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Microsoft Japan Windows Technology Support

ネットワーク共有プリンターの名称が意図せずモデル名となる事象について

こんにちは、Windows Platform サポートのすずきです。 [デバイスとプリンター] に表示されるネットワーク共有プリンターの名称が意図せずモデル名となってしまい、判別が困難になる事象についてお問合せをいただいております。 この問題については弊社にて詳細な調査を実施しておりますが、プリンター ドライバーのセットアップ情報の処理に一部問題があるため発生していることが確認されましたため、情報公開を兼ねご紹介をさせていただきます。 ■ 発生する事象の詳細について 通常、ネットワーク共有プリンターの名称は 「”プリンター名” (“プリント サーバー名” 上)」と表示されます。 プリンター名にはフロアや部署等を使用いただいている場合も多くございます。これにより、どのプリント サーバーに出力するか、どのサーバーのどのプリンターに出力するかを判別することができます。 事象が発生した場合は、ネットワーク共有プリンターの名称がモデル名 (ドライバー名) に変化します。同機種のプリンターは通常同じドライバーを使用しているため、プリンターを判別することが困難になります。 – 事象が発生していない状態 – 事象が発生している状態 なお、本事象が発生していても、アプリケーションから印刷を実行する際に表示されるコモン ダイアログでは正しくプリンター名が表示されます。 また、Windows 10 Version 1703 (Creators Update) では本事象は発生いたしません。 ■ 事象の発生原因と対処について プリンター ドライバーを含むデバイス ドライバーは、”.inf” 拡張子を持つセットアップ情報ファイルによりインストール動作が規定されています。 セットアップ情報ファイルの中で “FeatureScore” と呼ばれるドライバーの優先順位を指定する属性が指定されているプリンター ドライバーを使用し、プリント サーバーにおいて共有設定した際の処理に問題があり、本事象が発生する場合がございます。 セットアップ情報ファイルはテキスト形式であるため、”FeatureScore” 属性を使用しないよう書き換えることで技術的には本事象を回避いただくことが可能です。 しかしながら、通常、セットアップ情報ファイルを含むドライバーの構成ファイル全体がプリンター メーカー様にてデジタル署名を施されているため、編集等を行うと署名が破損します。その結果、共有プリンターのインストール自体が失敗する等のリスクがあるため、手作業で編集しての回避は推奨いたしかねます。 また、そのようなセットアップ情報ファイルを使用したインストールはメーカー様によって検証されていないため、他の予期せぬ問題に至る可能性がございます。 そのため、現時点ではエンド ユーザー様にご実施いただける有効な回避策がございません。 弊社では、引き続きこの問題について調査を継続し、新しい情報がありましたらお伝えいたします。… Read more

フェールオーバー クラスター マネージャーで依存関係が正しく表示されない (Windows Server 2012)

こんにちは。Windows サポート部です。 Windows Server 2012 フェールオーバー クラスター マネージャーの起動直後に依存関係が正しく表示できないという現象が報告されております。 この問題が発生しますとリソースに依存関係が設定されていてもリソースのプロパティで確認すると依存関係が全く表示されない状況となります。この場合、依存関係が異常になっている (実際に依存関係が無くなっている) 状況では無く、一時的に表示上の問題が発生しているのみとなります。そのため、再度同じリソースの依存関係を表示しますと正しく依存関係が表示されます。 もし、設定されているはずの依存関係が表示されないというような現象に遭遇した場合には、一度プロパティを閉じてからもう一度依存関係を表示することで正しく依存関係が表示されるかどうかご確認ください。… Read more

WMF 5.1 をインストールしたサーバー OSで Enable-PSRemoting が動作しない

皆さん、こんにちは。 Windows プラットフォーム サポート チームです。 本日は、Enable-PSRemoting コマンドレットで報告されている問題をご紹介いたします。 Enable-PSRemoting コマンドレットは、Windows Remote Management (WinRM) サービスを構成するためのコマンドレットです。 クライアント OS や、Windows Server 2008 R2 までのサーバー OS は既定で WinRM サービスが無効になっているため、 WinRM サービスを介してリモート管理を行う場合は、Enable-PSRemoting コマンドレットや、WinRM コマンドを使って設定変更を行う必要がありました。 Windows Server 2012 以降のサーバー OS でも、ワークグループ環境で Enable-PSRemoting コマンドレットを実行すると、 LocalAccountTokenFilterPolicy レジストリの値を “1” に変更し、自動で リモート UAC を無効にしてくれるため、サーバーの初期設定で Enable-PSRemoting コマンドレットを実行されている方はいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、ワークグループ環境の Windows Server 2016 や、Windows Management Framework 5.0、または 5.1 を… Read more

