STOP エラー 0x00000050 メッセージが Windows ベースのコンピューターで表示される事象について

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Windows プラットフォーム サポートの石田です。

パフォーマンス モニターのプロセス情報の監視を行っている環境などプロセスの情報を参照する処理を行っている環境にて STOP エラー 0x00000050 が発生した場合の対応についてご案内させていただきます。

[事象]
Microsoft Windows Server 2012 ベースまたは Microsoft Windows Server 2012 R2 ベースのコンピューターで、パフォーマンス モニターのプロセス情報の監視を行っている環境などプロセスの情報を参照する処理を行っている環境にて、ごく稀に以下の STOP エラー メッセージが表示され予期せぬ再起動が発生します。


STOP:0x00000050 (parameter1, parameter2, parameter3, parameter4)

PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (50)


注意事項
STOP エラー メッセージ内のパラメーターは、コンピューターの構成によって異なる場合があります。
すべての STOP エラー 0x00000050 メッセージが本問題とは限りません。

[原因]
プロセスの情報を参照する処理と参照対象のプロセスの終了が重なった際に、ごくわずかなタイミングでメモリー マネージャーが解放済みの領域にアクセスしてしまい、STOP エラーが検知されます。

[解決策]
本事象は Windows Server 2016 以降で改修されました。Windows Server 2012 R2 以前の OS では修正はリリースされておりません。

[回避策]
Windows Server 2012 R2 以前の OS では本事象を完全に回避する方法はありません。ただし、プロセス情報のパフォーマンス カウンターを取得し監視を行っている場合は、参照頻度を下げるもしくは監視を除外することで発生頻度を軽減できる可能性があります。

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