RD セッション ホスト サーバーのログオン画面で最後にログオンしたユーザー名が表示されない動作について

皆さん、こんにちは。

今回は、RD セッション ホスト サーバーへログオンする際のログオン画面についてご紹介いたします。

Windows Server に RD セッション ホストの役割がインストールされていないサーバーと、RD セッション ホストの役割がインストールされているサーバーと比較すると、ユーザーがログオンする際のログオン画面の動きが変わります。

<RD セッション ホストの役割がインストールされていないサーバーのログオン画面>

RD セッションホストがインストールされていない場合、サーバーへのログオン時は、最後にログオンしたユーザー名が表示されます。

ws2k12_rds_logon

 

<RD セッション ホストの役割がインストールされているサーバーのログオン画面>

一方、RD セッション ホストの役割がインストールされたサーバーへのログオン時は、ユーザー名を入力する必要がございます。

ws2k12_rds_sh_logon
RD セッション ホスト サーバーは不特定多数のユーザーがログオンして、利用することが可能でございます。
そのため、ユーザーは他のユーザー名の情報を知らないことが、想定されます。
そのような状況で、前回ログオンしたユーザー名が残っている場合、そのユーザー名でのログオンを試みることが可能でございます。
例えば、"アカウントロック" のポリシー適用時には、そのユーザー アカウントを使用不可にすることが想定されます。
このような事態を避けるためにも、ログオン ユーザー名が残らないように変更され、RD セッション ホスト サーバー環境にて、最後にログオンしたユーザーが表示されない動作は想定された動作でございます。