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Microsoft Japan Windows Technology Support

エクスプローラーで全ファイルを選択したときのファイル合計サイズとディスクのプロパティの使用領域との差異は何故おきるのか?

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。本日はよくお問い合わせをいただく、エクスプローラーで確認した時のファイルサイズの合計とディスクのプロパティの使用領域に差異が発生する現象についてご紹介します。 <差異が発生する主な原因について>差異が発生する原因は様々ですが、ファイル システムが正常である場合、常に正しいサイズを表示しているのはディスクのプロパティの使用領域です。一般的にエクスプローラーで全ファイルを選択した場合のサイズは、ディスクのプロパティの使用領域よりも少なくなります。これは、エクスプローラーの既定では隠し属性やシステム属性のフォルダ、ファイルは表示されないため、全選択を実施しても実際には選択されないために差異が発生します。この問題はエクスプローラーの表示オプションを変更することで回避可能です。 また、サイズを確認したユーザーのアクセス許可がないフォルダ、ファイルが存在していると、これらフォルダ、ファイルはエクスプローラーからサイズが取得できないため、この場合にも差異が発生します。一般的に多く報告されているのは、以下の 3 つのフォルダです。 1. ごみ箱2. WER (Windows Error Reporting) の保存先フォルダ3. System Volume Information フォルダ (Volume ShadowCopy Service で作成されるシャドウ コピーが保存されます。) 他のユーザーのごみ箱には、アクセス許可がないため、サイズを取得することができません。WER の保存先フォルダは、設定によって変更可能ですが、保存先のフォルダにアクセス許可がない場合には、サイズを取得することができません。System Volume Information フォルダは、一般ユーザーにはアクセス許可がないため、サイズを取得することができません。 <対処策について>隠し属性やシステム属性のフォルダ、ファイルの対処方法は、エクスプローラーの以下の表示オプションを変更することで回避可能です。 ————–[ファイルとフォルダーの表示] –  [隠しファイル、隠しフォルダ―、および隠しドライブを表示する] or [すべてのファイルとフォルダを表示する] を選択。[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない] のチェックを外す。————– アクセス許可がないフォルダのうちごみ箱と WER 関しては、[ディスクのクリーンアップ] 機能でサイズの確認と削除が可能です。なお、[ディスクのクリーンアップ] 機能はクライアントには標準でインストールされていますが、サーバー OS の場合は、Windows Server 2008 以降は [デスクトップ エクスペリエンス] の機能を追加する必要があります。※ 機能の追加手順は後述します。 System Volume Information… Read more

ノード再起動後に、クラスター サービスが、エラー 6609 [無効なログ ブロックが見つかりました。] で起動しない

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。本日は、ノード再起動後にクラスター サービスが起動できなくなる障害事例についてご紹介します。 今回ご紹介させていただく内容としましては以下の3 点です。 <障害内容><回避策><原因特定の調査について> <障害内容>ノードを再起動させた際に、イベント ログに以下のエラーが記録され、クラスター サービスの起動に失敗する。 ——————————-ログの名前:         Systemソース:           Service Control Managerイベント ID:       7024レベル:           エラー説明:Cluster Service サービスは、サービス固有エラー ログ サービスで、無効なログ ブロックが見つかりました。 で終了しました。——————————- また、クラスター ログには以下のエラー ログが記録されます。 —————ERR   [CS] Service CreateNodeThread Failed, ERROR_LOG_BLOCK_INVALID(6609)' because of '::CreateLogFile( fileName.c_str(), GENERIC_READ | GENERIC_WRITE, FILE_SHARE_READ | FILE_SHARE_WRITE, sa, OPEN_ALWAYS, FILE_ATTRIBUTE_NORMAL )'————— 上記ログに記録された [無効なログ ブロックが見つかりました。] と [ERROR_LOG_BLOCK_INVALID(6609)'] は、クラスター サービスが使用するファイルの一部である clusdb.blf… Read more

