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Microsoft Japan Windows Technology Support

リモート デスクトップ サービスでのコレクションの命名について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 セッション ベースまたは VDI のリモート デスクトップ サービスでは、コレクションという概念でセッション ホスト サーバーまたは仮想デスクトップを管理いたします。 コレクション作成時には、一意となる任意の “コレクション名”を付けますが、”コレクション名” は日本語と英数字のいずれでも使用可能です。 ただし、日本語コレクション名、英数字コレクション名のいずれにおいても作成上の注意点がありますので、本ブログにて広報いたします。   ■ 共通の注意事項 コレクション名を決める際、入力文字数に制限はございませんが、英数字の場合は先頭16文字のみでユニークなコレクション名であるかどうかが判断されます。 また、コレクション名を決めた際、内部で使用される “コレクション ID” が自動的に決まりますが、コレクション ID は 32 文字までの制限があります。 なお、後述いたしますが、日本語名コレクションの場合は一律で特別なコレクション ID が決められますので、まったく異なるコレクション名であってもユニークであるとは判断されません。   ■ 日本語コレクション名についての注意事項 英数字コレクションの場合、コレクション名がそのまま “コレクション ID” となります。 例 : コレクション名 : Test01 コレクション ID : Test01 ただし、日本語コレクション名の場合、日本語コレクション名がそのままコレクション ID にはなりません。 “farm” といった文字列に、サフィックスとして数字が加えられたものがコレクション ID となります。 例えば、”総務部” “経理部” “人事部”… Read more

Windows10におけるレガシーファイルシステムフィルタードライバーのブロック動作について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの大川です。 今回は Windows10 におけるレガシー フィルター ドライバーのブロック動作のお話になります。 まずは、フィルター ドライバーについてお話したいと思います。ファイル システムへ I/O が届くまでには、 いくつかのドライバーを介して、読み取りや書き込みが行われます。フィルター ドライバーはこのドライバーの 階層に追加され、I/O の動作を変更するためのドライバーになります。 例えば、弊社製品のファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) にクォータという、フォルダの利用 サイズを制限する機能があります。これは、Quota.sys というフィルター ドライバーが階層に追加されること により実現されています。対象のフォルダ内にあるファイルに対してI/O が発行された際に書き込まれるサイズ などを参照し、制限サイズを超える場合には、この I/O をファイル システムに届く前にブロックします。 これにより、設定したサイズ以上のデータが書き込まれないようにしています。 このように I/O の動作を変更する フィルター ドライバーですが、実は 2 種類のドライバーがあります。 ミニ フィルター ドライバーとレガシー フィルター ドライバーになります。 ミニフィルター ドライバーはフィルター マネージャーというコンポーネントと連携して動作しますが、 レガシー フィルター ドライバーはこのコンポーネントを介さずに直接、ファイル システムなどの操作を行います。 現在ご利用いただいている環境のフィルター ドライバーは fltmc… Read more

ファイル サーバー リソース マネージャー(FSRM)のクォータ機能とNTFS圧縮について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの 高谷 です。 Windows Server には、ファイル サーバー リソース マネージャー (以下 FSRM) という機能があります。ファイル サーバーを管理する上で便利であるため、ご利用いただいているお客様も多いのではないでしょうか。 今回は、その中の機能の一つであるクォータの動作についてご紹介したいと思います。 ■     FSRM のクォータ機能とは . クォータは、フォルダに保存できるファイルの合計サイズに制限を設けることができ、ファイル サーバーのリソース管理に役立てることができます。クォータのテンプレートが初めから用意されていますので、これを使って簡単に利用制限を設けることができます。(もちろん自分で好きなサイズに設定することもできます) また、クォータには、ユーザーにそれ以上のデータの保存を許さないハード クォータと、警告のみで保存は許可するソフト クォータがあるなど、柔軟な制御が可能になっています。現状、どれくらい使用しているかも “使用率” 欄にて一目で確認ができます。(下図) この例の場合では、E ドライブの直下にある “テスト用フォルダ” に対して 100 MB のハード クォータを設定しています。使用率は 42 % なので、約 42 MB 分のファイルが保存されていることがわかりますので、ユーザーは残り約 58 MB 分の空き領域を利用することができます。 ■     NTFS 圧縮について . 少し話は変わりますが、NTFS 圧縮という機能をご存知でしょうか。 Windows 標準のファイル システムとして NTFS があります。NTFS… Read more

デバイスとプリンターの表示に時間がかかる

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの大羽です。 Windows 8.1 以降の OS をご利用の方で、コントロール パネルの「デバイスとプリンターの表示」を開く際に、時間がかかることがあります。 通常はすぐに開きますが、時間がかかるときは 1 分 ~ 5 分程度、酷いときは 30 分ほど表示に時間がかかることがあります。 この問題は、問題の発生する端末に登録されているデバイス オブジェクトの数に依存します。 「デバイスとプリンターの表示」の処理では、各デバイスや子オブジェクトの列挙を行いますが、デバイス数が多い環境では、これらの情報の列挙数が累積的に増え、内部で繰り返し処理が行われるため、登録デバイス数が多い場合表示に時間がかかります。 この問題は Windows 10 RS2 (1703) 以降のバージョンでは改善が行われており、現在までに同様の問題についての報告はございません。 Windows 10 RS1 (1607) では、以下の更新プログラムを適用いただくことで、Windows 10 RS2 (1703) 同様に改善されます。 2018 年 1 月 18 日 — KB4057142 (OS ビルド 14393.2034) https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057142/windows-10-update-kb4057142 残念ながら、Windows 10 RS1 (1607) より前の OS バージョンにつきましては、これらの改善が行われていないため、「デバイスとプリンターの表示」に時間がかかることがございます。 特に… Read more

