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Microsoft Japan Windows Technology Support

サポート技術情報 (2012年8月)

マイクロソフト Windows サポートの田村と申します。日頃から本ブログをご愛読いただきありがとうございます。 弊サポート部門では、日頃から弊社製品の問題解決支援サービスを提供しておりますが、お客様と接する中で、弊社製品ならびにサービスにつきご意見ご要望を頂戴することが多々ございます。 その中で、「Windows に関して出している技術情報、修正プログラム情報を知りたい」 というご要望がございました。弊社がリリースしている月例のセキュリティ更新プログラムにつきましては、Japan Security Team のブログで紹介しています。一方でセキュリティ以外の Windows 更新プログラムについては、これまで弊社でもまとめて紹介したことがありませんでしたので、これを機会に定期的にここのページで紹介していきます。 紹介の対象としますのは、セキュリティ以外の Windows 更新プログラムです。 新しく公開されたサポート技術情報リスト 2012 年 8 月度 に公開されたサポート技術情報のリストをお届けします。 (※) 本リストでは現行サポートしている Windows 製品 (クライアント及びサーバー) のうち、CORE エリアに特化して紹介しております。   KB 番号 Title 2155311 NUMA ベースのプロセッサを持ち、Windows Server 2008 R2 または Windows 7 スレッドのリクエストたくさん内で最初の 4 GB のメモリにあるメモリの場合実行されているコンピューターのパフォーマンスが低下が発生します。 2182466 “2155347997 (0x8078001D)” error code when you perform a system… Read more

クラスターのエラーと解決方法について

こんにちは。日本マイクロソフトの永野です。 弊社 TechNet Library では、Windows の各機能ごとにイベントやエラーについて、情報を公開しています。フェールオーバー クラスタリングについても、様々なイベントについて情報を公開しております。 Failover Clusteringhttp://technet.microsoft.com/en-us/library/dd353290%28v=ws.10%29 各イベントごとに、どういうイベントなのか、どういう方法で解決できるのかといった情報が公開されており、イベントが発生した場合の初期対応に有効です。 例えば、以下のようなエラーが出た場合を想定します。 —ログの名前:         Systemソース:           Microsoft-Windows-FailoverClustering日付:            2012/08/16 14:52:31イベント ID:       5121タスクのカテゴリ:      クラスターの共有ボリュームレベル:           エラーキーワード:         ユーザー:          SYSTEMコンピューター:       node2.contoso.com説明:クラスターの共有ボリューム ‘Volume1’ (‘Clus2’) はこのクラスター ノードから直接アクセスできなくなりました。I/O アクセスは、ボリュームを所有するノードを介してネットワーク経由で記憶装置にリダイレクトされます。これが原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。リダイレクトされたアクセスがこのボリュームに対して有効になっている場合は無効にしてください。リダイレクトされたアクセスが無効にされている場合は、このノードから記憶装置への接続のトラブルシューティングを実施してください。記憶装置への接続が再確立されたら、I/O は正常な状態に戻ります。— 前述のリンクから [Cluster Shared Volumes] – [Cluster Shared Volume Functionality]と辿ることで、Cluster Shared Volume (CSV) に関するイベントの一覧が確認できます。 Cluster Shared Volume Functionalityhttp://technet.microsoft.com/en-us/library/ee830309(v=ws.10) この中から、該当の ID (今回の場合 ID:5121) を選択することで詳細な情報が記載されたページが確認できます。 Event ID 5121 —… Read more

