Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されてしまう事象について
こんにちは。Windows サポートの丸山です。 今回は、Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されてしまう事象について、ご紹介させていただきます。 ※2018/11/28 本問題を回避するための、累積更新プログラム (KB4467684) を公開いたしました。 ■ 発生する事象について Windows Server 2016 環境にて共有フォルダーのサブフォルダーを削除、または移動すると、その上位フォルダーのアクセス権が一部削除されることがあります。 例えば、以下のように、共有フォルダーとなる C:\SHARE 配下の SUB フォルダーを削除しますと、C:\SHARE フォルダーのアクセス権の一部が削除されることがあります。 アクセス権が削除されてしまう事象の発生条件として、現在のところ、以下のような特徴があることがわかっています。 (1) 共有されているローカル フォルダーのサブ フォルダーを削除、または移動している (2) 削除、または移動しようとしているフォルダーの上位のフォルダーに付与されているアクセス権の適用先が “このフォルダーのみ” となっている (3) 当該アクセス権には、既定の “読み取りと実行”、または “変更” 権限のみが付与されている (4) 削除、または移動しようとしているフォルダーと同一の階層レベルにあるファイル、フォルダーには当該アクセス権が付与されていない (5) エクスプローラーを用いて、フォルダーの削除、または移動を行っている また、本事象は Windows Server 2016 環境のほか、バージョン 1511 以降の Windows 10 でも発生することが確認されております。 Windows 8.1 以前のクライアント OS や、Windows… Read more