Windows Server 2008 /2008 R2 でフォルダの容量とクォータ値の使用容量の差異が発生する不具合について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの堀合です。 ファイルサーバーではファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) の クォータという、フォルダの利用サイズを制限する機能を使用して、環境を 監視されている方は多くいらっしゃると思います。 今回はクォータ値を設定している際に、制限をしているフォルダ内のファイルを 削除してフォルダの容量は充分にある状態なのに、クォータ値の使用容量が 減少しておらずクォータの上限値を超えてしまう不具合について紹介いたします。 この不具合は Windows Server 2008 /2008 R2 で発生します。 なぜ、フォルダの容量とクォータ値の使用容量に差異が発生するのか また、対処策やよくご質問いただくお問合せをご紹介いたします。   発生要因 FSRM のクォータ機能では、ファイル システムが管理しているメタ データ情報とは別に クォータ機能のためのデータベースを保持していますので、クォータ対象の領域へ ファイルが追加された際や、ファイルが削除された際にこのデータベースを更新します。 本事象は、クォータ設定を行ったフォルダ内のデータ (ファイルやフォルダ) を削除した タイミングにより、クォータの Quota.sys ドライバが使用率の計算を正しく検知できず、 結果としてクォータのデータ ベースへ該当の削除処理が反映されないために発生します。     対処策 本事象の恒久的な対処策は修正プログラムを適用し、操作されたファイルを 正しくハンドリングできる Quota.sys を動作させる方法です。 Windows Server 2008 の場合は KB2983628 を適用ください。 ———————————————————- ■ 文章番号:… Read more

更新プログラムの適用に 0x80070020 エラーで失敗する場合の対処

こんにちは、Setup / Deployment サポート チームです。 今回は、更新プログラムの適用時に 0x80070020  (ERROR_SHARING_VIOLATION) のエラーで失敗する事象と、その対処方法について、ご紹介いたします。同様の事象を経験されている場合、こちらの情報を参考にしていただければ幸いです。  Windows Server 2012 R2 および Windows 8.1 では、ネイティブ イメージ タスクと呼ばれる Windows タスクが実装されています。 具体的なタスク名は、以下です。   \Microsoft\Windows\.Net Framework\.NET Framework NGEN v4.0.30319   \Microsoft\Windows\.Net Framework\.NET Framework NGEN v4.0.30319 64   このタスクは .NET におけるネイティブ イメージを事前に作成するためのタスクです。 このタスクの動作と、更新プログラムを適用処理がバッティングすると 0x80070020 (ERROR_SHARING_VIOLATION) のエラーが発生し、更新プログラムの適用が失敗してしまう場合があります。  この事象はタイミングの問題であるため、時間を少し置いてから、更新プログラムの適用いただくか、以下のように手動でネイティブ イメージを作成し、その後に、更新プログラムを適用してください。  ~ 手順 ~    1) コマンド プロンプトを [管理者として実行] で起動します。      … Read more

ディスク パーティションのスタイルについて

こんにちは、日本マイクロソフト Windows サポートの高谷です。 突然ですが、新規ディスクを差し込んでディスクの初期化を行う際、パーティションのスタイルを選択する必要があります。皆様は普段どちらを選ばれていますでしょうか。今回は、それぞれのスタイルの特徴と、変更する方法と最近よくいただくお問い合わせと対処策についてご紹介したいと思います。   ■     MBR (マスター ブート レコード) と GPT (GUID パーティション テーブル) . 新しいディスクを追加した際は、まずはそのディスクを初期化する必要があります。初期化の画面で、ディスクのパーティション スタイルについて MBR か GPT のどちらかを選択しなければいけません。 MBR スタイルは、古くからある 標準 BIOS パーティション テーブルを使用します。この BIOS では、利用できるディスクのサイズが 2 TB までという制限があったため、これに変わる新しいシステムとして UEFI (Unified Extensible Firmware Interface)  が考案されました。UEFIのシステムにおいて利用するパーティションが GPT  スタイルです。GPT スタイルは、 2 TB 以上のサイズを扱うことができる一方で、Windows XP などの古いシステムでは利用することができません。システム要件に応じて選択をする必要があります。   ■     現在使用しているディスクのパーティション スタイルを確認する方法 . 現在使用しているディスクが、MBR と GPT… Read more

