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Microsoft Japan Windows Technology Support

Windows バックアップのスケジュール作成について

こんにちは。 Windows テクノロジー サポートの服部です。

毎日のバックアップをスケジュールすることにより、Windows Server 2008 R2 を
実行するサーバーまたはコンピュータのデータ保護が可能です。
最近、 Windows Server バックアップをご利用のお客様からいただくご質問で
スケジュール バックアップを構成したいというお問い合わせが複数ございました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、バックアップ スケジュール ウィザードを使用して
バックアップ スケジュールを作成する場合、バックアップの実行頻度は” 1 日に 1 回”または
” 1 日複数回”の 2 つしか選択肢がありません。

では、その他の定期的なバックアップはどのように取得すればよいのか。その方法について
以下にご案内します。

– タスク スケジューラを使用して自動バックアップを構成する
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指定した曜日や時刻にバックアップが実行されるようにスケジュールを作成するには、タスク
スケジューラを使用して wbadmin コマンドを実行します。(これらのタスクは Windows Server
バックアップの管理コンソールには表示されません。)

Windows Server バックアップでは定期的なバックアップを補完するため、バックアップ(1 回限り)
ウィザードまたは wbadmin start backup を使用して次のことを実行できます。

・定期的なバックアップに含まれていないボリュームのバックアップ
・更新プログラムや新しい機能をインストールする場合など、システムに変更を加える前に、
  重要な項目を含むボリュームのバックアップ
・定期的にスケジュールされた項目のバックアップを、スケジュールされたバックアップが保存
  される場所とは別の場所に作成。(バックアップの保存先は別々の場所に保存することを
  お勧めします。)

以下に wbadmin start backup コマンドを使用したバックアップについて参考例 (ベアメタル
バックアップの取得例) をご案内します。

– ベアメタル バックアップの取得を wbadmin コマンドにて行う方法について
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まずは、タスクの登録にあたって、期待するバックアップを wbadmin コマンドにて行えるかどうか
ご確認いただく必要がございます。

ベアメタル バックアップを取る場合、
“wbadmin start backup -backupTarget:\\<ファイル サーバー名>\<共有フォルダ名> -allCritical -quiet”
を実行いただければ、コマンド ラインから共有フォルダへのバックアップが可能です。
ローカルのドライブを指定したい場合は backupTarget にドライブ文字を指定します。

まずは、こちらをお試しいただき、Windows Server バックアップが共有フォルダに対して
バックアップ可能であることをご確認下さい。

補足:
ユーザー名やパスワードの指定が必要であれば、
“-user:<ユーザー名> -password:<パスワード>” オプションを追加します。
後述いたします、schtasks コマンドによるタスク化を行う場合、
タスクを登録するユーザーが共有フォルダに対しての権限を持っていれば、
Wbadmin コマンド自体でのユーザー名とパスワードの指定は不要です。

参考情報:
Wbadmin start backup
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc742083(WS.10).aspx

– schtasks コマンドを用いた、Windows Server バックアップのタスク登録について
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続いてスケジュールを設定する ツールである、schtasks コマンドを使用して、
本 Windows Server バックアップのコマンドを登録する手順について、ご紹介します。

詳細は、以下の技術情報をご参照いただければ幸いです。

技術情報:
Customizing Windows Server Backup Schedule
http://blogs.technet.com/b/filecab/archive/2009/04/13/customizing-windows-server-backup-schedule.aspx

上記技術情報におきまして、サンプルとして紹介されております、
以下コマンドが参考となるかと存じます。

SCHTASKS /Create /SC WEEKLY /MO 2 /D SUN  /TN OnceInTwoWeeksFullBackup /RL HIGHEST /ST 01:00  /TR “WBADMIN START BACKUP -backupTarget:J: -allCritical -quiet  >> C:\backupLogs.txt “

※ 上記例で登録されるスケジュールとしては、毎 日曜日 (/D SUN)、
1時 (/ST 01:00)、隔週 (毎週のオプションである “/SC WEEKLY” と
修飾子 “/MO 2” オプションで隔週に変更しています) で、
最高の権限 (/RL HIGHEST) にて実行されます。
このスケジュールを “OnceInTwoWeeksFullBackup” というタスク名で登録します。

“wbadmin” コマンドの構文については、上記例の “-backupTarget:J:” を
” -backupTarget:\\FileServerName\FileShare” といった形で
共有フォルダにしていただくことで、共有フォルダにバックアップ可能です。

Schtasks コマンドのオプションの詳細については、”schtasks /create /?” の
ヘルプをご確認いただくか、以下技術情報をご参考下さい。

参考情報:
Schtasks
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc725744(WS.10).aspx

参考情報:
タスク スケジューラを使用して自動バックアップを構成する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd834883.aspx