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Microsoft Japan Windows Technology Support

ユーザー プロファイル ディスク (UPD) を使用している環境で、ユーザーがログオフ状態である場合、タスク スケジューラで構成されているユーザープロファイル領域を利用するタスクが実行できない

Windows プラットフォーム サポートの平井です。 本記事では、ユーザー プロファイル ディスク (UPD) を使用している環境で、タスク スケジューラにて構成された非対話型タスクが実行できないシナリオについて解説します。 次の条件において、タスク スケジューラで構成されているタスクが正常に実行できません。 1. Remote Desktop Service にて UPD が構成されている 2. RD セッションホスト の タスク スケジューラー にて非対話型タスクが構成されている。(”ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する” セキュリティ オプションが構成されたタスク) 3. タスクに、ユーザープロファイルの領域に対する操作が含まれている。 4. タスクの実行時、UPD に紐づくユーザーはログオフしている 上記の事象が発生する背景は次の通りです。 UPD がユーザープロファイルとしてマウントされる要件としては、対話型ログオンの一環として Winlogon.exe からユーザープロファイルディスクがマウントされる必要があります。 しかしながら、現行のタスク スケジューラにおける実装においては、ユーザーがログオフ中に実行される非対話型タスクの実行時は、タスク スケジューラからUPDをマウントするための Winlogon.exe との連携実装が存在しません。 このため、対象のユーザーがログオフの状態(UPD がアンマウントされている状態)では、対象のユーザープロファイル領域を利用するタスクについては正常に実行することはできません。 これは、現行の実装における制限事項です。UPDが構成された環境にてユーザープロファイル領域を利用するタスクを実行する場合は、対象のユーザーのログオン中にご実行いただくことをご検討ください。 尚、一般的な ローカル ユーザー プロファイル または、移動ユーザー プロファイル が使用されている環境の場合、非対話型タスクであっても タスク スケジューラ サービス… Read more

Windows 10 RS5/Windows Server 2019における共有フォルダを使用したリストアの問題について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの大川です。 今回は Windows 10 RS5 と Windows Server 2019 における共有フォルダを使用したリストアの問題について お伝えしたいと思います。 [問題の内容] Windows 10 RS5 と Windows Server 2019のインストールメディアから Windows 回復環境を起動し、 “イメージでシステムを回復”の操作の中で、”ネットワーク上のシステム イメージを検索する”を 使用すると、”システムに接続されたデバイスが機能していません。 (0x8007001F) ” のエラーが 発生します。 [原因] これは弊社の不具合になります。”ネットワーク上のシステム イメージを検索する”にて、 共有フォルダへの接続先IP アドレスを入力後、接続先への資格情報 (ユーザー名/パスワード) を入力する画面を表示しようとしますが、この処理に問題があり、上記のエラーが発生します。 [対処方法] 本事象の対処策としては、以下の 2 点があります。 1. コマンドラインでリストアを行う 2. 修正プログラムが適用された Windows 回復環境のメディアを作成する 今回の事象は、資格情報を表示する処理に問題がありますので、コマンドラインで操作を行えば、 本事象は発生しません。GUI でのリストア操作が不要である場合には、 “1. コマンドラインベースでリストアを行う” の詳細を参照ください。 もし、GUI でのリストア操作でないといけない事情などがありましたら、… Read more

クラスターディスク ClusDisk.sys の Persistent Reservation について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォーム サポートの石田です。 今回は、Microsoft Windows Server Failover Cluster の共有ディスクに対する予約 (Persistent Reservation) の 動作についてご紹介させていただきます。 クラスターサービスでは共有ディスクの排他制御を行うため、SCSI-3 で規格されている Persistent Reserve コマンドセットを利用しています。 そのため、利用する HBA と共有ディスクを提供するストレージは SCSI-3 に対応している必要がございます。 クラスターで利用される共有ディスクにアクセスする際、ディスク毎に管理されている Reservation Table に ノード毎に一意に識別できる予約キーを登録します。 最初にキーを登録できたノードがディスクをオンラインにします。 既に別のノードによってキーが登録されておりキーの登録に失敗した場合は、キーが解放されるまで待機状態となります。 ディスクをオンラインにしているノードはディスクに対して 3 秒ごとに Persistent Reserve コマンドを 発行して予約情報を更新します。 ノード 1 とノード 2 にてディスクへ予約キーが登録されるまでの流れ、および障害が検知された際の動作については 以下のようになります。 1. ノード 1 のクラスター起動時に対象のストレージに向けて Register & Reserve を発行しストレージの Registration TableおよびReservation Tableに予約キーを登録します。… Read more