VSS System Writerが表示されずバックアップに失敗する

Windows テクノロジー サポートの奥原です。 今回は、最近いただいたお問い合わせについてご紹介します。 – 現象Windows Server 2008 および、Windows Server 2008 R2 で、System State のバックアップを行うとバックアップに失敗する。vssadmin list writers コマンドにて VSS ライタの状況を確認すると”System Writer” が表示されていない。 VSS ライタ (アプリケーション ライタ) とはhttp://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2009/08/11/dpm-2007-sp1-hyper-v.aspx “System Writer” が表示されない現象は、以下の要因があげられます。 主な要因について=================================1. ファイルのアクセス権が何らかの理由で失われている場合2. ライターをホストするプロセス、または、COM+ Event System サービスが稼動していない場合3. サービスのセキュリティ権限が何らかの理由で失われている場合4. VSS ライターに関する初期化が何らかの理由にて失敗している場合 各要因の説明と対処方法は以下の通りとなります。 1. ファイルのアクセス権が何らかの理由で失われている場合———————————ファイルのアクセス権やサービスのセキュリティ権限に問題がある場合、イベント ログに Microsoft-Windows-CAPI2 513 (または 512) イベントが記録されている可能性があります。 このイベントが発生している場合、技術情報 2009272 の対処方法を実施します。 技術情報 2009272 より抜粋———————–Takeown /f… Read more

DC 停止時の WSFC への影響について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの戸田です。 日々のサポート業務の中で、よくお問い合わせを頂く内容についてご紹介します。 メンテナンス等で DC (Domain Controller) を停止する場合、クラスターはどうなるの? というお問い合わせを頂くことがあります。 フェールオーバー クラスターの動作要件の 1 つとして AD (Active Directory) ドメインへの参加があります。 フェールオーバー クラスターの要件についてhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc771404.aspx Windows Server 2003 以前ではクラスター サービスの起動アカウントはドメイン アカウントとして構成されており、Windows Server 2008 以降のクラスターではクラスターのコンピュータ オブジェクト (CNO = Cluster Name Objectと呼ばれます) が作成されるなど、その認証は AD 環境に依存しています。そのため、DC が不在となる場合、(当然のことながら) ドメイン認証が失敗することとなります。 クラスタ サービス アカウントを手動で再作成する方法http://support.microsoft.com/kb/269229/ja Windows Server 2008 フェールオーバー クラスターのセキュリティ モデルの説明http://support.microsoft.com/kb/947049/ja フェールオーバー クラスター ステップ バイ ステップ ガイド:… Read more

フェールオーバー クラスターのクラスター ログについて

# 2012/12/7  Windows Server 2008 R2 環境の KB2525380 の情報を追記しました。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの戸田です。 今回は Windows Server 2008 以降の WSFC のクラスター ログについて補足します。 以下の記事のとおり Windows Server 2008 以降の WSFC では、Windows Server 2003 MSCS とはクラスター ログ記録の仕組みが変わっています。 WSFC: クラスタ ログはどこ? http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2009/04/20/windows-server-2008-failover-clustering.aspx Windows Server 2003 MSCS までは各ノード上のクラスター サービスが %SystemRoot%\Cluster\Cluster.log (規定値) へ直接テキスト ファイルで出力していましたが、Windows Server 2008 以降のクラスター ログの記録は Event Tracing for Windows (ETW) を使用するようになり、全てのクラスター 関連… Read more

UNIX 系のシステムから RSH コマンドを利用して Windows に接続する方法について

こんにちは。 Windows テクノロジー サポートの松田です。 Windows サーバーに配置しているバッチ ファイルなどを UNIX 系のシステムから起動したいというご要望をいただく場合があります。そのため、今回の記事では、UNIX 系のシステムから RSH コマンドを利用して Windows に接続する方法について紹介しようと思います。 Windows Server 2003 R2 より前には、RSH コマンドを利用した接続には Services for UNIX (SFU) に含まれるリモート シェル サービスが使用されていましたが、Windows Server 2003 R2 以降のオペレーティング システム上では、SFU は利用できないため、RSH コマンドによる接続に、Subsystem for UNIX-based Application (SUA) に含まれているリモート シェル デーモンを使用する必要があります。 以下の Technet の記事にて Windows Server 2003 R2 や、Windows Server 2008 でのリモート シェル デーモンを利用した RSH サーバーの設定方法についての詳細な手順が記載されています。… Read more

"Cluster Shared Volume (CSV) が利用するネットワークの構成方法" を公開しました

こんにちは。日本マイクロソフトの永野です。   Cluster Shared Volume について、よくお問い合わせいただく内容を基に Webcast を作成させていただきました。   Cluster Shared Volume (CSV) が利用するネットワークの構成方法 (Web キャスト) http://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkID=247539&clcid=0x411   CSV を利用する環境をご利用の方は、ぜひご覧ください。… Read more

