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Sysprep 実行時にビルトイン Administrator のアカウント名を変更する方法

本記事の最新版をフォーラムにて紹介しております。
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こんにちは。Windows テクノロジー サポートの高橋です。

今回は Windows Vista 以降の OS (Windows Vista, Windows Server 2008, Windows 7, Windows Server 2008 R2) で Sysprep を実行した際にビルトイン Administrator のアカウント名を変更する方法について紹介したいと思います。

Windows では [アカウント: Administrator アカウント名の変更] ポリシーを構成することでローカル ビルトイン Administrator のアカウント名を変更することができます。ただし、この設定は Sysprep を実行すると失われてしまい、ビルトイン Administrator のアカウント名は既定の Administrator へ戻ってしまいます。

このため、ビルトイン Administrator のアカウント名を変更した状態で運用するには、 Sysprep 実行後に再度アカウント名を変更する必要があります。今回は、これを SetupComplete.cmd を利用して自動化する方法について紹介します。

SetupComplete.cmd を利用したビルトイン Administrator アカウント名の変更

SetupComplete.cmd の利用方法そのものにつきましては、以前安達が公開させていただいた以下のポストをご参照下さい。

アカウント名の変更は、Win32_UserAccount WMI クラスの Rename メソッドを利用しますが、ここではバッチ ファイルから直接呼び出すため、wmic.exe コマンドライン ユーティリティを使用します。 wmic.exe を使用してローカル ビルトイン Administrator のアカウント名を変更する場合の書式は以下の通りです。

wmic.exe UserAccount WHERE (LocalAccount=True AND Name=’Administrator’) CALL Rename <名前>

ここで、<名前> は新しいアカウント名です。 Rename メソッドの詳細につきましては、Rename Method of the Win32_UserAccount Class をご参照下さい。

以下は、”Admin” へアカウント名を変更する場合のサンプルです。

wmic.exe UserAccount WHERE (LocalAccount=True AND Name=’Administrator’) CALL Rename Admin

なお、Windows Vista および Windows 7 では Sysprep の実行に伴い、ビルトイン Administrator アカウントが無効化されてしまいます。Sysprep 実行後に再度ビルトイン Administrator アカウントを有効化するには、以下のコマンドを実行します。

NET USER Administrator /active:yes

もちろん、このコマンドも SetupComplete.cmd に記述することができます。前述のアカウント名変更と実行は前後して構いませんが、もしアカウント名変更後にアカウントを有効化する場合は、上記コマンド内の “Administrator” を変更後のアカウント名に変更する必要がある点にご注意下さい。