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Build 2016: Azureストレージに関する告知

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの世古です。

Build 2016 の時期となりましたが、Azure Storage チームからいくつか嬉しい告知があります。このブログでは新しい告知と既存プログラムのアップデートの概要をご紹介します。新しい機能やアップデートがサービス、アプリケーション及びその他のニーズで Azure Storage をよりご活用頂けると幸いです。

・プレビュー プログラムの告知
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・ストレージ サービス暗号化プレビュー
ストレージサービス暗号化は、Block Blobs、Page Blobs 及び Append Blobs を含む Blob ストレージ データを自動的に暗号化することで、組織としての安全性やコンプライアンスの要求事項に対応します。Azure Storage は最も強い暗号キーの 1 つである暗号化方式 AES 256-bit を使用し、すべての暗号、暗号解読、キーの管理をトランスペアレントに処理しています。この機能を有効にするのに追加料金は必要ありません。

プレビュープログラムへは Azure Portal もしくは Azure PowerShell よりサブスクリプションを登録してリクエスト出来ます。一度サブスクリプションが登録されると Azure Portal を使用し新規ストレージ アカウントを作成し、機能を有効にすることが出来ます。
この機能についての詳細は “Azure Storage Service Encryption for Data at Rest (Preview)” 参照ください。

・Azure ストレージのロードマップ
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・増分スナップショットをコピーする為の GetPageRanges API の公開
Azure Storage チームでは GetPageRanges API に Page Blobs の新機能の追加を予定しています。この機能により より速く効果的に Azure 仮想マシンのバックアップ ソリューションを提供出来ます。API は Base blob とスナップショットの変更点リストを返すので、各スナップショット固有の変更点のみ特定し、コピーすることが出来ます。

これは仮想マシン ディスクの増分バックアップ時、移行に必要なデータ量を著しく減らします。API は Standard Storage 及び Premium Storage の Page Blobs をサポートします。この機能はより多くの Client Libraries サポートが追加され、REST API 及び .NET Client Library より 2016 年 4 月よりご利用頂ける予定です。

・Azure Import/Export
Azureインポート/エクスポートはサービスを提供するすべての地域で 8 TB までハード ドライブをサポートします。また、Azure インポート/エクスポートは 2016 年夏、日本及びオーストラリアで発売になります。これにより日本もしくはオーストラリアでストレージ アカウントをお持ちのお客様は他地域ではなく、同地域内の国内住所へディスクの発送が可能となります。

・Azure Premium Storage の Azure バックアップサポート
Azure Premium Storage は Azure 仮想マシン上で IO インテンシブ アプリケーションを実行するのに理想的です。Azure Backup サービスはパワフルかつお手頃なクラウド バックアップ ソリューションを実現し、また Azure Premium Storage のサポートを予定しています。Azure Backup サービスがあれば、Premium Storage の仮想マシンで実行する重要なアプリケーションを保護できます。
詳細は Azure Backup 及び Premium Storage をご参照ください。

・クライアント ライブラリ及びツールのアップデート
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・Java クライアント側暗号化が公開されました
Azure Storage の Client Java Library でクライアント側暗号化機能が利用可能になりました。この機能により開発者は Azure Storage にデータ送信する前に Blob、Table、及び Queue データの暗号化が出来ます。また Azure Key Vault との統合がサポートされおり Azure Key Vault でキーを保存・管理出来ます。この公開により Windows.Net で暗号化されたデータは Linux の Java で暗号解除でき、またその逆も可能です。
詳細については概要をご参照ください。

・ストレージ Node.js プレビューのアップデート
Azure ストレージ Node.js Client Library の最新プレビュー(0.10)をご案内します。これには開発者としての豊富な体験、Account SAS 機能のフルサポート、カスタマー ユーザビリティのフィードバックと共に Service SAS の IPACL 及び Protocol 仕様が含まれます。npmjs の Storage Package を活用すればアプリケーションで今すぐ Node.js Preview Azure Storage Library の使用を開始頂けます。
詳細やソースコードについては GitHub Repo を参照ください。

・ストレージ Python プレビューのアップデート
Azure ストレージ Python Client Library の最新プレビュー(0.30) をご案内します。このバージョンで 2015-04-05 REST バージョンの Append Blobs のサポート、Azure ファイル ストレージ、Account SAS、JSON テーブル フォーマッティング、その他諸々を含むすべての機能が利用可能となります。
詳細については、はじめに最新文書アップグレード ガイド使用サンプル及び互換性変更ログ等をご参照ください。

・Azure Storage Explorer
Azure Storage Explorer の最新の公開プレビューをご案内します。本リリースは CSV ファイルへのエクスポートを含む Table Storage のサポート、Queue Storage、Account SAS 及びアップデート UI を追加しました。
詳細及び Windows/Linux/Mac プラットフォーム用エクスプローラーのダウンロードについては www.storageexplorer.com へお進みください。

・文書及びサンプルのアップデート
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・ストレージ セキュリティガイド
Azure Storage は開発者が安全なアプリケーションを構築できるよう、広範囲なセキュリティ機能を提供しています。ストレージ アカウントの管理を確保し、データ送信中のストレージ オブジェクトやストレージ アカウント、その他多くのデータの暗号化が可能です。Azure Storage Security Guide はセキュリティ機能の概要や資源への助言を提供し、知識を深めることが出来ます。
詳細については Storage Security Guide をご参照ください。

・ストレージ サンプル
Azure ストレージ チームは開発者がエンド ユーザー体験を改善できるよう絶え間なく奮闘しています。最近開発した標準サンプルは理解しやすく 5 分で始める事が出来ます。また詳しい説明、フル機能、コミュニティ フレンドリーがあり、且つランディング ページからアクセス可能なので、使用するプラットフォームで必要なサンプルを見つける事が出来ます。コードはオープン ソースで Github より簡単に利用でき、コミュニティがサンプル レポジトリに貢献出来ます。

サンプルは Storage Samples ランディング ページよりご使用頂けます。最後になりますが、Azure Storage が初めての方は一番早く学び、始めることのできる Azure Storage Documentation Page へお進みください。

 

参考: Build 2016: Azure Storage announcements