Microsoft iSCSI Software Target を使ってみよう

こんにちは。Windows テクノロジー サポートの吉井です。  今日は、以下の Microsoft iSCSI Software Target を使用して簡単な SAN 環境を構築する手順をご紹介しようと思います。 Microsoft iSCSI Software Target を利用すると、専用のストレージ ハードウェアを使わずに iSCSI 環境のテストやクラスターの共有ストレージ環境を構築したりできます。また、仮想環境での利用も可能で、仮想環境で何か検証をしてみたい場合などにも使えて便利です。無償のツールですので、是非皆さんも使ってみてください。 Microsoft iSCSI Software Target 3.3http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=45105d7f-8c6c-4666-a305-c8189062a0d0    今回作る環境について 今回は以下のような 2 台のマシンを使った環境を構築します。 ホスト名 IP アドレス 用途 OS Target 192.168.0.1 iSCSI ターゲット (接続先) Windows Server 2008 R2 WS08R2 192.168.0.2 iSCSI イニシエーター (接続元) Windows Server 2008 R2 以下、具体的な手順をご紹介します。   1…. Read more

Windows Server 2008 以降のクラスターのクォーラム構成について

こんにちは。日本マイクロソフトの永野です。   Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 のクラスタ (WSFC) は、 クォーラムの構成が “マジョリティなし” 以外の設定の場合、クラスタが 複数に分裂して動作する Split Brain を避けるため、クラスタの意思決定に マジョリティの考え方が導入されています。 クォーラムを有効とし、クラスタを維持するためにはクラスタを構成する各ノードと クラスタ コア リソースに含まれるディスク監視 (ノードおよびディスク マジョリティの場合)や クラスタ コア リソースに含まれるファイル共有監視 (ノードおよびファイル共有マジョリティの場合) を合計し、全体の過半数が動作している必要があります。   例えば、クラスタが 4 ノードで “ノードおよびディスク マジョリティ” の環境の場合、   (4 ノード + 1 ディスク) / 2 = 2.5 となり、過半数は、3 となりますので、この構成の場合、クラスタが動作を継続するためには、 “ノード 3 台” あるいは… Read more

フェールオーバー クラスターのハートビートについて

*1   2013/8/27  Windows Server 2008 以降の動作についての補足を追記しました。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの戸田です。 日々のサポート業務の中で、よくお問い合わせを頂く内容についてご紹介します。 今回は MSCS や WSFC でときどきお問い合わせを頂く「ハートビート」についての記事となります。新旧クラスター関連の記事で使用されている 「ハートビート (Heart beat)」 という表現について、この場を借りて一旦整理したいと思います。また、ハートビートに関する設定値についてもご紹介します。 まず、一般的にコンピューター用語のハートビートとは分散コンピューティングにおいて相手コンピュータの生存確認を行うための仕組みです。フェールオーバー クラスターの用語では、ハートビート ネットワークとハートビート パケットがあります。混同しやすいところがありますのでまずは簡単に違いを説明します。 なお、この文書内で使用するプライベート ネットワーク、パブリック ネットワークという表現は、それぞれ以下のイメージを指しています。 プライベート ネットワーク … クラスター ノード間を結ぶ Closed なネットワーク。 パブリック ネットワーク … クラスター ノード間を結び、クライアント アクセス ポイントが割り当てられたネットワーク。一般的にはネットワーク クライアントからのアクセスが可能な構成となります。 ハートビート ネットワークについて MSCS においてノードの正常性確認のための専用ネットワークを指す用語です。 クラスターを構成するノードでは随時ステータスの同期を行っており、もし同期に失敗するノードが見つかった場合には、そのノードはクラスターから切り離されます(切り離されたノードはクラスター サービスの再起動が行われ、あらためてクラスターに参加を試みます)。この同期処理のために用意する専用のプライベート ネットワークのことをハートビート ネットワークと呼びます。このハートビート ネットワークはクラスターの安定動作のために非常に重要視されており、固有の設定が必要とされています。詳細については以下の KB をご一読ください。 クラスター サーバーでのプライベート “ハートビート”… Read more