Windows 10 でのシェルの置き換えについて

皆さん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの高橋です。 Windows 製品を特定産業向けの組み込み用途としてご利用いただく場合に、 お客様の要件に合わせたカスタマイズに加えて、組み込み用途に特化した 独自開発のシェルへ既定のシェルより置き換える場合がございます。 本ブログではシェルを置き換えた場合に従来の Windows 7 SP1 と Windows 10  Enterprise 2016 LTSB で動作が異なる点について確認している事象をご案内します。 //Windows 10 Enterprise 2016 LTSB について Windows 10 を組み込み用途にご利用いただく場合には、サポート ライフサイクルが 長期間提供可能で、機能更新を行わない長期サービス チャネル (LTSC) を推奨しています。 LTSC に対応した製品の最新版が Windows 10 Enterprise 2016 LTSB になります。 //シェルについて ユーザーが Windows にログオン後にユーザー インターフェイスを提供する機能を Windows ではシェルとよんでいます。機能例としてはユーザーに対してデスクトップ上に 表示されるタスクバーの操作や、ファイル操作の機能を提供します。なお Windows の既定の設定では explorer.exe がシェルの機能を提供します。シェルの機能を提供するプロセス名を以下のレジストリ値に設定することで他のカスタム シェルに置き換えが可能です。 キー名:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon… Read more

Windows Server バックアップでのリストアディスクの選択について

こんにちは、日本マイクロソフト Windows サポートの高谷です。 不慮の事態に備え、定期的にバックアップを取ることが一般的となっているほか、変更作業の前に念のためにバックアップを取っておくなど、日々の運用の中でバックアップは地味ながら大きな役割を担っています。 マイクロソフトでは、Windows Server の標準のバックアップソフトとして、Windows Server バックアップの機能をご用意しております。今回は、この Windows Server バックアップで取得したバックアップ データをリストアする際の、ディスクの選択についてご説明したいと思います。   ■     Windows Server バックアップとリストア   Windows Server バックアップは、その名称の通り、Windows Server に標準で搭載されているバックアップ ツールです。Windows Server 2008 以降で、サーバー マネージャーから機能を追加いただくことでご利用いただけます。 バックアップの取得対象としては、サーバー全体はもちろんのこと、対象のボリュームだけの取得や、システム状態のみ、あるいはベアメタル回復に対応しています。バックアップデータの保管先は、ローカル ディスク、外付けハードディスクやネットワーク経由の共有フォルダに対応しています。 リストア時は、リストア先のディスクはユーザー側で選択は出来ず、システム側でリストア可能なディスクを探し出し、リストア先を決定します。では、バックアップ先の候補として全く同じサイズのディスクが複数存在した場合はどのようなロジックで、どのディスクがリストア先として選出されるのでしょうか。 今回ご説明するケースは、以下の状況で取得したバックアップをリストアすることを想定しています。 // 状況 ・OS : Windows Server 2012 R2 ・ファームウェア : UEFI ・バックアップ対象:サーバー全体 ……….ディスク構成 > Disk 0, 600 GB(C ドライブ 220 GB, D… Read more

Windows 10 での Sysprep を用いたマスターイメージの作成に関する注意点・推奨事項

こんにちは、Windows プラットフォーム サポート 宮崎です。 今回は、Windows 10 の環境で Sysprep を用いたマスターイメージを作成する際の一般的な注意点やサポート部門より推奨する展開方法を紹介します。 これから初めてマスターイメージを作成する方もすでにマスターイメージの展開を行っておられる方も、ぜひ一読いただき貴社の展開内容と照らし合わせることでお役に立ててください。 目次 本ブログの目次とサマリーです。 Sysprep の考え方・・・マスターイメージの作成という工程には計画・工数を要します。 マスター イメージの前提条件・・・主に Sysprep を実行したボリュームライセンス メディアを利用します。 マスターイメージとして設定可能な範囲・・・設定可能な箇所は検証いただく必要があります。 品質更新プログラムの適用・・・最新の品質更新プログラムの適用をお勧めします。 アップグレード環境・・・ご利用予定のバージョンの OS を新規にクリーン インストールした環境をお勧めします。 複数ユーザープロファイルが存在する環境・・・単一のユーザー プロファイルで作業を完結することをお勧めします。 ドメイン参加状態での Sysprep・・・ドメイン参加のタイミング・注意点を解説します。 最後に 各項の参考技術情報 1. Sysprep の考え方 Sysprep はシステムを大量展開する際に、マスターイメージの作成を支援するためのツールであり、イメージ作成時において、実行するものとなります。そのため、Sysprep コマンドはあくまでマスターイメージの作成という工程の中で行うことが想定され、運用環境やイメージ作成以外を目的とした利用はサポートされません。 また、Sysprep は様々な利用用途の実現を必ずしも保証するものではなく、本記事で紹介しています通り様々な注意点があります。そのためイメージ作成・展開にあたって計画的な検証工程や検証にあたっての工数をお見積りいただくこと、加えて、イメージ作成において不要な作業は実施しないことが推奨されます。 2. マスター イメージの前提条件 配布可能なイメージは以下を前提条件としています。 条件 A. Sysprep を実施していること Sysprep は端末の固有の情報を初期化してそのイメージを別の端末で再利用するためのツールです。端末固有の情報は、SID のほか、CMID や SusClientID 等、様々な ID が含まれていますので、Sysprep… Read more