ソース : NTFS、ID: 55 のイベント

こんにちは。日本マイクロソフトの松岡です。 今回は、比較的よくお問い合わせをいただく NTFS 55 についてご紹介します。 ——————- イベントの種類: エラー イベント ソース: NTFS イベント ID: 55 説明: ディスク上のファイル システム構造が壊れていて使えません。chkdsk ユーティリティをボリューム "Drive_letter" で実行してください ——————- ソース : NTFS、ID: 55 のイベントについて ソース : NTFS、ID: 55 のイベントは、ファイルシステム データ構造に不整合を発見した場合に記録されるイベントです。このイベントが記録されるタイミングとしては、ファイル システム構造が破損した状態で、その破損個所にアクセスした際に記録されます。また、破損時点と 本イベントが記録された時点には差異があり、この情報からその前に何が発生したのか原因追求を行うことは困難です。したがって、オペレーションの観点から特に問題がない場合、関連するデバイス ドライバーや、ファームウェアのアップデートを行うことが一般的な対策です。 一般的な本イベントの要因について 一般的にこの破損が発生する原因としては、以下の状況が考えられます。 1. 不正なシャットダウンが発生した場合 不正なシャットダウンが発生すると、ディスク上の情報を正しく保存せずにシステムが終了するため、ファイル システムに不整合が発生する可能性があります。  2. ハードウェアの破損による場合   ハードウェアの破損、故障により、ディスク上のデータが破損して不整合が発生する可能性があります。 3. ディスクが突然取り外れた、あるいは、アクセスできなかった場合 ディスクが突然取り外れた、あるいは、アクセスできなくなったような場合には、1 同様、ディスク上の情報が正しく保存されず、ファイルシステムに不整合が発生する可能性があります。 4. ドライバやアプリケーションによる不正なアクセスがあった場合 ファイル システム ドライバーや、その他カーネル モードのコンポーネントの不具合により発生する可能性があります。ドライバーやアプリケーションによっては、NTFS ファイル… Read more

2014 年 8 月 12 日に公開された Windows 7 Service Pack 1 (KB976932) について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの北原です。 最近、Service Pack 1 が既に適用されているのにもかかわらず、Windows 7 の Windows Update に Service Pack 1 が現れるというお問い合わせをいくつかいただいております。 誠に恐縮ながら、現在のところ、この事象について述べられている情報が、以下の KB 内の概要情報のみとなっておりますので、本記事にてこの更新プログラムの詳細についてご説明します。 Description of Software Update Services and Windows Server Update Services changes in content for 2014http://support.microsoft.com/kb/894199/en-us =============概要=============この 2014 年 8 月 12 日に公開された Windows 7 Service Pack 1 (KB976932) は、実際の Service Pack 1 のインストーラーと全くの同名ですが、中身は別物で、10MB 以下の非常に小さなサイズとなっております。この中には、以下の 2 つの更新プログラムが含まれております。… Read more

グループ ポリシーを用いた WPD デバイスの制限について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの北原です。 最近、PC からスマート フォンへのデータの書き出しを禁止したいというお問い合わせを多くいただいております。以前の記事で、グループ ポリシーを用いたデバイスのアクセス制御をご紹介しましたが、今回は、その中でも主にスマート フォンが使用しているWindows Portable Device (WPD) デバイスへの制限について取り上げたいと思います。 グループ ポリシーを用いたデバイスのアクセス制御についてhttp://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2014/04/28/3516088.aspx ================WPD の概要================WPDとは、Windows Vista 以降の OS に標準的に備わっている、携帯電話、デジタル カメラ、音楽プレーヤーのようなポータブル デバイスとの通信手段を提供するドライバ ベースのテクノロジーです。WPD は API を有しており、デバイスの状態を調べたり、デバイスを制御する (写真を撮る、メッセージを送るなど) アプリケーションを開発することができます。なお、Windows XP の場合、別途 Windows Media Player 10 または 11 をインストールする必要があります。 スマート フォンや従来の携帯電話を USB で PC につないでファイルの転送をする際、通常、「MTP モード」や「PTP モード」など、事前にモードの選択をする必要があります。この MTP や PTP というのは WPD が使用している通信手段のことで、現在、WPD が主に使用しているものは以下の 3 つとなります。 Picture… Read more

