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Microsoft Japan Windows Technology Support

Robocopy のエラー (戻り値) について

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 robocopy コマンドでファイル コピーを実行した際、エラーが発生した際に戻り値が記録されますが、今回は戻り値の結果の詳細についてご紹介します。 まず、robocopy コマンドでは以下のベースとなる戻り値があります。 戻り値 0: コピーする必要がないため、何も実施しなかった 戻り値 1: ファイルのコピーが成功した (フォルダーのコピーは含まれません) 戻り値 2: 余分なフォルダー、ファイルが確認された (コピー元にはなく、コピー先だけにある) 戻り値 4: 同じ名前で別の種類のファイルが存在した (コピー元はフォルダーで、コピー先はファイル、またはその逆) 戻り値 8: コピーに失敗した (リトライした結果を含みます、また /L では実際にコピー処理を行わないため、実質 8 以上の戻り値は出力されません) このそれぞれの戻り値は LOG オプションでカウントされる場所は以下となります。 0 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “スキップ” にカウントされます。 1 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “コピー済み” にカウントされます。 2 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “Extras” にカウントされます。 4 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “不一致” にカウントされます。 8 と判定されたファイル、フォルダーはログ中の “失敗” にカウントされます。 しかし、robocopy… Read more

クラスターの検証を実行した際に、Hyper-V 統合サービスのバージョン検証で警告が発生する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 Windows Server 2016 Hyper-V クラスター環境でクラスターの検証を実行した際に、Hyper-V 統合サービスのバージョン検証で以下の警告が発生することがあります。 —————————————– Hyper-V 統合サービスのバージョンの検証 結果 : 警告 警告 : 次の仮想マシンはホスト コンピューターと一致しない統合サービスを実行しています。この仮想マシンまたはホスト コンピューターの統合サービスを更新して、同じバージョンにする必要があります。 —————————————– [原因] Windows Server 2012 R2 Hyper-V 以前の環境は、ゲスト OS の統合サービスとホスト OS の統合サービスのバージョンと一致させることを推奨しております。 (ホスト OS の統合サービスバージョンが更新された場合に、ゲスト OS の統合サービスバージョンを更新させることを推奨しております) そのため、Hyper-V クラスター環境では、クラスターの “クラスターの検証” にて仮想マシンの統合サービスのバージョンを検証しており、 ホスト OS とゲスト OS の統合サービスのバージョンが一致しているかを確認しております。 しかしながら、Windows Server 2016 Hyper-V 環境では、Windows Server 2012 R2 Hyper-V… Read more

volsnap.sys ドライバーにて Stop エラーが発生する問題について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォーム サポートの石田です。 ボリューム シャドウコピー機能を (VSS) をご利用いただいている環境にて Stop エラーが発生した際の対応についてご案内させていただきます。 事象: ボリューム シャドウコピー機能を利用しているシステムでは volsnap.sys ドライバーの問題でブルースクリーンが発生し以下の Stop エラーメッセージが記録されることがございます。 STOP 0x000000d1 (0xfffff80050130b70, 0x0000000000000002, 0x0000000000000008, 0xfffff80050130b70) 第1引数、第4引数の値は環境によって異なります。 原因: volsnap.sys ドライバーの実装の不具合により、設計上本来ページアウトされないことが前提である本ドライバ内の関数のコード領域が、実際にはページアウトされてしまうことが原因となります。 本不具合につきましては、2018年1月19日時点では、”対象OS”のいずれにおきましても修正モジュールは作成されておりません。 なお、全てのSTOP 0xD1エラーの原因が、本不具合によるものとは限りません。本不具合と関係しない問題に起因して、STOP 0xD1 が発生する可能性も考えられます。 回避策: DisablePagingExecutive レジストリー値を設定しカーネルモジュールがページアウトされないようにします。 コマンドプロンプトを管理者モードで起動します。 以下のコマンドを実行します。 reg add “HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management” /v DisablePagingExecutive /t REG_DWORD /d 0x1 ※すべて 1 行で実行します。 システムを再起動します。 回避策の実施後はドライバのコード部分がメモリからページアウトされなくなりますので、実施前と比較して、利用可能メモリが減る可能性がございます。 対象 OS:… Read more

