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Microsoft Japan Windows Technology Support

[デバイスとプリンター] 画面のプリンター アイコンの表示に時間がかかる事象

Windows プラットフォーム サポートの佐々木です。 [デバイスとプリンター] 画面のプリンター アイコンの表示に時間がかかる事象のお問い合わせをいただくことが増えているため、本事象についてご紹介させていただきます。 [デバイスとプリンター] 画面でのプリンター アイコンの表示には、”Function Discovery” という枠組みを利用して、様々なデバイス情報を収集し、アイコンを表示します。この “Function Discovery” という枠組みの中で実行される、”デバイス メタデータ” の取得に時間がかかる、または取得できない場合に、プリンター アイコンの表示に時間がかかるという事象の報告があります。なお、本事象は、OS の想定する動作であり、不具合ではありません。 本ブログでは、本事象の概要、発生条件や、回避策についてご紹介いたします。 事象の概要 OS 起動直後や、プリンター追加時に、[デバイスとプリンター] 画面のプリンターのアイコンが、[未指定] にカテゴライズされ、[プリンター] にカテゴライズされるまでに時間がかかります。(下記 「図 1-1」の状態が継続します。) 図 1 [未指定] にカテゴライズされている状況 一定時間が経過すると、[未指定] から、[プリンター] にカテゴライズされます。 具体的な表示時間は、環境により異なりますため、定量的にご説明することができません。 図 2 [プリンター] にカテゴライズされた状況 事象の発生原因 本ブログの冒頭でもご説明のとおり、[デバイスとプリンター] 画面でのプリンター アイコンの表示では、”Function Discovery” という枠組みを利用して、様々なデバイス情報を収集し、アイコンを表示します。すべての場合ではありませんが、この “Function Discovery” という枠組みにおいて、インターネット経由で取得される、”デバイス メタデータ” と呼ばれる情報の取得に時間がかかる、または取得できないことにより、本事象が発生するケースが報告されています。 デバイス メタデータとは “デバイス メタデータ” とは、機器メーカーによって提供される、デバイスに固有の情報です。[デバイスとプリンター]… Read more

Windows 10 1809 64bit版 では C:\Program Files (x86) 配下の msinfo32.exe を実行できない。

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォームサポートの山崎です。 本記事では、Windows 10 1809 64bit版 におけるMSINFO32に関する技術情報をご紹介いたします。 MSINFO32は、使用しているハードウェア、システム コンポーネント、およびソフトウェアの環境に 関する情報をわかりやすく表示させるためにツールです。 既定では “msinfo32” コマンドを実行すると、 “C:\Windows\System32” 配下に存在する実行ファイル “msinfo32.exe” が起動します。 なお、”msinfo32.exe” は、”C:\Program Files (x86)\Common Files\microsoft shared\MSInfo” 配下にも ございますが、このフォルダの “msinfo32.exe” の実行時に必要なmuiファイルである “C:\Program Files (x86)\ Common Files\microsoft shared\MSInfo\ja-JP\msinfo32.exe.mui” がWindows 10 1809 64bit版では、OS の イメージサイズ節約のため、OS イメージに含まれておりません。 この実装の変更にともない Windows 10 1809 64bit版 では “C:\Program Files (x86)\Common Files\microsoft shared\ MSInfo\msinfo32.exe” を起動できませんので、MSINFO32を実行する場合は、”C:\Windows\System32\msinfo32.exe” をお使いください。 なお、OSバージョンに関わらずMSINFO32実行時は、”C:\Windows\System32\msinfo32.exe”… Read more

Disk2VHD ツールを利用した P2V 化について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォーム サポートの石田です。 今回は、Disk2VHD ツールを利用した物理環境の安全な P2V 化についてご紹介させていただきます。 Disk2VHD ツールは VSS に対応しているためオンラインで実施可能ではございますが、VSS に対応していないアプリケーションや実行時の負荷などを考慮すると、オフラインで実施いただいた方が安全かつ確実です。 ハードウェアの保守の終了に伴い P2V による仮想化をご検討いただいているお客様も増えてきておりますので、こちらの情報がお客様のお役に立てると幸いでございます。 なお、Windows Server 2008/2008 R2 など延長サポート終了を迎える製品については弊社 Azure 環境に移行することで延長サポート終了後も無償で延長セキュリティー更新プログラムの提供が受けられるメリットもございますので、是非とも Azure への移行もご検討頂ければと存じます。 まずは、以下準備を行います。 オフライン起動用の Windows PE (WinPE) メディアの作成 Disk2VHD ツールのインストール P2V 化した仮想ディスク (VHD) ファイルの保存用のディスクもしくはファイルサーバー 注意点: 今回ご紹介の Disk2VHD による P2V 化対象のシステムは BIOS 環境のシステムとなり、UEFI 環境の P2V については対応しておりませんのでご了承ください。また、Disk2VHD ツールは Windows 標準ツールではございませんのでサポート内容については使用許諾をご確認いただきご理解いただいた上でご利用ください。 Windows PE (WinPE) メディアの作成… Read more

ロールアップ プログラムを適用すると CHM ファイルが開けなくなる事象について

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの神田です。 本記事では、更新プログラムの適用後に、ヘルプ ファイル (.chm) ファイルが開けなくなってしまう既知の事象について記載します。 ※ 3/4 事象を改善するための更新プログラムの提供について情報を更新しました。予定されていた修正は全てリリースされました。 [事象] 2018 年 9 月 3 週以降に提供されたロールアップ プログラムで更新されたライブラリ itss.dll が適用されている場合、アプリケーションなどに含まれる .chm という拡張子のヘルプ ファイルについて、ファイル名の後ろにトピックを指定するような文字列を付与すると、ファイルが開けない状況となります。   発生する例) mk:@MSITStore:C:\A.chm::/A-1.chm::/ABC-1.htm hh.exe C:\A.chm::/A-1.chm::/ABC-1.htm なお、上記の方法を使わずにヘルプ ファイルを開く場合には、問題は発生しません。また、問題が発生するのはヘルプ ファイルの表示でありプログラムそのものの動作に問題は生じません。   [原因] 本事象は、itss.dll に実装された関数に問題があり、その影響で発生しています。これは弊社製品の想定しない動作です。 ヘルプ ファイルを、トピックを指定して開く方法は、下記のドキュメントに記載されているように正しい使用方法であり、この方法でヘルプ ファイルが開かない問題は、弊社の製品の問題と認識しています。 About HTML Help URLs https://docs.microsoft.com/ja-jp/previous-versions/windows/desktop/htmlhelp/about-html-help-urls [状況] 本事象は、先述の通りライブラリ  itss.dll が更新されたロールアップ プログラムを適用すると発生します。 itss.dll が更新されたロールアップ プログラムと、更新されたファイルのバージョンを以下に記載します。以下のものより以降に提供されたロールアップ プログラム並びに新しいライブラリ ファイルは、同じ事象が発生します。   –… Read more