メモリ ダンプ ファイルを生成する方法について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの世古です。   日々のサポート業務の中で、よくお問い合わせをいただくメモリ ダンプ ファイルについてご紹介いたします。   画面が固まって動かない等の問題(ブルースクリーンやフリーズ等)が発生した場合、マイクロソフトで調査を行う為にメモリ ダンプ ファイルの採取を依頼する場合があります。今回はそのファイルの詳細と採取方法についてご説明いたします。   メモリ ダンプとは メモリ ダンプの種類 メモリ ダンプの取得方法 完全メモリ ダンプの採取のための事前設定 手動でメモリ ダンプを生成する方法 NMI を使用したメモリ ダンプ生成方法 キーボードを使用したメモリ ダンプ生成方法     (1) メモリ ダンプとは ==================================== メモリ ダンプ ファイルは、システムのある瞬間の物理メモリの情報をファイルとして出力させたものです。OSが異常終了した際に、原因を調査する為にメモリ ダンプは役立ちます。システムの設定に依存しますが、異常終了(ブルースクリーン BSOD)が発生した際にメモリ ダンプ ファイルが作成されます。   具体的には以下の様な画面(ブルースクリーン BSOD)になった際にメモリ ダンプ ファイルが作成されます。     (2) メモリ ダンプの種類 ==================================== メモリ ダンプには以下 3 つの種類がございます。… Read more

削除できないプリンター アイコンが出現する問題について

  皆さんこんにちは。 Windows プラットフォーム サポートのけまるやです。   最近、Windows 8 や Windows 8.1 環境をお使いの方から "デバイスとプリンター" 画面に削除できないプリンターのアイコンが出現するという現象についてお問い合わせをいただくことがあります。 この問題は弊社でも詳しい調査が行われておりますが、事象を改善する方法が見つかりましたため、ご紹介させていただきます。   – 発生する事象の詳細について  弊社では、複数のユーザーが 1 台のコンピューターにログオンすることがある端末において、以前コンピューターを使用していたユーザーがログオフ後、コンピューターの再起動や、印刷スプーラー サービスの再起動が発生すると、別のユーザーがログオンしたときに、"デバイスとプリンター" 画面に以前ログオンしていたユーザーが使用していたネットワーク共有プリンターのアイコンが見えてしまう事象が発生することが報告されております。 この時に表示されるネットワーク共有プリンターは、もともとログオンしていたユーザーでも削除できず、管理者権限を使用しない限り、削除できません。 以下は今回の事象を再現したときのビデオです。ネットワーク共有プリンターを削除しても復活してしまったり、そもそも削除できないプリンターが出現したりします。 [View:~/cfs-file.ashx/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-74-97/20140807195620.wmv:0:0]   – 事象の回避策について  お問い合わせの問題が発生しており、対処が必要な場合には、まずは以下の画面のように RemovePrintersAtLogoff のレジストリ値を 1 に設定いただくことをご検討ください。 キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Print\Providers\Client Side Rendering Print Provider名前 : RemovePrintersAtLogoff種類 : REG_DWORD値 : 1  ※レジストリ設定後の参考画像です Windows では、ユーザーがネットワーク共有プリンターに接続したとき、次回ログオン時にすぐにネットワーク共有プリンターが使えるよう、情報の一部をキャッシュします。今回の問題は、このキャッシュの情報の一部に問題が発生することで、ほかのユーザーのプリンターが見えてしまう問題であることがわかっています。 RemovePrintersAtLogoff のレジストリ設定を行い、印刷スプーラー サービスを再起動いたしますと、ユーザーのログオフ時にプリンターのキャッシュ情報を削除するようになります。 また、RemovePrintersAtLogoff… Read more