複数のネット ワークアダプター (NIC) を有する環境でのイベント サブスクリプションの注意点

こんにちは、日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 本稿では、イベント サブスクリプションをご利用いただく際の設定手順およびコレクター コンピューター側にNICが 2 つ以上搭載されている場合の留意事項を以下ご案内いたします。 1. イベントサブスクリプションの設定手順 以下 Technet サイト内にある次の2点のリンク先より設定方法を参照ください。 ・[イベントを転送して収集するようコンピューターを構成する] ・[新しいサブスクリプションを作成する] タイトル:イベント サブスクリプション URL:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc749183(v=ws.11).aspx 2. イベント サブスクリプションを利用される際の留意事項 コレクターコンピューター側のシステムに NIC が 2つ以上ある環境で LAN に接続されていない NIC がある場合、エラーが発生することがあります。この事象の詳細と対処策を以下ご案内いたします。 2-a. 事象 コレクターコンピューターでは、リスナーアドレスとして認識している自身の IP アドレスの逆引き解決を行いますが、未使用の NIC が保持する APIPA などが IP アドレス リストの先頭に存在する場合に、サブスクリプションのランタイムの状態で以下のようなエラーが発生します。 「コード (0x8033808F): クライアントは、サブスクリプション イベントを受信する有効なリスナーを、指定された入力設定に従って開始することができませんでした。」 2-b. 本事象の対処策 このエラーが発生した場合は、未使用の NIC を [無効] にすることでエラーを回避できます。… Read more

記憶域スペースの NumberOfColumns と仮想ディスクの拡張について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの鎌滝です。 今回は記憶域スペースの機能を利用して、作成した仮想ディスクを拡張する場合の注意点についてお伝えいたします。 まず、記憶域スペース機能の概要をご紹介いたします。 記憶域スペースは Windows Server 2012 / Windows 8 からの新機能で、ソフトウェア定義ストレージ (ディスクの仮想化) 機能を提供します。複数の物理ディスクをプールとして管理し、その中から必要な容量の仮想ディスクを切り出して利用します。この機能を利用することで、物理ディスクを複数束ねて、物理ディスクの容量以上のディスクを利用したり、I/O の負荷を分散させたり、また、物理ディスクの耐障害性などを実現することができます。 詳細については、以下の情報をご参照ください。 記憶域スペースの概要 https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831739(v=ws.11).aspx Azure 環境で利用可能なディスクのサイズは、現在日本では 1 本 1023 GB (近々 4095 GB に拡張予定) との制限があるため、1 本分以上のサイズのディスクを使用したい場合は、この記憶域スペースの機能を使用して複数のディスクをプール化し、その記憶域プールから 1 本のディスクより大きい仮想ディスクを作成する必要があります。 記憶域スペースを利用した環境でこの記憶域スペースの仮想ディスクの拡張が必要なケースが出てくることは珍しくありません。 例えば 1 TB の物理ディスク 3 本でプールを作って、3 TB のディスクを利用していたが、運用が進むにうちに空き容量がひっ迫し、さらに 1 TB のディスクを追加して 4 TB のディスクに拡張したい、といったケースです。 そういった環境で、物理ディスクを記憶域プールには追加できたものの、仮想ディスクの拡張がグレーアウトされていて実行できない、というお問合せをいただくことがあります。 これは、仮想ディスクの NumberOfColumns の値に依存する、想定された挙動です。NumberOfColumns は仮想ディスクのストライプ数、つまり 1 つのデータが仮想ディスクを構成する物理ディスクのうち、何本の物理ディスクに分散して書き込まれるかを決定する属性です。仮想ディスクの拡張のためには、そのストライプ数を維持するため、NumberOfColumns… Read more

