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SCVMM ゲスト OS の「CPU の種類」設定について

こんにちは。


Windows テクノロジー サポートの大羽です。


 


今回は SCVMM の設定について、一点補足説明をさせていただきます。


 


SCVMM 上でゲスト OS を作成する際のハードウェア プロファイルでプロセッサ設定欄に以下のようなCPU の種類」という項目があります。


 



 


この「CPU の種類」の定義が分かりにくいため、お客様よりお問い合わせをいただくことがあります。


 


実際、ヘルプなどの説明では理解しづらいため、今回はそのあたりの説明をしたいと思います。


 


通常、ゲスト OS を作成するためのウイザード上で「CPU の種類」というキーワードが出てきますと、ゲスト OS の仮想プロセッサを想像するかと思います。


 


上のスナップショットにありますように「Pentium 4」「Xeon」という具体的な設定項目もあるため、一見ゲスト OS の仮想プロセッサを選択できるように見えます。


 


しかし、この設定箇所ではゲスト OS 自体にはなんら影響しません。


 


結論から申し上げますと、このCPU の種類」ではゲスト OS を他のホストに移行する際の「ホスト評価」で利用される値という以外の意味を持ちません。


 


SCVMM では Hyper-V ホストなどの複数の仮想環境をホスト管理することが可能となっており、そのホスト間をシームレスにゲスト OS を移行できるというのが製品のセールス ポイントでもあります。


 


その移行の際に適切な移行先ホストを選択する手助けとなる ホストの評価という指標があります。


 


具体的には、ホストの移行を実施いただく際に、★印によって示される指標になりますが、CPU の使用率、空きメモリなどの評価から計算され、ゲスト OS を配置するのに適切なホストに対しては「★★★★☆」といった形で示されます。


※★が多いほど、適しているという評価になります。


 


How Virtual Machine Manager Rates Hosts


http://technet.microsoft.com/en-us/library/dd250807.aspx


 


以下の画面ですと、yasuhito1 というホストが移行先として一番適している「ホストの評価」となっています。


 



 


その際、ゲスト OS 毎に微調整を行いたい場合は、ゲスト OS 上の “CPU の種類を設定いただくことで、スターレートが +0.5-0.5 といったレベルで調整が可能です。


 


残念ながら具体的な計算式については公開されていないので、それぞれの環境で色々と試してみてください。


※ちなみにテストした限りでは、あまり大きな変化は見られなかったです。


   ですので、やはり微調整という位置付けですね。


 


具体的なシナリオとしては、まだ用意させていただいておりませんが、ゲスト OS を物理環境に配置した場合に、どの程度のハード スペックで動作するのか、といった観点で設定をいただければ、より適切なホストの評価が実現いただけると思われます。


 


あくまで補助的な役割ですし、最終的には手動選択となりますので、参考程度とお考えください。


 


ご参考


SCVMM “Processor” setting


http://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/virtualmachingmgrhyperv/thread/3bcf0ec1-68d5-4b4a-b0a1-89309d9c2f88