Windows 10 のスタート画面から一部のタイルが削除される

こんにちは、Windows プラットフォームサポートです。

今回は Windows 10 のスタート画面に表示されるタイルの配置に関する不具合についてお知らせします。

Windows 10 Version 1709 (Fall Creators Update) において、PC を初回起動した時に表示される最初のセットアップ画面(Windows Out of Box Experience (OOBE) と言います)を終了してデスクトップ画面に移った後、スタート画面を確認すると、幾つかのアプリのタイルがスタート画面に表示されない場合があります。(実際にはスタート画面にピン留めされていないだけで、[すべてのアプリ] ビューからは利用できます。)また、PC のリセットを実行した場合も同様に発生する場合があります。

以下は、本来の既定の構成で表示されるべき正常なスタート画面の例です。(この画面では下向きの矢印のタイルが表示されていますが、これらのタイルはネットワークに接続すると自動的に適切なイメージに更新されます。)

 

一方、この問題が発生すると以下のようなスタート画面になります。

幾つかのタイルが削除されており、配置も変更されて異なるグループに移動していることが分かります。

 

この問題は、タイミングによってスタート画面のレイアウトの初期化が行われるよりも前に、SYSTEM アカウントのタスクからスタート画面にピン留めされたタイルを調べるタスクが実行されてしまうことに起因して発生します。

タイミング的な問題であるため、この現象を回避する有効な手段はありませんが、比較的スペックの高い PC では発生頻度が低いことが分かっています。

なお、この問題は次期の Windows 10 バージョン(2018年春頃)で修正を予定しています。