2018 年 1 月更新プログラムを適用後、ライブマイグレーションが失敗する

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 2018 年 1 月更新プログラム適用の Hyper-V ホストから 未適用の Hyper-V ホストに対して仮想マシンのライブマイグレーションを実行するとイベントログに Hyper-V-VMMS ID:24004 が記録され、失敗する場合があります。 ————————————— ログの名前: Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS/Admin ソース: Hyper-V-VMMS 日付: XXXX/XX/XX XX:XX:XX イベント ID: 24004 タスクのカテゴリ: なし レベル: エラー キーワード: N/A ユーザー: SYSTEM コンピューター: XXXXXXXX 説明: 仮想マシン ‘XXXX’ は、物理コンピューター ‘XXXX’ でサポートされていないプロセッサー固有の機能を使用しています。 異なるプロセッサーを持つ物理コンピューターにこの仮想マシンを移行できるようにするには、仮想マシン設定を変更して、 仮想マシンで使用されるプロセッサー機能を制限します。(仮想マシン ID XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX) ————————————— ※ 未適用の Hyper-V ホストから適用した Hyper-V ホストへのライブマイグレーションは成功します。 ※ 本事象は以下の更新プログラム適用で発生する場合がございます。… Read more

CPU の脆弱性の問題(Meltdown/Spectre)関連情報について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。   現在、CPU の脆弱性(Meltdown/Spectre)に関連したお問い合わせを、多くいただいております。 弊社にいただいております良くあるお問い合わせや、公開情報についてまとめさせていただきました。本ページは今後も随時更新される予定です。 なお、本件につきましては以下の弊社公開情報も合わせてご確認ください。   (脆弱性全般の情報) ADV180002 Guidance to mitigate speculative execution side-channel vulnerabilities (クライアント向け、サーバー向け適用ガイド) Windows Client Guidance for IT Pros to protect against speculative execution side-channel vulnerabilities Windows Server guidance to protect against speculative execution side-channel vulnerabilities (ウイルス対策ソフトとの互換性について) Important Windows security updates released January 3, 2018, and antivirus software (パフォーマンスへの影響について)… Read more

WSFC 環境の NFS サーバーに対して 40 台以上のクライアントがロックを解放しないままフェールオーバーすると STOP エラー 0x9e が発生することがある

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 本稿では、WSFC 環境の NFS サーバーで特定の条件下においてフェールオーバーした場合、STOP エラー 0x9e が発生する現象について確認しております。 [現象] Windows (Storage) Server 2012/Windows (Storage) Server 2012 R2/Windows (Storage) Server 2016 の Windows Server フェールオーバー クラスタリング (WSFC) 環境で、NFS サーバーに対して、40 台以上の NFS クライアントからロックを保持し、正しくロックを解放しないまま疎通が取れなくなった状態で、NFS サーバーのフェイルオーバーを連続して 2 回実施した場合、STOP エラー 0x9e (USER_MODE_HEALTH_MONITOR) が発生する可能性があります。   [原因] この現象は以下のシナリオで発生します。 1. NFS クライアントからクラスター ノード A 上の NFS サーバーにアクセスし、ファイルをロックします。 その後ファイルのロックを解放しないままネットワークから切断します。このような端末が 40 台存在すると想定します。 2…. Read more

