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ボリュームの空き領域が減少したため対策を取る方法について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの小池です。

長く運用しているサーバーでは 「ボリュームの空き領域が減少したため対策をとりたい」 というお問い合わせをいただくことがあります。

今回は Windows Server 2008 以降の OS を対象とし、空き領域の確保する対策の一つとして 「ボリュームの拡張」 する方法をご案内いたします。

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図 1 – 拡張可能な例
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この図 1 の例では、ボリューム E: に連続する未割り当て領域があるため拡張可能です。

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図 2 – 拡張できない例

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この図 2 の例では、ボリューム E: や F: を拡張しようとした場合でも、空き領域がないため拡張することができません。

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では、実際に 「図 2 – 拡張できない例」 の場合でも、データの移行が可能な場合に、ボリューム拡張を行う具体的な手順についてご案内します。

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ボリュームの拡張手順例
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  1. ボリューム Z: には十分な空き領域があるため、F: の必要なデータを Z: に移動します。
    (又は、ボリューム縮小および新たなボリュームを作成後データの移行を実施します)
  2. F: を選択し、右クリックのメニューより [ボリュームの削除] を選択し実施します。
    (全てのデータが削除されるメッセージが表示されるので、問題なければ [はい] をクリックして先に進みます)
  3. ボリュームの削除が完了すると、以下のようにボリューム E: の連続する領域に未割り当て領域が表示されます。

  4. ボリューム E: を選択し右クリックのメニューより [ボリュームの拡張] を選択し実行します。
  5. 以上でボリュームの拡張の対応は完了です。

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補足情報

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通常、ボリューム拡張を行うと、パーティションの拡張、および、ファイル システムの拡張が同時に行われますが、まれにファイル システムの拡張に失敗し、パーティション サイズとファイル システムが別の値になることがあります。この場合、エクスプローラーから参照するとボリュームの容量が増えていない状況となり使用可能な領域が増えません。パーティション上のファイル システムのサイズが拡張されていない状態を確認した場合には、diskpart ユーティリティからファイル システムの拡張を実施します。

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ファイル システムの拡張方法
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  1. 管理者権限でコマンド プロンプトを起動します。
  2. diskpart を起動します。
  3. ボリュームをリストします。

    DISKPART> list volume

  4. ボリュームを選択します。
    (X には 3. で確認したボリューム番号を指定します。)

    DISKPART> select volume X

  5. ファイル システムを拡張します。

    DISKPART> extend filesystem

  6. diskpart を終了します。

    DISKPART> exit

– 参考情報

Extend
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc770938(WS.10).aspx

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注意事項 1.
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ボリュームの拡張については、対象のディスクに連続する未割り当て領域がある場合に対応可能です。そのため、まず最初にディスクの管理コンソール (diskmgmt.msc) からディスクの構成を確認します。 物理環境で未割り当ての領域が無い場合には、注意事項 2. を参照してください。 なお、仮想環境の場合には未割り当て領域が無い場合でも、仮想ディスクの拡張後、対応することが可能です。

ボリュームを拡張する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc771939.aspx

 

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注意事項 2.
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「図 2 – 拡張できない例」 のように対象のディスクに連続する未割り当て領域が無く、別のボリュームで該当領域を利用している場合には、必要に応じて別のディスクへの移行を実施してください。