タスク スケジューラに関する修正プログラムについて (Windows Server 2008 R2 / Windows 7)

こんにちは。Windows サポートチームの頂です。

 

タスク スケジューラに関連する修正プログラムと確認されております発生事象についてご紹介いたします。

Windows Server 2008 R2 および Windows 7 を対象とした修正プログラムでございます。

なお、タスク スケジューラに関する修正は、ロールアップパッケージのような形で公開はしておりませんが、最新の修正プログラムで過去の問題も含んで修正されますので、最新版の適用をご案内いたしております。

 

Windows Server 2008 R2 SP1 / Windows 7 SP1 につきましては、KB 2884927KB 2787046 の 2 つを適用いただくことで、タスク スケジューラ関連のモジュールは最新となります。
お問い合わせの多い問題に対しての個別の修正プログラムついて、下記に記載いたします。
最新ではなく個々の問題に対して修正頂く際には、下記の修正プログラムの適用をご検討下さい。

 

Windows Server 2008 / Windows Vista につきましては以下をご参照下さい。

タスク スケジューラに関する修正プログラムについて (Windows Server 2008 / Windows Vista) へのリンク

 

Windows Server 2008 R2 / Windows 7

タイトル 修正: ユーザー アカウントが予期せずロックアウトにタスク スケジューラには、無効なパスワードの認証プロンプトを提供する場合
URL https://support.microsoft.com/kb/2884927/ja
発生事象 アカウントのロックアウト設定を行っている環境で、タスクの登録時にパスワードの入力を誤ると入力回数より多く認証が実行され、アカウントがロックされます。
備考 Schedsvc.dll の最新版 / Windows Server 2008 R2 SP1 、Windows 7 SP1 が必要です。

 

 

タイトル Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 では、実行後に、"AT"コマンドを使用して作成されたタスクは削除されません。
URL https://support.microsoft.com/kb/2787046
発生事象 ATコマンドを使用した際に、実行後もタスクが削除されない問題が発生します。
備考 Taskeng.exe / Taskcomp.dll / Taskschd.dll / Wmicmiplugin.dll / Hashcleanup.exe の最新版

 

 

タイトル Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、タスクのスケジュールを設定する複数のトリガーを指定すると、次の実行時に不適切な値が表示されます。
URL https://support.microsoft.com/kb/2495489/ja
発生事象 複数のトリガーが指定されている場合は現在時刻から近い時間が "次回の実行時刻" に表示されるべきですが、最初のトリガーの時刻が常に返されるため正しく表示されません。例えば、トリガー1は1:00、トリガー2は1:30と設定されていて、現在1:20の場合は、"次回の実行時刻" は1:30となるべきですが、2:00(トリガー1の次回の実行時刻)が表示されます。

 

 

タイトル タスク スケジューラが動作する失敗したタスクが予期せず Windows 7 または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターで
URL https://support.microsoft.com/kb/2698800
発生事象 タスクの [設定]タブ にある、[スケジュールされた時刻にタスクを開始できなかった場合、すぐにタスクを実行する] のチェックをオフにしている場合にも、スリープや休止状態から復帰後タスクが実行されます。

 

 

タイトル Windows Server 2008、Windows Vista、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で、タスク スケジューラ サービスが同じジョブを 2 回実行する。
URL https://support.microsoft.com/kb/2461249
発生事象 タスクが 2 回スケジュールされる可能性があります。
備考 前提条件として、MS10-092(KB 2305420) もしくは、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 / Windows 7 ServicePack 1 の適用が必要です。

 

 

タイトル [MS10-092] タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される
URL https://support.microsoft.com/kb/2305420
発生事象 セキュリティ更新プログラムです。/ https://technet.microsoft.com/library/security/ms10-092

 

タスク スケジューラをご利用いただいております際に、上記に該当する事象を確認されましたら、修正プログラムの適用についてご検討くださいますようお願いいたします。