2018 年 1 月の更新プログラムを適用後、CoInitializeSecurity がエラーになる事象について

2018 年 1 月の更新プログラムを適用すると、CoInitializeSecurity の呼び出しが失敗する事象を確認しております。現在、マイクロソフトは、本事象の対策版のリリースに向け全力を尽くしております。 本ブログは、ユーザー様への影響度を鑑みまして、本件の対策状況などについて、タイムリーに情報を発信することを目的としています。 そのため、掲載内容は、随時更新いたしますことご理解をいただけますようお願いいたします。 概要 2018 年 1 月の更新プログラムには以下の通り既知の問題が含まれており、その影響により、CoInitializeSecurity の呼び出しが失敗し、一部アプリケーション等が起動できない等の報告を確認しております。 原因 CoInitializeSecurity を呼び出す場合、特定の条件下で RPC_C_IMP_LEVEL_NONE を渡すと呼び出しが失敗します。 CoInitializeSecurity を呼び出すときに、認証レベルとして RPC_C_AUTHN_LEVEL_NONE を渡すと呼び出しが失敗することがあります。 失敗時に返されるエラーは STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL です。 回避策 本問題につきましては、次段 “影響を受ける更新プログラム一覧” に記載させていただきます更新プログラムを、一時的にアンインストールいただくことで回避することが出来ます。 現時点において、更新プログラムのアンインストール以外に、事象を回避する方法はございません。 尚、更新プログラムのアンインストール後、Windows Update の自動更新により、更新プログラムが適用される場合があります。 このような状況を回避する場合には、自動更新を無効にする必要がございます。 以下ブログにおいて Windows Update の自動更新を無効にする方法をご案内させていただいております。 Professional 以降のエディションであれば、Windows 10 / Windows Server 2016 以外の Windows Version でも同様の手順にて Windows Update の自動更新を無効にすることができます。 Windows 10 /… Read more

Windows Server 2012 以降でのデフラグ処理とスラブ統合の動作について

こんにちは、日本マイクロソフト Windows サポートの高谷です。 今回はWindows Server 2012 以降でのデフラグ処理とスラブ統合の動作についてご紹介します。 ■ デフラグ処理とは? . デフラグ処理は、ハード ディスクに保存されたデータの配置を整理し、最適化を行うことを指します。最適化を行うと、より効率的にファイルの作成やファイルへのアクセスができるようになります。 公開情報) “ハード ディスクを整理するには (ディスク デフラグ)” https://support.microsoft.com/ja-jp/help/880438 最近では仮想技術が進歩し、シン プロビジョニング対応ディスク (仮想プロビジョニング対応ディスク) が普及してきました。シン プロビジョニング対応ディスクでは、必要な量の記憶域が必要なタイミングでストレージから割り当てられる動作をとるため、従来のデフラグ処理を行う必要がありません。 一方で、ストレージから記憶域を割り当てられる記憶域を効率的に利用するために、スラブ統合という概念が生まれました。 ■ スラブ統合とは? . シン プロビジョニング対応ディスクの特徴として、必要なタイミングで必要な分の領域がストレージから割り当てられる仕組みになっています。 割り当ては “スラブ” と呼ばれるストレージ割り当ての管理単位で行われ、データのサイズに合わせてスラブが必要な個数、仮想ディスクに対して割り当てられます。 例) 100 GB の仮想プロビジョニング対応ディスクを 1 つ作成した場合、ストレージから100 GB の利用可能な記憶域が即時に割り当てられるわけではなく、初めは最小限のサイズでディスクが作成され、その後、必要に応じて 100 GB まで拡張される動作を取ります。 日々の運用の中でデータの変更や削除が発生した場合に、使用率の低いスラブや空のスラブが発生しますので、ストレージの記憶域を効率的に利用するためには、スラブ内のデータを整理し、空になったスラブをストレージへ返却する必要があります。このスラブの整理とストレージへの返却の動作を、”スラブ統合” と呼びます。 “最適化” という意味合いにおいては、デフラグ処理とスラブ統合は同じことを指しているため、実施のコマンドも同じく defrag を使用し、付加するオプションで動作を切り替えます。 ■ Defrag のコマンドについて . Defrag には様々なオプションがあります。オプションによって、従来のデフラグ処理を行うか、スラブ統合を行うかを指定することができます。コマンドの使用方法について本節ではご紹介します。… Read more