Azure RemoteApp サービス終了に伴う制限について

※2017 年 7 月 24 日 制限項目を追加 ※2017 年 8 月 7 日 一部修正 みなさん、こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの今入です。 昨年の 8 月に発表されている通り、Azure RemoteApp は、2017 年 8 月 31 日 を持ってサービスを終了します。 それに伴い、現在 Azure RemoteApp のご利用にいくつかの制限が設けられております。 これらの制限は、サービス終了に伴い、他のサービスへの円滑な移行を推奨するために設けられた制限となっております。 なお、これらの制限は、弊社サポート窓口へお問い合わせ頂いたとしても、制限を解除/緩和することはできません。ご了承頂ければ幸いでございます。 1. Azure RemoteApp の管理メニューが表示されない 2016 年 8 月 12 日の時点で、Azure RemoteApp コレクションが 1 つも所持していない場合は、Azure クラシック ポータル サイトから Azure RemoteApp の管理メニューが削除されております。 表示されている場合… Read more

Windows 10 のスタート メニューについて

こんにちは。 Windows プラットフォーム サポートの神田です。 今回は Windows 10 のスタート メニューについて、サポート窓口でお受けするお問い合わせと、ご案内する対策方法について、この場を借りて記載したいと思います。新しいスタート メニューに興味がある方や、メニューが出てこないなどでお悩みの方は、ご一読いただけますと幸いです。 Windows 10 のスタート メニューについて Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 ではタイル形式でスタート スクリーンを表示していましたが、Windows 10 では従来のスタート メニューのようにタスクバーからメニューとして展開して表示する形式に変更されました。 動作的には Windows 7 以前の操作感に戻った印象がありますが、Windows 10 は UWP アプリ (Universal Windows Platform いわゆるストア アプリ) をサポートするので、スタート メニューにそれらのアプリを表示させる必要があり、内部的にはスタート メニューは UWP のプロセスとして、エクスプローラーのプロセス Explorer.exe とは別のプロセスで起動されます。 起動されるプロセスは Shellexeperiencehost.exe というもので、他のストア アプリと同様にログオンする各ユーザー毎にインストールされます。 スタート メニューのタイル表示を構成するサービスについて スタート メニュー内に表示されるタイルは、専用のデータベース ファイルで構成され、表示されます。このデータベースは、サービス tiledatamodelsvc (表示名… Read more

Windows 10 Creators Update でタッチ ディスプレイへの描画がずれる問題について

こんにちは、日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 今回は、Windows 10 の Creators Update (バージョン 1703) でタッチ ディスプレイを複数ご利用いただいている場合に発生する、描画のずれの問題について、その現象と回避方法についてご紹介させていただきます。 2017/6/22 追記  次期の Windows 10 バージョン(予定では9月頃)にて本問題は修正済みです。本文の -状況- 部分も更新しました。 – 現象 – タッチ ディスプレイ(タッチ モニター)を左右または上下に配置し、Windows 10 Creators Update (バージョン 1703) で表示画面を拡張してご利用頂いている場合に、ペイント (mspaint.exe) などのアプリケーション上で指やペンでタッチした位置とは離れた異なる場所に描画されてしまう問題が報告されています。(この問題とは別に、タッチした入力が別のディスプレイ側に送られてしまう現象がありますが、これについては文末の「参考」をご覧ください。) この現象は、Ink 機能で描画する際に、メインでは無い側のディスプレイでタッチされた座標情報が誤って 2 倍の値に計算されてしまい、アプリケーション上の本来とは異なる位置に描画されてしまうという問題です。(ディスプレイを左右に配置する場合は x 座標が 2 倍に、上下に配置する場合は y 座標が 2 倍になります。) なお、この現象はマウスを利用する場合は発生せず、ペンやタッチでメニューやその他のデスクトップ上を操作する場合には問題なく、正常に操作できます。   – 発生条件 – この現象は以下の状況で発生します。 ・タッチ ディスプレイを左右に配置して表示画面を拡張し、右側のディスプレイをメインにしている場合 ・タッチ… Read more