 今回は、Windows 10 Hyper-V 上の仮想マシンの設定で [動的メモリを有効にする] にチェックを入れていないにも関わらず、Windows 10 上の仮想マシンにて、起動時に以下のイベントが記録される事象についてご紹介いたします。 ———– ソース:dmvsc ID:2 レベル:エラー 説明:動的メモリドライバーでエラーが発生しました。このバージョンの windows では、この機能はサポートされていません。 ———– 上述のソース dmvsc、ID: 2 のイベントは、動的メモリをサポートしていないバージョンのゲスト OS 上にて、動的メモリを実装しているドライバーの dmvsc.sys の読み込みに失敗した場合のみに記録されます。その他のタイミングでは記録されません。 ※ 予期せぬエラーで失敗した場合にはソース dmvsc、ID: 1 が記録されます。 Windows Server 2012 R2 以前のバージョンの Hyper-V ホスト OS 上では、動的メモリを無効にしていれば、ゲスト OS において本イベントは記録されません。 Windows 10 上の仮想マシンにおいて本イベントが記録される原因は、Windows 10 Hyper-V の新機能 (runtime memory resize) にあります。この機能により、Windows 10 Hyper-V… Read more

Microsoft Azure バックアップにおいてバックアップ スケジュールを無効化できない

こんにちは。日本マイクロソフトの江田です。 今回は、Microsoft Azure バックアップにおいて、バックアップ スケジュールを無効化することができない現象についてお伝えさせていただきます。 例えばバックアップ対象のうちいくつかのバックアップ対象が削除され、バックアップ対象をリストアするまでスケジュールを無効化した際、以下の画面となり無効化することができません。 本現象は、スケジュールを無効化する際にバックアップのスケジュールに指定しているバックアップ対象が実際に存在しているかのチェックが行われ、指定されているバックアップ対象全てが存在していない場合に出力されるエラーとなります。そのため対応策としては、以下の 2  つの内いずれかとなります。 1. スケジュールより実際に存在しないバックアップ対象を除外 (削除) した上で、改めてスケジュールを無効化する2. スケジュールに指定されたバックアップ対象を実際に作成した上で、改めてスケジュールを無効化する 本問題については、現状想定された動作となっておます。なお、バックアップのスケジュールに実際に存在しないバックアップ対象が指定されている場合でもスケジュールの無効化できるように変更可能であるかついて現在開発部門も含め協議しております。Update がございましたら、本 Blog にてお伝えさせていただきます。… Read more

Azure 環境に展開される Windows Server 2012 R2 のライセンス認証ができない

通常 Azure 環境のテンプレートから作成された OS 環境には、既定で KMS のセットアップ キーがインストールされており、KMS 認証というライセンス認証の仕組みを使用しています。 この KMS 認証を使用する場合、Azure 環境上に用意されている KMS ホスト (kms.core.windows.net) に対して自動認証および自動認証の更新を行うようになっています。   しかし 2015/12/08 以前に Azure に用意されている Windows Server 2012 R2 のテンプレートから作成された環境において、上記の KMS のセットアップ キーではなく、AVMA キーというプロダクト キーがインストールされていることによって、KMS ホストによるライセンス認証が正常に行えず、認証されない旨のメッセージが表示される可能性がございます。   Azure 環境に展開される Windows Server 2012 R2 のライセンス認証が正常に行えない場合、まず以下のコマンドで KMS セットアップ キーが正しくインストールされているかどうかをご確認ください。   cscript %WinDir%\system32\slmgr.vbs /dlv   AVMA キーがインストールされている場合: "説明" 欄に "VIRTUAL_MACHINE_ACTIVATION channel"… Read more

StartComponentCleanup タスクによる、不要な更新プログラムの削除について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの頂です。 今回は、StartComponentCleanup タスクによる不要な更新プログラムの削除ついてご紹介したいと思います。 WinSxS フォルダーのクリーンアップについて—————————————————–これまでの Windows では、更新プログラムのインストールを行うと、そのたびに WinSxS フォルダーに古い更新プログラムが残存することとなり、ディスクのリソースを圧迫していました。それを改善するべく、Windows 8 、Windows Server 2012 以降、新しい更新プログラムによって置き換えられたモジュールで、かつ現在利用されていないファイルやドライバーについて自動的に削除する機能を用意いたしました。その機能については、メンテナンス関連のタスクである、StartComponentCleanup タスクによって実行されます。 WinSxS フォルダーのクリーンアップhttps://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/Dn251565.aspx WinSxS フォルダーのクリーンアップが実行されたことによる事象について—————————————————–システムで利用するディスク領域を削減することができる便利な機能ですが、同機能によって過去の適用済み更新プログラムが一覧から削除されるため、更新プログラムを管理頂く上で、以下のようなお問い合わせを頂くことがございます。 ・ 突然更新プログラムの一覧から古い更新プログラムがなくなった。・ 同一構成のサーバーなのに、表示される更新プログラムの一覧に差異がある。 StartComponentCleanup タスクが実行されたか確認する方法について—————————————————–StartComponentCleanup タスクによって、古い更新プログラムが削除されたことを確認するには、セットアップ イベント ログに以下の記載が無いかご確認ください。   StartComponentCleanup タスクに関する良く頂くご質問—————————————————–Q. 適用された更新プログラムの数が減ったことでセキュリティなどに影響はあるのか? A. 影響はございません。     ・ より新しい更新プログラムによって、置き換えられたことで、不要な更新プログラムと判断された後に削除されますので、セキュリティへの影響はございません。    ・ ディスク上から更新プログラムが削除されますので、ディスクの空き領域が増えます。 Q. 不要な更新プログラムが削除された後は何か対処する必要はあるのか? A. 対処は特にありません。        ・ 削除された更新プログラムを再度適用しようとすると、より新しい更新プログラムが適用されており、適用不要なため以下のエラーが表示されます。                 … Read more

Azure RemoteApp のセキュリティについて

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの片山です。今回は、Azure RemoteApp のセキュリティに関する情報をご案内します。 今後、Azure RemoteApp を検討するにあたって、有効な情報をご提供することが出来れば幸いです。   1. Azure RemoteApp のマルウェア、ウイルス対策: カスタム テンプレート イメージを利用しない場合 (Microsoft イメージ): カスタム テンプレート イメージを利用せず、Azure RemoteApp が提供する標準のテンプレート イメージ (イメージ作成時に “Microsoft イメージ” 配下に表示されるイメージ) をご利用される場合は、”Microsoft System Center 2012 Endpoint Protection” が既定でインストールされています。System Center Endpoint Protection の定義ファイルは自動的に定期的に更新されます。また、Azure RemoteApp で利用されるユーザー プロファイルに関しても、ウイルス スキャン対象となります。 カスタム テンプレート イメージを利用する場合 (マイ イメージ): カスタム テンプレート イメージを Azure の仮想マシンから作成される場合 (イメージ作成時に “マイ… Read more