DPM が Windows Server 2008 上で稼働している場合に適用いただきたい修正プログラムについて

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの石井です。

本日は、DPM サーバーが Windows Server 2008 OS 上で動作している場合に適用いただきたい修正プログラムをご案内いたします。

Dynamic disks are marked as "Invalid" on a computer that is running Windows Server 2008 or Windows Vista when you bring the disks online, take the disks offline, or restart the computer if Data Protection Manager is installed

英語版 : https://support.microsoft.com/kb/962975/en-us

日本語機械翻訳版 : https://support.microsoft.com/kb/962975/ja

※ 修正プログラムは、英語版記事 “View and request hotfix downloads” のリンクよりダウンロードいただけます。

上記では、ボリューム数が 100 以上存在する Windows Server 2008 上にて、ディスクが “無効” であるとマークされてしまい、データ消失に繋がってしまうというダイナミック ディスク使用上の問題についての修正が行われています。

Windows Server 2008 上で DPM 2007 や DPM 2010 RC 版 (https://www.microsoft.com/systemcenter/dataprotectionmanager/en/us/2010beta-overview.aspx) を稼働している場合、データ ソース数が 50 個以上ある場合は、DPM サーバー上のボリューム数は 100 を超えてしまい、上記のデータ消失の危険性が伴いますので、できる限り本修正プログラムを適用いただくことをお奨めいたします。

(※ Windows Server 2008 R2 の場合は本現象は報告されておりませんので修正プログラム適用は不要です。)

上記は、OS 側の修正プログラムであるため、適用後には DPM サーバーの再起動が必要です。

参考情報 : VSS の修正プログラムの最新版 (Windows Server 2003、Windows Server 2008 両用)

以下技術情報は、VSS 関連の修正プログラムの最新版です。上記のデータ消失の問題ほど発生事例が多くは無く、緊急度は高くありませんので、すぐに適用が必要というわけではありません。

しかしながら、保護対象や DPM サーバーにおいて、何らかの VSS 関連のエラーが発生し、DPM からのバックアップが失敗していると判断できる場合には、本累積的な VSS の修正プログラムを適用いただいくことで、現象が改善するかご確認いただくことが有効です。(Windows Server 2003 SP2 や、Windows Server 2008 SP1、SP2 用がございます。VSS エラーは保護対象上で発生することもありますので、問題発生の際には DPM サーバーだけでなく、保護対象においても適用を推奨いたします。)

A parallel backup operation may fail when the operation is performed by Volume Shadow Copy Service (VSS)

英語版 : https://support.microsoft.com/kb/975928/en-us

日本語機械翻訳版 : https://support.microsoft.com/kb/975928/ja

補足 :

現時点で DPM サーバーに適用いただくことを推奨している修正プログラムは、以下の弊社技術情報にてご紹介させていただいております。 (前回のブログでお知らせした、DPM 2007 の 10 月のロールアップ パッケージと、上記の KB 962975 が紹介されております。)

Recommended hotfixes for Microsoft Data Protection Manager 2007 systems

英語版 : https://support.microsoft.com/kb/961659/en-us

日本語機械翻訳版 : https://support.microsoft.com/kb/961659/ja