icacls コマンドで、”削除” 拒否のアクセス権設定する場合の設定方法と注意点について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポート担当の頂です。 今回は、ファイルやフォルダーを削除されないようにするためのアクセス権設定をコマンドから実行する方法についてご紹介いたします。ファイルやフォルダーを削除されないようにするためには、フォルダーやファイルの [プロパティ] の [セキュリティ] タブから、削除を拒否するためのアクセス権設定を変更することでできますが、今回は、同様の設定を icacls コマンドを使用して行う場合の手順と注意点について、ご紹介いたします。 icacls コマンドとは—————————————————-フォルダーやファイルのアクセス権について設定へ変更などを行う事ができるコマンドです。Windows Server 2003 SP2 で提供され、Windows Vista ( Windows Server 2008 ) 以降では、標準のコマンドとして実装されました。 – 設定方法まずは、ファイルやフォルダーについて、削除や読み取りなどを拒否する場合に利用できる、”拒否” のアクセス権を設定するコマンドについてご紹介いたします。 “拒否” のアクセス権を設定する際のコマンド基本型————————–icacls "<対象のファイルまたはフォルダーのパス>" /deny "<ユーザー名>":(拒否対象の権限) ファイルやフォルダーについて、削除させないようにするために、"削除 (DELETE)" の権限を拒否に設定する場合には以下コマンドを利用します。 "削除 (DELETE)" の権限を拒否に設定する場合のコマンド————————–ファイルやフォルダーを削除されないように、"削除 (DELETE)" の権限を拒否に設定する場合には、“(拒否対象の権限)” 設定を必ず、(DE) と設定します。 icacls "<ファイルまたはフォルダーのパス>" /deny <ユーザー名>:(DE)コマンド例図  – 注意点icacls コマンドのヘルプでは、"D -削除のアクセス権" と記載されておりますが、下記コマンド例のように、"削除 (DELETE)" の権限を拒否設定する場合に、(D) を使用すると、/deny <ユーザー名> に指定したユーザーが、コマンド実行対象のファイルやフォルダーにアクセスできなくなります。これは、“(拒否対象の権限)”… Read more

Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 環境の iSCSI と NIC チーミングについて

こんにちは。日本マイクロソフトの松岡です。 Windows Server 2003 や、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 環境で Microsoft iSCSI イニシエーターを利用する際に、NIC をチーミングしたいというお問い合わせをいただくことがあります。しかしながら、Windows Server 2012 より前の OS では Microsoft iSCSI イニシエーターを利用する環境では、NIC のチーミングはサポートされていませんでした。これは、NIC チーミングは 3rd party 製のソリューションのみであったので、弊社製品ではない部分に動作が依存してしまうため、非サポートとさせていただいていました。 === 注意事項 ===Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 環境においても Microsoft iSCSI イニシエーター、及び Microsoft iSCSI ターゲットをご利用される NIC にて 3rd party 製チーミング アプリケーションを使用した NIC チーミングはサポートされません。============== ただし、Windows Server… Read more

Windows Server 2012 標準的なリモート デスクトップ サービス環境構築手順について

2018/04/16 追記。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの吉田です。 今回は、Windows Server 2012 (R2 含む) における、標準的なリモート デスクトップ サービス環境の構築手順をご案内いたします。 なお、構築の前提条件といたしまして、対象サーバーが Active Directory に参加している環境としています。 ワークグループ環境での構築につきましては、以下を参照ください。 – Windows Server 2012 リモート デスクトップ環境の構成について https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2012/12/27/windows-server-2012/ また、本稿においては、[セッション ベースのデスクトップ展開] に特化した手順となっており、MS VDI (Virtual Desktop Infrastructure) 環境の構築には言及しておりません。 VDI 環境の構築につきましては、別途公開させていただく予定としています。 ——————————————————– Windows Server 2012 以降においては、リモート デスクトップ サービスおよび RemoteApp アプリケーションを公開する場合、 一般的な方法として、同一ドメイン内に下記の役割を持つサーバーを配置いたします。 なお、下記の役割は全て一台のサーバーに集約する事が可能です。 リモート デスクトップ  (RD) セッション ホスト – デスクトップ セッション、RemoteApp プログラムを提供します。… Read more